After Effects操作画面の把握と初期設定

After Effectsの操作画面

After Effectsでは、以下のような画面で制作・編集作業を行っていきます。
初めて使用される方は、大まかな役割と呼び名を覚えておきましょう。

ワークスペース

After Effectsには“ワークスペース”と呼ばれる、画面内の配置をカスタマイズできる仕組みがあります。操作画面、動画編集作業をする画面自体をワークスペースと呼ぶこともあります。

After Effectsでは予め「この配置が作業に便利じゃない?」というワークスペースのレイアウト(ワークスペースプリセット)も用意されています。ワークスペースプリセットは、ウィンドウ > ワークスペースから確認・切り替えができます。

画面を構成するメニューとパネル

デフォルトのワークスペースでは、作業画面は大きく6つのグループに区切られています。
まずは、大まかに各グループの役割を理解しましょう。

1.メニューバー

アプリケーションウィンドウ(操作画面)の一番上にある、ファイル、編集...と並んでいる部分をメニューバーと言います。WindowsとMacとで少し違いがありますが、それぞれのメニュー項目はほぼ同じですね。

メニューバーでは、それぞれ表示されている項目ごとに、動画制作するときに使う機能を選択・使用できます。大体の操作はメニューバーから行なえますが、効率が悪いので慣れている方ほどショートカットキーや後記の“パネル”を使うことが多いです。

2.ツールパネル(ツールバー)

ツールパネルでは文字やシェイプを入力したり、映像の位置を操作したり、オブジェクトを選択したりするためのツールがまとめられています。

選択ツールや手のひら、拡大縮小などお馴染みのツールもありますね。
“パペットピンツール”などAfter Effects特有のツールもあります。

3.プロジェクトパネル

「プロジェクト 」と表示されているプロジェクトパネルは、読み込んだ素材データやコンポジションなど、プロジェクトで使われている素材の管理や整理を行います。

上部が素材のプレビューと詳細、下部がプロジェクトで使っている素材の一覧です。

右クリックメニューから、新規コンポジションの追加や、素材の読み込みなどが行なえます。

4.コンポジションパネル

操作画面の中央にあるのが、コンポジションパネルです。
動画のデザインやレイアウト制作も、制作している動画もプレビュー再生も、このパネル上で行います。
動画版のアードボードもしくはカンパスですね。

【コンポジションの背景色について】

コンポジションの背景色は、デフォルトだと黒になっています。
これは、コンポジション設定の一番下で、背景色として指定した色が反映されています。

こちらの背景色を変更すると、別の色に変えることが出来ます。
また、透過されたアイテムなどの確認には、プレビュー下にある“透明グリッド”を有効にすると便利です。

5.タイムラインパネル

画面下の方にはタイムラインパネルがあります。

タイムラインパネルは、レイヤーとタイムラインの2パーツに大きく分かれています。

左側はレイヤー、表示されているコンポジション内で使う素材やテキストなどが表示され、それぞれに効果(エフェクト)などを設定することが出来ます。Photoshopなどと同じく、上にあるレイヤーのほうが前面に表示されます。

右側のタイムラインは、左から右に向かって時間の経過を示しています。
レイヤーごとに時間軸にキーフレームを打ち、変化を付けていくことができます。

6.その他

コンポジションの右横には、いくつかのパネルがまとめて収納されています。
エフェクトや文字、段落など、それぞれ見出しの機能に関わるパネルです。


ウィンドウメニューの中からパネルを選択・表示できます。
作業していてパネルが行方不明になった、チュートリアルに登場するパネルがない……なんて時は、まずウィンドウを確認しましょう。

パネルは表示/非表示や移動も可能

各パネルの上部には、パネル名 + メニューアイコン()の表示があります。
メニューをクリックする「パネルを閉じる」などの項目が表示されます(内容はパネルによって異なります)。

パネル名あたりをドラッグすると、各パネルの配置を変更することも可能です。

After Effectsを使っていると、よく使うパネルが出てきたり、このパネルはこっち側に表示させたいなどと思うタイミングもあるでしょう。その際には、ご自身が使いやすいように、ワークスペースをカスタマイズしてください。

After Effectsの環境設定

環境設定とは

環境設定は、After Effects自体の設定を行う部分です。
制作する動画ではなく、After Effectsの挙動そのものに関する内容が主です。

これからAfter Effectsで作業していくと、以下のような問題が起こることがあります。

  • After Effectsの挙動が重い
  • 他のアプリケーションも重い
  • After Effectsが強制終了する
  • アニメーションに変な補正が入る

