フリーランスの卵が求人に応募して仕事を得ることに成功した手順を大公開

お仕事に応募する際は「自分では力不足かもしれない…」、「納期までに完成できなかったらどうしよう」と尻込みしてしまうこともありますよね。確かに「応募してみたい」と感じたお仕事に、既に他のライバル達がたくさん応募していることもあります。

でもまずは応募してみなければ始まりません!実際に応募することで、応募時の魅力的なアピール文章の書き方や、どんな案件にどの程度の人が集まるのか…などを考えたり知ることができます。仮に応募してダメだったとしてもそこには色々な原因が考えられます。1つのお仕事の選考結果で一喜一憂しすぎずに、プロフィールのブラッシュアップを行いながら色々なお仕事に応募してみましょう。

フリーランスの仕事の探し方:自分というブランドを安売りしないように気をつける

 

 

多くの人に認知されているブランドがあります。例えば、Vuitton、Gucci、Chanel…など財布やカバンなどどの商品も高価です。それでも価格にかかわらず人気があるのは、ブランドとしての価値を保ち続けているからではないでしょうか。

私が実際にクラウドソーシングサイトでお仕事を探してみて、一番困ったことが「このお仕事のこの報酬は適正価格なのか判断できない」という点です。もし適正価格がわかっていれば、次のようにクライアントへ提案することが可能です。

・自分のスキルでは少し難しい案件だが高報酬→報酬を下げて提案する(メンターをつけて技術は保障する)。

・価格の下げ幅自体も適正価格の範囲内にとどめる。

もらえる報酬の適正価格って?

※適正価格って?と思われた方も多いでしょう。インディードによれば過去3年間のwebエンジニアの平均時給は2,097円です。あくまでも平均価格ですが、これを知っておくことで作業時間から考えて、クライアントの提示している金額が「安すぎる」かどうかを判断する目安にはなるでしょう。

しかし、実態としては適正価格よりも安い価格で依頼を掲載し、応募者はライバルの数にびっくりして更に報酬を下げて提案する→他の提案者は更に報酬を下げて提案する→結果的に当初の(適正な価格よりも定額な)報酬よりもかなりやすい報酬で仕事を請け負うことになる。という負のスパイラルができあがります。一度このような仕事の取り方をしてしまうと、他に自分のスキルで充分対応できる仕事がでてきた場合でもライバルと共に自ら価格下げ競争を作り上げてしまうことになります。

あなたというブランドを長く愛される価値あるブランドとして売り出すのであれば、自分を安売りしないことがとても大切です。

フリーランスの卵の為の仕事の探し方:応募する前にチェックして!

実際に仕事に応募するにあたってこれだけはチェックしておいて!と強くおススメしたい項目をご紹介します。※クラウドソーシングサイトでの本人確認や、チェック、スキルページの登録などが完了していることを前提としています。

また、今回はLancersを例に解説していきます。

1.自分のスケジュールを把握する

 

 

まずは自分のスケジュールを把握しましょう。依頼内容の詳細ページに希望納期が掲載されています。今ご自身が他にお仕事をされていて空き時間で…と考えているのであれば、余裕のある納期のお仕事にした方が良いでしょう。

また納期自体は1か月ほど余裕があるけれども依頼内容が「〇〇のホームページのデザイン・コーディング」などであれば結構なボリュームになります。初めて挑戦するお仕事であればなおさら納期と自分のスケジュールを考えたほうが良いでしょう。

しかし、納期が近いから…といって応募してはいけないわけではありません。また応募したお仕事全てを任せてもらえるわけでもありません。ですので、納期だけで応募そのものをやめてしまうのではなく、仮に受かった場合に自分はどういうスケジュールで動けば余裕を持ってお仕事に取り組めるか…をイメージしておくとよいでしょう。

吉田先生

ちょっとは無理することも大事

「もうすぐ納期、でも全然できてない。。ああ、どうしよう。」という恐怖体験をするのは嫌ですよね。でもこれが成長の機会だったりするのですからやっかいです。なので、出来るだけチャレンジしてほしいと思います!

