AdSense広告の設定・管理画面の見方 | SkillhubAI(スキルハブエーアイ)

AdSense広告の設定・管理画面の見方

自動広告の設定を行う

AdSenseから来る承認メールの下部には、下図の利用手順が載っています。

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現在アドセンスではページ内の広告掲載に適した場所を検出し、自動的に広告を表示する“自動広告”と呼ばれるタイプの広告をプッシュしています。 このメールもその自動広告を設定してね、という内容ですね。

案内に従って自動広告の設置を行ってみましょう。

メールの おめでとう! の下にある「ご利用開始」ボタン、 もしくは直接AdSense管理画面を開いて下さい。

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広告を設定ボタンをクリック。 [サマリー]という項目の画面に移動します。

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登録したサイトURLの並びにある、鉛筆アイコンをクリックして下さい。

広告設定のプレビューが開きます。

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少し待つとサイトのプレビューと、「このあたりに広告を入れるよ」という例が表示されます。どんな感じになるのか、PC/スマホを切り替えて確認してみて下さい。

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右側に表示されているメニューでは、下記の設定ができます。 * 広告のフォーマット:自動で挿入する広告の種類を選ぶ * 広告読み込み:ページに表示する広告の数を指定する * ページ除外:広告を表示しないページを指定する

自動広告を調整する

広告のフォーマットを設定する

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広告のフォーマットの中でも、 ・アンカー広告(追従型広告) ・モバイル全画面広告 この2つは、サイト管理者側としてもユーザー側としても好みが分かれるところ。 「こういうのが出てくるサイトは嫌い」「ユーザービリティ的に良くない」と思う場合はスイッチをオフにして表示させないようにしておきましょう。

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広告の数を決める

広告の読み込み、ではスライダーを使って1ページに表示する広告数を設定できます。 サイトURLの横に広告数が表示されるので、広告数・プレビューを見ながら決めて下さい。

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除外ページを設定する

ページ除外、では広告を表示させたいページを指定することが出来ます。

【例】 * プライパシーポリシーの文中に広告が入ったら変 * プロフィールに広告が入ったら勘違いされそうで嫌だな * フロントページはデザイン重視で行きたい * お問い合わせページはスッキリさせたい

などなど。

設定は簡単。 広告を表示したくないページのURLを登録するだけです。

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特定位置の広告を非表示にしたい場合

プレビューを見ていると、トップビューに広告が表示されている場合があります。

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このまま許可していると、サイトでも同じ場所に大きな広告が入ってしまいます。 運営者としてはちょっと嫌ですよね。

この場所に広告を入れないで欲しい、という場合は 広告の例に表示されているゴミ箱のアイコンをクリックします。

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このエリアから広告を削除しますか?と聞かれるので削除をクリック。

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これで、削除したエリアには広告が表示されなくなります。 (※反映までは少し時間がかかります。)

サイトの広告表示を確認する

自動広告がオンになっていれば、数時間~翌日くらいにはサイトに広告が表示されるようになります。

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白背景に文字だけのプレビュー広告と、実際に掲載されるバナー広告では印象がかなり違います。作成したサイトを実際に見て、広告の数・広告の位置が適切かを確認して下さい。

AdSense管理画面の機能紹介

ホーム

Google AdSenseにログインして最初に開かれるのがホーム画面です、 収益やクリック単価など、アドセンスアカウント全体の概要が確認できます。

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それぞれの要素がカードタイプで表示されます。 背景色白のカードはドラッグで並び替えが出来ます。 開いてすぐ確認したい項目は上の方に動かして、ピン留めしておくと便利です。

それぞれのカードは比較期間を設定できます。 最初のうちは期間を長くしても比較対象がないので、短めに設定しておきましょう。

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レポート

メニューのレポート、もしくはホーム画面に配置されている各カードの「レポートを表示」からはより詳細な情報を見ることが出来ます。

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…なのですが、 今回のように1サイト登録-自動広告を利用、という場合はこのレポート画面を開いてもホームに表示される内容とあまり変わりません。

レポート画面は広告ユニットを分けて(自分でサイトに配置する広告を決めて、各所にコードを記述して表示させる方法もあるのです)どの場所の広告の効果が高いかを計測したいとき、複数のサイトを所有していて個別で見たいときなどによく使われています。