こうした事が起こりにくくするために、After Effectsの環境設定でチェックしておきたい点を確認しておきましょう。

環境設定で最初に見たい4項目

1.メディア&ディスクキャッシュ

macの方はAfter Effectsメニューから、設定もしくは環境設定を探してください。

windowsの場合は、編集メニューから環境設定を開きます。
子メニューから、メディア&ディスクキャッシュを選択。

こちらはAfter Effectsでの作業でできる、一時保存データの設定です。
設定や操作が必要なのは、上部にあるディスクキャッシュの項目。

①フォルダーを選択
デスクキャッシュの置き場所を設定します。
結構な容量を使いますので、容量に余裕のある内蔵ハードディスクや外付けがあれば変更しておくと良いでしょう。

②ディスクキャッシュを空にする
今までに蓄積したキャッシュを削除します。
基本的には、1つのプロジェクトの作成前、もしくは完成後、など区切りの良いところで使います。ファイル容量が逼迫している時に使っても大丈夫です。

2.自動保存の設定

環境設定左側のメニューから、自動保存を開きます。
こちらはAfter Effectsが定期的にプロジェクトを自動で保存するかの設定です。After Effectsが固まって強制終了した、突然PCが落ちたなどの時に役立ちます。

基本的に、最初はデフォルトのままでOK。
After Effectsを使いながら、ご自身の作業スペースやパソコンに合わせて調整してください。

例えば、作業ペースが早い方なら20分より短くして、最大数も多くしておくと良いでしょう。
自動保存のたびにAfter Effectsの動きが悪くなる(固まる)場合は、間隔の時間を長めにして、自分のタイミングでこまめに上書き保存した方が良い場合もあります。

3.一般設定(空間補正、アンカーポイント)

次に、一番上の一般設定。
赤い線で囲った2つの項目に、チェックを入れておくと良いです。

初期設定の空間補完法にリニアを使用にチェックが入っていない場合、キーフレーム間の動きがベジェ曲線になります。自動的に滑らかにはなりますが、無駄に時間がかかったり、思ったような動きにならなかったりします。

アンカーポイントを新しいシェイプレイヤーの中央に配置にチェックが入っていない場合、アンカーポイントはコンポジションの中心に作られます。ショートカットキーで自分で設定する、という方は、チェックがない状態でもOK。

4.メモリの割当

メモリとパフォーマンスでは、パソコンのメモリをどれだけAfterEffectsが使って良いか設定できます(※よくわからない方は、初期状態のままでも問題ありません)

赤線で囲った「他のアプリケーション用に…」の値が打ち替えられます。
AfterEffects(と下に表示されているアイコンのAdobe製品)での制作時、他ソフトをほとんど使わない場合は“他のアプリケーション用に確保するRAM”の値を減らすとAfter Effectsの動きが良くなります。ブラウザなどが重くなる場合は、反対に値を大きくすると良いでしょう。

ショートカットキーの確認

After Effectsではキーボードから操作ができるよう、沢山のショートカットが用意されています。

ただ、使用されているキーボードによって、公式サイトやチュートリアルなどで「これ」と言われているものと別のキーが割り当てられている場合があります。今すぐ何か変更をする必要はありませんが、ショートカットキーを使っても反応しない、なんてときは以下から確認してみてください。

編集 > キーボードショートカット

こちらではキーボドショートカットの確認だけではなく、自分でショートカットを割り当てることも出来ます。

デフォルトの設定、ショートカットの割り当て方法は、Adobe公式のAfter Effectsユーザーガイドをご確認ください。

After Effects のプリセットおよびカスタマイズ可能なキーボードショートカット
https://helpx.adobe.com/jp/after-effects/using/keyboard-shortcuts-reference.html

これでAfter Effectsでの動画編集・制作を始めるための準備は完了です。

実習

After Effectsの環境設定を開いて、一般設定から以下2つにチェックを入れてください。

  • 初期設定の空間補正法にリニアを使用
  • アンカーポイントを新しいシェイプレイヤーの中央に配置

また、メディア&ディスクキャッシュからご自身のディスクキャッシュの保管場所を確認しておきましょう。
必要に応じて、容量に余裕のある場所に変更してください。

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