2.応募メッセージのひな形を考える

 

 

Lancersではお仕事に応募する場合、クライアントへメッセージを送ります。特に最初のうちは、応募したお仕事に採用される確率は低いため複数案件に同時に応募することになります。毎回毎回メールの文章を考えて…となると時間も労力もかかります。応募メールのひな形を用意しておけば応募作業がスムーズになります。

内容としては

1.簡単な挨拶と自己紹介

2.自分のできること、得意なこと

3.今回の依頼に対してどのような面で貢献できるか(技術面なのか、価格なのか…など)

4.作業・連絡可能時間、またレスポンス可能な時間(例:平日の9:00~19:00内でしたら30分以内に返信します)

特にまだまだこれから実績を作り上げていくフリーランスの卵さんにとっては、2の自分のできること、得意なことという部分は悩んでしまうところでしょう。

私の経験なのですが、自分でコーディングをしてWebページを制作した経験は1回しかなかったので「WordpressやRuby on Railsを使用してWebページ制作やアプリ開発を行っています。私のスキルで対応が難しいものに関しては経験豊富なメンターがついておりますのでご安心ください。実際に納品する場合も彼らのチェックを通してから納品いたします。」というようにクライアントが不安に思うであろうスキル面をどのようにカバーしているのか?を明記していました。

※私はスキルハブのプレミアムサービスに入っていましたので、こういう提案が出来ました。

フリーランスの卵がお仕事獲得できました!

まぁ、なんということでしょうか。私は幸運にもお仕事を獲得することができました!
その経緯をみなさんに共有しましょう。

 

プロフィールがいまいちでも大丈夫

「プロフィールを充実させないとお仕事って取れないんじゃない?」と思われる方も多いかと思います。 私もそう思っていた節はあるのですが、まずは行動、実際に、フリーランスの卵がLancersでお仕事に応募してみました。ちなみに、登録してあるスキルは以下の通りです。

  • Illustrator 1年
  • Photoshop1年
  • WordPress1年
  • HTML/CSSコーディング1年
  • 営業3年

 

謎に営業経験が入っていますが、メインであるWeb関連のスキルは全て1年ほど!このスキルで4件のお仕事に応募してみました。秘密保持の関係で詳細は省きますが、結果1件のお仕事に当選(受注)することができました。しかも他にも3名応募されている方がいらっしゃった中での受注だったので驚きました。

お仕事をさせて頂くクライアント様なので「なんで私に決めて頂けたんですか!?」とは聞くことができなかったのですが、プロフィールの充実と少しでも経験があることは細かく記載すること、またクライアントが不安に感じるであろう実績の少なさや、スキルの少なさをカバーする文章を載せるという3点が効果があったのかな?と考えています。ちなみに先方の希望時給の中でも最高時給で応募していました(何様!?)。

お仕事を開始して困ったこと

詳細は省きますが、エクセルファイルに保存されている文章をWordpressに張り付けることと、ファイルに保存されている画像を指定サイズにリサイズしてWordpressに登録することでした。実際に業務開始前に先方からWordpressにログインできるか確認してくださいと連絡があったのでログイン可否は確認していました。しかし…。

実際にお仕事を開始すると、zipファイルを解凍しても文字化けしていて使えないことが発覚しました。え!?とびっくりして何度か解凍を繰り返しましたが改善せず(当たり前です)。おっかなびっくり先方に「文字化けしているのですが…」と連絡したところ「Windowsお使いですか?」とのお返事を頂きました。

環境には気をつけましょう

私たちは自分の環境を当たり前だと考えがちです。特にWebクリエイターさん達はMacユーザーが多いですよね。クライアント様はMac用のファイルを送ってくださっていたのです。本当に初歩の初歩の話になりますが、自分の使用しているPCのメーカー・スペックはプロフィール画面に記載しておくことをおススメします。

トラブルを避ける為に、お仕事開始日前の作業開始や、クライアントからの仮入金確認前の作業開始は避けてくださいねとクラウドソーシングサイトには注意書きがあります。確かに金銭がかかわることなので実際の作業開始は指定日を守った方が良いのですが、ファイルの中身の確認や、使用しているPCの情報の確認などは事前に行っておいた方がスムーズに作業が可能です。

