After Effectsの「プロジェクト」と「コンポジション」を知る

プロジェクトとは

After Effectsでは「プロジェクト」と呼ばれるファイルを使い、動画の制作を行います。

After Effectsプロジェクトファイルでは、制作している動画に使う素材や要素、編集データなど全ての情報が管理されています。
PremiereProで使うprproj形式ファイルやIllustratorのaiファイル、Microsoft Wordの.docxファイルなどと同じようなものです。

After Effectsプロジェクトのファイル形式(拡張子)はAfter Effect Projectの頭文字を取って.aepまたは.aepx。

映像・動画制作ファイルの整理について

After Effectsで動画制作を行うと、After Effectsがプロジェクトファイルの階層にフォルダを生成することがあります。
何も考えずにドキュメントフォルダなどに保存してしまうと、ファイル/フォルダが混沌としてしまいます。

また、納品などプロジェクトファイルを他人に渡す際は、使用素材もまとめる必要がありますね。
抜けがあると、リンク切れでプロジェクトファイルが上手く開けなくなってしまいます。

ですので、After EffectsやPremiere Proを使って映像を制作する際は、作る動画ごとにフォルダを用意して整理することが多いです。
決まりはありませんが、フォルダ内は用途別で更に階層化する方が多いです。

上図は大きく3つに分けたもの、下図のは大きく5つに分けた場合の例。
必要な素材が多い映像・長尺映像を作る場合は、細かくフォルダ分けしたほうがわかりやすいでしょう。

素材フォルダの中で更に「Asset」「Sound」「Video」など、ファイルの種類ごとにフォルダ分けする事も多いです。

個人で制作する場合は、フォルダ名も分け方も自由。
いくつか動画を作っていくと使いやすいフォルダ整理の方法が見えてきますから、自分なりのルールを決めると良いでしょう。

プロジェクト作成・保存方法

1.フォルダを作る

After Effectsの操作を試したり、練習するためのプロジェクトを入れるフォルダを作ります。

解説では下図のような構成のフォルダを使っています。
フォルダの分け方、名前はお好きに設定していただいて構いません。

2.プロジェクトを新規作成する

では、After Effectsを開いてみましょう。

最初に下図のような「After Effectsへようこそ」というウィンドウが表示されます。
新規プロジェクトをクリックしてください。

特に何の案内もなく、動画制作画面(操作画面)が表示されます。

3.プロジェクトを保存する

新規プロジェクト作成後は、まずプロジェクトファイルに名前をつけて保存します。
ファイルメニューの“別名で保存”、もしくはショートカットキーで保存します。

ショートカットキー

  • Windows:Ctrl + Shift + S
  • Mac:Command + Shift + S

作ったフォルダの中に、わかりやすい名前をつけてプロジェクトファイルを保存します。

4.プロジェクトを閉じる

After Effectsでプロジェクトファイルは一つしか開けません。
プロジェクトを閉じて別のファイルを開きたい時は、ファイルメニューから“プロジェクトを閉じる”を選択してください。

After Effectsを終了したい時は、ファイルメニューの一番下にある“終了”もしくはウィンドウ右上にある×アイコンで普通に閉じてOK。

5.プロジェクトを開く

After Effectsのホーム画面、もしくはファイルメニューの“プロジェクトを開く”から開きたいプロジェクトファイル(.aep/.aepxファイル)を選択します。

ホーム画面の右側には「最近使用したもの」という一覧もあります。
直近の編集したプロジェクトを開く場合は、こちらから選択すると楽ですね。

コンポジションとは

After Effectsでは動画の制作・編集作業に使う作業用の空間をコンポジションと呼びます。
動画制作の条件(解像度やフレームレート)もコンポジションで設定されています。

ちなみに、コンポジションは箱、プロジェクトはコンポジション(箱)を並べるための作業台や机と表現されます。
Illustratorのドキュメントとアートボード、Excelのブックとシートなんかをイメージすると分かりやすいかもしれません。

After Effectsでは、コンポジションを作成しないと動画制作・編集ができません。
いきなりコンポジションの概念や設定を100%理解しようとすると、肝心の制作に着手できないわけです。
ですので、最初は大まかなイメージで大丈夫。設定もオーソドックスなものを使って試していきましょう。

コンポジションの作成と設定

コンポジションの作成方法はいくつかあります。

  • メニューバーのコンポジションから新規作成
  • プロジェクトパネルから作成
  • コンポシションパネルから作成
  • ショートカットキーで作成(Windows:Ctrl + N / Mac:Command + N

今回は最初のコンポジションなので、コンポジションウィンドウの“新規コンポジション”が分かりやすいですね。
クリックしてみましょう。

下図のような、コンポジション設定ウィンドウが出てきます。

ここで解像度の設定やフレームレートなど詳しい設定ができます。
が、コンポジションの設定はあとから変更することもできます。

特にこだわりがない場合は、最初は初期状態のまま「OK」をクリックで問題ありません。

このように、コンポ1(作成したコンポジションの名前)が表示されたら作成完了です。
これでAfter Effectsを使って動画編集ができるようになりました。

あとからコンポジションの設定を変更する場合

上部メニューのコンポジション > コンポジション設定から変更できます。

プロジェクトパネルにあるコンポジションを右クリックでも設定や名前の変更が可能です。

複雑な動画を作ると、コンポジションを複数個使うことも多々あります。
実際に制作する時は、何のためのコンポジションか分かるように名前をつけると良いですね。

実習

After Effectsを起動して、プロジェクトとコンポジションを作成してみましょう。

  • プロジェクトフォルダの階層構造、ファイル名は自由に設定して頂いて構いません。
  • コンポジションはデフォルト設定のままで作成してください。

レッスンと一緒にAfter Effectsの操作をされている方は、同じプロジェクト内にコンポジションだけ作成してもOK。
これは、プロジェクトファイルごと分けてしまうと、切り替えが面倒なためです。

プロジェクトパネルから以下のように、フォルダを作って整理することも出来ます。
コンポジションに名前をつけたり、フォルダを作ったり、ご自身で分かりやすいように整理してください。

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