商用利用可多数! Premiere Proで使える無料のプリセット・テンプレート素材サイト

Premiere Proで動画編集を行う際、エフェクトやテンプレートなどを使用することもよくあります。編集時間が大幅に短縮されて便利です。

問題は、エフェクトやテンプレートなどを探すのに時間がかかること。
プリセットやテンプレートのパック素材を購入してしまう手もありますが、結構お値段。。動画編集のお仕事を目指していても、最初は無料もしくはお手頃価格だと嬉しいですよね。
今回は、無料&商用利用可能な、Premiere Pro素材を提供しているサイト紹介します。

Premiere Proエフェクト&テンプレート素材サイト

Premiere Proでの動画編集をスムーズにしてくれる素材には沢山の種類があります。
エフェクトプリセット、エフェクト素材(オーバーレイで使うmp4ファイルなど)、Luts・カラープリセット類、タイトルやコールアウトなどのモーショングラフィックステンプレート、シェイプアニメーション etc...。

こうした素材を、作りたい動画に合わせて使用するわけですが、あてもなく1から探すのはけっこう大変。時間もかかります。色々な素材を扱っているサイトをいくつか知っていると、素材探しの時間短縮・労力緩和に繋がります。

なお、トランジションを筆頭としたエフェクトプリセット、モーショングラフィックステンプレートなどPremiere Proで使える編集用素材とその使い方は、以下の記事で紹介しています。

何を追加すれば良いかわからない、とりあえず使ってみたいという方は、6ジャンル100種類以上のプリセットやモーショングラフィックステンプレートが使える無料プラグイン『Premiere Composer』がオススメ!

まずチェックしたい5つのPremiere Proエフェクト&テンプレート素材サイト

Premiere Proのエフェクト・プリセットやテンプレートを探す際に、まずチェックしたいサイトを紹介します。ストックサービスなどに馴染みがなく「英語サイトは不安」「どこを見たら良いかわからない」という方は、まず下記5サイトを確認してみてください。

5つのサイトは、下記の2点を考慮して選出しました。

  • 使い勝手の良いプリセットやテンプレートがある
  • 無料素材があり、商用利用可能(ライセンス / 利用規約が明確である)

1.mixkit

URL https://mixkit.co/
会員登録 不要
商用利用 可能
日本語 非対応
ライセンス クリックで開く

Mixkit(ミックスキット)は、掲載されているすべてのコンテンツが無料、商用ライセンス付きでダウンロードできる動画素材サイト。映像素材から、音響、Premiere ProやAfter Effectsのテンプレートまで揃っています。

会員登録なしで素材ダウンロードできるのも嬉しいポイント。
ライセンスもはっきりしていますし、探しやすいので「素材サイトを初めて使う」という方にもお勧めです。もちろん、仕事で使えるクオリティのテンプレートやもあります。

オープナー、トランジション、タイトル、ローワーサードなどカテゴリー分けされているので、欲しい素材も探しやすいでしょう。提供されている素材・テンプレートも豊富。

シンプルで使い勝手が良さそうな、テキスト系(タイトルやコールアウトなど)のモーショングラフィックステンプレートも豊富にあります。

Solid Heading Call Out

Spin And Twist Title Block

2.Motion Array

URL https://motionarray.com/
会員登録 必要
商用利用 可能
※稀に「Not for commercial use(商用利用不可)」表記あり
日本語 非対応
ライセンス クリックで開く

Motion Array(モーションアレイ)は、動画や写真、音楽&効果音、モーショングラフィックス、テンプレート、プリセットなど様々な素材が揃っているストックフッテージサービスです。Adobe Exchange Partnerでもありますので、安心感もありますね。

会員登録は必要ですが、無料で使えるクオリティの高いPremiere Pro素材も多くあります。下記動画はMotion Array公式チャンネルによる、Premiere Pro無料プリセット&テンプレートのデモンストレーションです。

無料素材は、サイドバーのFree Assetsにチェックを入れると絞り込めます。
タイトルの横に「Free」表示もあるのでわかりやすいですね。

無料素材は限られていますが、インク風トランジションテンプレートや、グリッチ感のあるクールなデストラクションエフェクトのプリセットもあります。
テンプレートやプリセットは、構成を見ることで勉強にもなります。

5 Free Ink Transitions

Free Premiere Pro Presets

LUTsもおしゃれですね。

なお、Motion Arrayで提供されている素材はFreeかそれ以外か。
素材単体での販売は行われておらず、有料会員になるとサイト内にあるすべての素材が無制限でダウンロードできる仕組みです。

Motion Arrayは年間プランで249.99ドル(1ヶ月あたり20.83ドル)。
この価格で4K素材、効果音、プリセット類、テンプレートに使用されてる楽曲などなど使い放題はかなりお得ですね。複数のサイトで延々と素材探しするのが嫌、という方は有料プランも良いでしょう。

