本チャプターではGoogle Adsenseの詳細設定・確認方法をご紹介しています。
解説の内容をご自身のサイトで全て実践する必要はありません。
自動広告を挿入した時点で最低限の設定は出来ています。ご自身のサイト・目標に合わせて必要な部分だけ取り入れたり、アレンジしてご利用下さい。
- ページ毎の収益確認について
- 【A】AdsenseのURLチャネルを使う
- -1.URLチャネル登録
- -2.レポートを確認
- 【B】Google Analyticsと連携する
- -1.Adsenseとリンクする
- -2.分析結果を確認する
ページ毎の収益確認について
Adsenseの管理画面トップでは収益を確認できるものの、アカウント全体もしくはサイトごとにまとまった金額しか表示されません。どのページが収益を出しているのかを確認したい場合は、設定を行う必要があります。
ページ毎収益を確認するための方法は2つあります。
- A:AdsenseのURLチャネルを使う
- B:Google Analyticsを使う
設定するのはどちらか1つでOK。 Analyticsは慣れるまでは見にくいですが、Adsense管理画面よりも詳細で、新しいページ公開時の手間もかからないので【B】Google Analyticsを使う方法がおすすめです。
【A】AdsenseのURLチャネルを使う
Adsenseの管理画面では、URLチャネルという機能を使用することでページ(URL) 毎の収益を確認することが出来るようになります。
ただし、サイト内のページURLを全て自分で登録しなくてはいけません。 新しい記事を公開したら、手動でそのURLを追加登録していく形になります。 また、登録できるのは500URLまでと制限もあります。
ですので、Adsense掲載を行ったもののまだページ数が少ない場合や、 PV数の多いURLのみ集中的にチェックしたい場合に使用することが多いです。
1.URLチャネルを登録
Google AdSenseの管理画面にログインし、レポートを開きます。
右上に表示されている歯車のアイコンをクリック。 表示されるメニューから「URLチャネルを管理」を選択します。
↓
URLチャネルを管理しましょう、という画面が開きます。 チャネルを追加ボタンをクリック。
チャネル追加画面が表示されます。 赤線で囲ったフォームにトラッキングしたいURLを全て入力し、保存して下さい。
↓
URLチャネルの入欄に入力したURLが反映されていればOKです。
※このURLチャネル登録は、新しいページを公開した都度行う必要があります。
●補足
ページのURLはXMLサイトマップ(https://●●●/sitemap.xml
)を開くと、一覧が確認できます。CSV形式でダウンロード出来るプラグインを使用すると、コピー&ペーストで一気にサイト内全ページのURL貼り付けもできます。
手間を省きたい方は調べてみて下さい。
2.レポートを確認
登録したURLの個別情報は、URLチャネルの管理画面からレポートアイコンをクリックで見ることが出来ます。
↓
ですが、この画面だと選択したページのみの情報。
それぞれのページがどのくらい収益を上げているか、 もっとも収益を出しているページはどれか を確認したい場合は、レポートのメニューから「URLチャネル」を選びます。
登録しているURLチャネル一覧が表示されます。 収益の多い順、PVの多い順などに並び替えることも出来ます。
【B】Google AnalyticsとAdsenseを連携する
Google Adsenseの管理画面からページ別の収益確認をしようと思うと、上記のように記事を公開するたびにAdSense管理画面を開いてURLを登録しなくてはいけません。大変ですよね。
Google AnalyticsとAdsenseを連携する方法では、URL毎の登録は不要です。 記事を沢山書いていこうと思っている方はこちらの方法が圧倒的におすすめです。
1.AnalyticsをAdsenseとリンクする
Google Analytics アカウントにログインして下さい。 プロパティをGA4から、旧式(ユニバーサルアナリティクス)に切り替えます。
左メニューから、 行動 > パブリッシャー(サイト運営者となっている場合も有) > 概要 をクリックして開きます。
AdSenseをリンクすることができますよ、という表示になっていますね。 設定をクリックして、管理のページから「AdSenseのリンク設定」を開きます。
↓ 自動でページが切り替わります
リンク設定画面が開きました。 コンテンツ向けAdSenseにチェックをいれて、「続行」ボタンをクリックします。
②リンクの設定に移ります。 「0個のビューが選択済み」となっている箇所をクリックし、 「すべてのウェブサイトのデータ」にチェックを入れます。
プルダウンが「1個のビューが選択済み」に変わったら、リンクを有効化ボタンをクリック。
設定項目の下に「次のステップ」が表示され、 完了ボタンをクリックで下図のような画面に遷移すればリンク設定は完了です。
↓
「次のステップ」の下にも
AdSense リンクのデータが表示されるまでには、24 時間ほどかかる場合があります。
と書かれているように、反映までは少し時間がかかります。 後日、計測画面を確認してみましょう。
2.分析結果を確認する
Google Analytics の旧式(ユニバーサルアナリティクス)プロパティから、 左メニューの行動 > パブリッシャー > 概要 をクリックして開きます。
リンク前は「設定して下さい」という画面でしたが、 リンクされると計測結果の概要画面が表示されるようになります。
オレンジの線で囲ったページ(URL)をクリックすると、そのページのみの計測結果が表示されます。確認できる指標(項目)は下記のとおりです。
- パブリッシャーのインプレッション数
- パブリッシャーのマッチ率
- パブリッシャーの収益化ページビュー数
- パブリッシャーのインプレッション数 / セッション
- パブリッシャーの視認範囲のインプレッション率
- パブリッシャーのクリック数
- パブリッシャーのクリック率
- パブリッシャーの収益
- パブリッシャーの収益/ 1000 セッション *パブリッシャーの eCPM
※それぞれの指標が何を示すかについては Google アド マネージャーのレポート - アナリティクス ヘルプ をご確認下さい。
このビューから、 広告表示が多いページ 収益が多いページ クリック単価が高いページ などが分かります。
基本的にAdsenseでは アクセス数が多いページ=クリック数も多い=収益が多い という傾向があります。 アクセス数が多いのにクリック数・収益が低いページがあれば、広告の位置が良くないなどの問題がないか確認してみましょう。