依頼される作業量には気をつけましょう

また、後日Windows用のファイルを送っていただいた際に作業ファイルが2~3種類増えていました。「あれ…?これ送り間違い?」と感じ、改めて「当初頂いていたファイルではないものがあるのですが…」と連絡したところ「追加です」とのお返事でした。

業務開始前に作業量に変動がありますと聞いていたのですが、そういったお仕事を受注する場合は「作業が増える場合はいつまでにどのくらいの量が変動する可能性があるのか」をきちんと確認しておきましょう。これは自分のスケジュールを把握する…という点にも通じるのですが、納期になんとか間に合うかな~というスピードでお仕事を進めていて前日に追加データが届いたりすると精神的にも時間的にも負担が大きくなりますよね。そうならない為にも作業量の変動の有無やスケジュールは必ず確認しましょう。

フリーランスの卵の為の仕事の探し方:終わりに

実際に、1件お仕事を受注して作業を進めている間に「こんなことで困ってます。なんとかなりませんか?」とメッセージを頂いたり、「今このようなアプリ開発をしたいと思っているのですがお願いできませんか?」と依頼を頂いたりということがありました!サイト上では実績0でスキルも前述の通りの卵の私でもお仕事を頂くことが十分可能だということがわかりました。

フリーランスという働き方は日本ではまだまだ認知度が低いです。しかし、終身雇用神話、年功序列神話が崩れた今、会社に頼らずに自分で稼ぐことができるという点でフリーランスという働き方は大変魅力的です。また、男女問わず色々な働き方、生き方を選ぶことができる時代だからこそ「家族と過ごす時間を大切にしたい」「通勤時間を自分の為に使いたい」というような希望も増えているように感じます。

フリーランスは大変だけど素晴らしい

フリーランスという働き方は1件のお仕事の評価がダイレクトに自分の評価につながる為1つ1つのお仕事のクオリティを常に高く保ち続ける必要があります。もちろん企業に勤めている方も条件は同じですが、「会社」や「上司」という盾がなく、全責任が自分にあるという点は大きな違いだと思います。

しかし、通勤時間や勤務地に縛られずに働くことができるという点は1番のメリットでしょう。このブログをご覧の皆様は少なからずフリーランスに興味がある、もしくはフリーランスとして働いていきたいとお考えかと思います。「案ずるより産むがやすし」の通りで、「できるかな~?」とずっと悩んでいるよりは応募してみて「この経験はないけど大丈夫でしょうか?」とクライアントに相談しながら進めていけば良いのです。また、今は無理でも経験を積んだら同様のお仕事を受注できるようになります。

勇気をふりしぼって飛び込む

プログラミングやWebデザインを1人で勉強していると、走っても走っても景色がかわらずに1歩も進んでいないような、ランニングマシーンをひたすら走っているような気分になりませんか?しかし新しいタグを1つ覚えた、エラーの種類を知ったというだけでも少しずつ前進しています。

お仕事として依頼を受けると自分が勉強していた内容を実践で使うことができ、1人でPCに向かうよりも何倍も速く知識として吸収することができます。ぜひ「えいや!」という気持ちで応募してみてください。ただ最初からゴリゴリのアプリ開発などではなく、自分でできる範囲のお仕事から初めてみてくださいね。

このブログが少しでもお役にたてれば嬉しいです。

筆者のEmuさんはプレミアムサービスをご受講されました

この記事を書いていただいたEmuさんは実際にフリーランスデビュー支援プランを受講いただいていました。とても優秀だったので、ぜひ、そのノウハウを公開していただきたいとお願いして、この記事を書いていただきました。

このプランでは実際に公開するサイトを一緒に制作します。そして、本当に役立つスキルを身につけるという内容になっています。Emuさんもお知り合いのサイトを制作しながら実践的なスキルを身に着けました。 興味がある方はぜひ以下のページを見てみてください。
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