3.MotionElements

URL https://www.motionelements.com/ja/
会員登録 必要
商用利用 可能
※ダウンロードページを確認
日本語 対応
ライセンス クリックで開く

MotionElements(モーションエレメンツ)は動画クリエーターの素材マーケットで、動画編集に必要な素材やフッテージなどが取り扱われています。Motion Arrayと比較されることが多いサイトですが、MotionElementsは日本事務所があり、サイトの日本語対応・日本語でのカスタマーサポートが受けられる点が大きな特徴。

無料素材も毎週更新されており、無料アカウントを作成することでダウンロードが可能。検索から「無料」で絞り込みもかけられます。

下記のようなシンプルなローワーサードは、使い勝手が良さそうですね。
各素材ページでは、実際のアニメーションも確認できます。

Modern Lower Thirds モーショングラフィックステンプレート

また、有料素材は単品での販売のほか、一ヶ月あたり2,150円(※年払い25,800円)のサブスクリプション契約で“定額制プラン素材”の無制限ダウンロードも可能。目的や素材の利用頻度に合わせた使い方ができます。

4.Shutterstockブログ

URL https://www.shutterstock.com/ja/blog/
会員登録 不要
商用利用 可能
※ダウンロードページを確認
日本語 対応
ライセンス クリックで開く

世界有数のストックフォトサービスである、Shutterstock。
ブログでは制作者向けのデザインやビジネスに関する記事や、無料素材が公開されています。クリエイティブトレンドなどの記事も参考になりますし、無料素材も毎週更新されているので、定期的にチェックしたいサイトです。

無料ダウンロードで更新される素材は、クリップアートからLuts、効果音まで様々。後ほど紹介するShutterstock系列サイトの、Premium BeatやRocketstockにて提供されている無料素材も紹介されています。

例えば、下記のページではPremiumBeatのモーショングラフィックステンプレートがダウンロードでき、更に日本語で使い方の解説もされています。
https://www.shutterstock.com/ja/blog/free-motion-graphics-templates-for-premiere-pro

【見本】

こちらは動画の上に配置すると、フィルムグレインテクスチャを加えられる素材。タイムラインに配置するだけで、雰囲気のある仕上がりになります。
描画モードをオーバーレイにするなど、日本語での使い方解説もあります。
https://www.shutterstock.com/ja/blog/how-to-use-free-film-grain-overlays

【見本】

5.Video Milkshake

URL https://www.videomilkshake.com/
会員登録 不要
商用利用 可能
※通常ライセンスは制作費と広告費の合計が100万ドル以内のプロジェクトまで
日本語 非対応
ライセンス クリックで開く

Video MilkshakeはAustin Newmanさんが運営されている、プリセット等の販売が主体のサイト。下記『AUSTIN FREEBIE』というページで、いくつか無料のプリセットファイルやテンプレートファイルを公開されています。
数は多くありませんが、良い意味でクセのない、汎用性の高いものが多いです。
https://www.videomilkshake.com/pages/austinnewmanpresets

それぞれのサムネイルをクリックすると、いきなりダウンロードがはじますので、エフェクトの見本・使い方は公式のYou Tubeで確認しましょう。

その他、無料で使えるPremiere Pro素材

上でご紹介した5サイトに比べると、無料素材数や汎用性ではやや劣るものの、無料で使用できるPremiere Pro素材はまだまだあります。
以下では、比較的種類が豊富で使いやすいサイトをご紹介します。

商用利用可能なエフェクトやテンプレートがあるサイト

Adobe Stock

URL https://stock.adobe.com/jp/
会員登録 必要(Adobe ID)
商用利用 可能
※通常ライセンスは予想される閲覧者数が500,000人未満まで
日本語 対応
ライセンス クリックで開く

Adobe StockはAdobe社が運営するストック素材サイト。
日本語対応もバッチリですし、Adobe公式なので安心感も高いです。

利用にはAdobe IDが必要ですが、これはAdobe Creative Cloudなどでも使っている共通のもの。ほとんどの方は、改めて登録する必要はありません。Adobe Creative Cloudライブラリと連携して、素材探しや管理・利用が出来るのもAdobe Stockのメリットと言えます。

Adobe Stockで取り扱っているのは有料素材が主体。一部、無料で提供されている素材もあり、上部ナビゲーションの「無料素材」から確認できます。

Rocketstock&PremiumBeat

URL https://www.rocketstock.com/
会員登録 不要
商用利用 可能
※ダウンロードページを確認
日本語 対応
ライセンス クリックで開く
URL https://www.premiumbeat.com/blog/
会員登録 不要
商用利用 可能
※ダウンロードページを確認
日本語 対応
ライセンス 無料素材は各DLページに掲載

RocketstockとPremiumBeatは、共にShutterstock系列のサイト。 Rocketstockは映像素材とAfterEffectsテンプレート、PremiumBeatはオーディオ素材を中心に取り扱っています。