ブロックのコントロール

Adsenseの広告には色々なジャンルがあります。アダルト系・ギャンブル系の広告など、サイトジャンルによっては表示させたくない種類の広告もあるでしょう。

そうした広告は「ブロックのコントロール」から掲載しないように設定しましょう。

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サイトAを選択してみましょう。 個別に設定できる画面が開きます。

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①広告主のURL

このサイト/サービスの広告は載せたくない!という時に使います。

例えば、 * 競合サイトの広告が出てしまった * クリック単価が安すぎるECモールの広告ばかり表示される * サイトのイメージを壊すような広告が出てきてしまった

などの時に使います。 (※特定ジャンル全般の広告をストップしたい場合は②を使用)

使い方は、広告で誘導されるサイトのURLを入力して検索ボタンをクリック。

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下の行に入力したサイトURLが入るので、ステータスをオンに切り替えます。 するとブロックがかかり、設定したサイトでは表示されなくなります。

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②デリケートなカテゴリ

ここが一番良く使う箇所です。 デリケートなカテゴリというのは、下記のような種類の広告です。

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上図以外にも

  • 性に関する内容
  • 消費者金融
  • 宗教
  • 占い
  • 誇大広告

などなどの項目があります。 ブロックしていなくても出てこないことも多いのですが「ある日を境にエロ漫画の広告が出てくるようになった」などがあれば、デリケートなカテゴリの設定を確認すると良いです。

特に、小さいお子さんも見るようなサイトの場合は、しっかりカテゴリと説明を吟味して必要なところは最初からブロックしておきましょう。

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③一般カテゴリ

②以外のカテゴリに属す広告でも、表示したくないカテゴリを選択してブロックできます。 画面上にも書かれているように、設定しすぎると収益が減少する可能性もあるので注意しましょう。

最適化

最適化のページには「こうしたらもっとAdsense報酬を増やせそうですよ」というGoogle AdSenseからの提案が表示されます。

WordPressサイトですと、下記のようにAMPプラグインのインストール案内も来ます。

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テスト

最適化の中にあるテストでは、複数の設定を比較して効果的な設定を探すことが出来ます。

完全に掲載NGのものはブロックのコントロールでブロックしますよね。 しかし、ダイエット系/美容系サイトであれば減量や美容施術など「関連ジャンルだし、クリック単価も良さそう」と悩むカテゴリが存在する場合もあります。

そういう場合は、まずテストの方でブロックを試してみると良いでしょう。

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テストのタイプを選択していくと、ブロックするカテゴリを選択できます。

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テストを作成すると、指定した広告をブロックしたらどうなるかを比較してくれます。

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◆実習:AdSense広告を調整しよう

作成したサイトに合うように、Google AdSenseの管理画面から

  • 広告のフォーマット
  • 広告の表示位置
  • 広告の数
  • ブロックするカテゴリ

などを設定して下さい。 最初は比較データが取れませんので、数週間ごとに微調整してベストな設定を探してみましょう。

まとめと補足

これでオリジナルサイト制作実践講座は終了です。

が、サイトの運営は終わりではありません。 サイトを更新しつつ、効果を感じられた集客方法・やりやすい集客方法を強化してアクセス数(表示回数/ユーザー数)の増加を目指してください。

安定してアクセス数が稼げるようになってきたら * 広告のクリック率 * 広告のクリック単価

等について考えてみると良いでしょう。

AdSenseは個人から企業まで多くの方に使われている広告配信システムです。 書籍も多く販売されていますし、解説サイトも星の数ほどあります。 そうした知識を参考にしながら「自分の方法」を確立していきましょう。

試行錯誤したことはAdSense収益増加だけではなく、Webサイト運営・マーケティング全般の知識と経験に繋がります。 サイト運営は大変ですが、お金をもらいながら勉強できると思って頑張ってみてください。

※住所確認と報酬支払

サイトにAdSense広告を掲載すると収益が発生します。 広告収益がある程度貯まると、登録した住所にGoogleから「Google Adsense 個人識別番号(PIN)」が郵送されます。

Adsense管理画面にも通知が表示されます。 PINが届いたら「確認」の文字をクリックして、送られてきた番号を入力して下さい。

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確認しないと振り込みも行われませんし、そのまま数ヶ月経つと広告配信自体も停止されてしまいます。 PINが郵送されてきたら、必ず確認手続きを行いましょう。