どちらのサイトにも、Premiere Proで使える無料素材が公開されています。
ものによってはShutterstockブログ(日本語版)で紹介されていてダウンロードもできますが、あまさず、タイムリー確認したい場合は各サイトを訪問したほうが確実ですね。

Rocketstockでは、FREEBIESに無料素材があります。

After Effects主体ですが、Premiere Proで使えるものもチラホラ。

例えば、ライトリーク(オーバーレイエフェクト)は、サイトで公開されている見本のようにトランジションと組み合わせて使うとかっこいいですね。

https://www.rocketstock.com/free-after-effects-templates/13-free-4k-light-leaks/

PremiumBeat(BLOG)の方は、FREE DOWNLOADSが無料素材。
キッズ向けの動画などに使えそうなトランジション『15 FREE Textured Transitions for Premiere Pro』など、手書き風・ポップな印象の素材がよく取り上げられています。
https://www.premiumbeat.com/blog/free-textured-transitions-for-premiere-pro/

【見本】

商用利用にこだわらず、無料を求めるなら

素材サイトのような大きなプラットフォームではなく、小規模・個人Webサイトで公開されているPremiere Proのエフェクトプリセットやテンプレートもあります。

素材によって、ライセンス表記がなく商用利用には不安があるもの、個人利用のみ無料で使用できるものなどもあります。商用利用が目的でない場合は、さらにたくさんの便利なPremiere Proテンプレートを使用できます。
個人動画の編集や、Premiere Proの練習用に使ってみても良いでしょう。

Cinecom

URL https://www.cinecom.net/
会員登録 必要
商用利用 無料版は不可
日本語 非対応
ライセンス クリックで開く

Cinecomは映画製作や動画編集のチュートリアルが中心の、オンラインスクールサイト。サイト内で「Video Packs」はPremiere ProやAfter Effectsで利用できるビデオアセット、プリセット、テンプレートの提供も行われています。

素材は個人使用は無料(CC BY-NC-SA 4.0)、商用利用する場合はライセンス購入が必要です。商用目的で利用しない限り、大半のテンプレートやプリセットは無料で利用できます。
商用ライセンスが9ドル、というお手頃価格のものも多いです。最初に無料ダウンロードして仕事で“使える素材”かを試してみて、良ければ購入することも出来るので良心的ですね。

PremiereProCC.com

URL https://premiereprocc.com/
会員登録 不要
商用利用 可能/一部不明
日本語 非対応
ライセンス 各DLページに掲載
※ライセンス記載の無いページもあり

Shivesh Royという方が、After EffectsとPremiere Proのチュートリアル・素材提供を行っているサイト。Youtubeチャンネル「RoyVFX」(https://www.youtube.com/c/RoyVFX)も運営されています。

素材はページ下部「Download」ボタンをクリックして、GoogleドライブもしくはMediafireからダウンロードします。ライセンス情報も各素材ページ内に記載されています。
License Info:という見出し部分で確認できます。

URL:https://premiereprocc.com/10-free-modern-and-clean-premiere-pro-title-templates/

ただしライセンスは書式が確定しておらず、上記ページのように“商用目的での使用が可能である”と書かれているページもあれば、何も触れられていないページもあります。
不安なものは個人利用に留めるのが無難でしょう。

Film Crux

URL https://www.filmcrux.com/free-stuff
会員登録 メルマガ購読が必要
商用利用 不明
日本語 非対応
ライセンス 不明

Film Cruxは映画製作とマーケティングを行っている企業のようです。
サウンドエフェクトやミュージックバンドル、Premiere Pro用のエフェクトプリセットやLutsなどの提供・販売も行われています。
無料素材は、上部メニューの「FREE STUFF」から確認できます。

YouTubeで検索するのもオススメ

上記でご紹介した以外にも、無料で使えるAdobe Premiere ProやAfter Effectsのテンプレートなどの素材は沢山あります。

Googleで検索して探すことも出来ますが、同じサイト/素材ばかりが出てくることも結構あります。そんなときは、YouTubeで検索してみるのもオススメです。

【検索ワード例】

  • Premiere Pro 無料 テンプレート
  • Premiere Pro 無料 トランジション
  • Premiere Pro 無料 エフェクト
  • Premiere Pro Templates Free
  • premiere pro free titles

上で紹介したRocketstockやRoyVFXなど、無料のPremierePro素材(テンプレート、プリセット、エフェクト等)の提供元では、自社チャンネルにてYouTubeに素材のデモや使い方チュートリアルを公開されています。

YouTubeならサムネイルもあり、Google検索上位になっていない・まとめサイトでまだ紹介されていない最新の素材も発見しやすいですよ。

※ライセンス記載がない素材もあります。
お仕事で使用する場合は、特にライセンスの確認を行ってください。

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