40代未経験「今からフリーランスWebデザイナーは無理」は考え方が問題でした

最近、年齢を問わずにWebデザインやWeb制作に興味を持たれる方が増えています。Skillhubでも30代や40代、それ以上という生徒さんもいらっしゃます。
「やってみたいか」で考えると、Web制作の勉強してみたいなぁと思う方は多いのではないでしょうか。

今からでもWebデザインの勉強をして仕事ができるかな、年齢的に無理って話もあるけど……そんな不安のある方はぜひ本記事を読んでみて下さい。
経験や年齢をウイークポイントと決めつけなければ、開ける道もありますよ。

Web業界は未経験者に厳しい?

Web関係の仕事をしている訳ではないけれど、始めてみたい。
そう思った時に、多くの方は「なれるの?」「仕事はある?」と疑問に思ったことをGoogleやSNSで調べた経験があると思います。すると……

  • 未経験からWebデザイナーになるなら20代が限界
  • デザインの仕事自体、賞味期限が短いのに?ww
  • 業界未経験の主婦が、いきなりWebデザイナーは無理でしょう
  • 実際にスクールに通ったけれど、卒業後も仕事がない

なんて、ネガティブで否定的な声も結構出てきます。それを見て、やっぱり若いうちじゃないとダメか……と暗い気持ちになってしまった方もいらっしゃるはず。

ですが、それを鵜呑みにして、始める前から辞めてしまうのはとても勿体ないです。Web業界の考え方、Webデザイナーとしてのお仕事に何が必要かを冷静に考えてみましょう。

Web業界への就職は確かに厳しい

Web業界未経験からWeb制作会社やデザイン会社に就職もしくは転職する、と考えると確かに簡単ではありません。募集の時点で“長期勤続によるキャリア形成”を理由に年齢を制限されていることもありますしね。

ただし、絶対に無理という事ではありません。

  • 魅力的なポートフォリオや作品を提示できる
  • 前職のスキルがある(例えば営業やマーケティング)
  • 人間的な魅力がある

などなど、何らかの雇用するメリットがあれば採用の可能性は十分あります。

良くも悪くもWeb業種は実力主義と言われます。だから未経験者に厳しいとも評されますが、反対に実力がなければ経験者でもどうにもなりません。

最低限の知識があり、足りないところも教えればすぐ覚えそうだ。Web業界だけではないキャリアがあるから、新しい視点も持っているかもしれない。
そう担当者を前向きにさせ「この人と一緒に仕事をしたい」と思ってもらええれば、アラフォー未経験でもWebデザイナーになることは出来ます。

フリーランスのほうがチャンスは多い

Webの仕事ではフリーランスという選択肢もあります。在宅で仕事をしたい、副収入を得たい場合は、フリーランスご希望の方が多いのではないでしょうか。

40代で完全未経験からWebのお仕事をしたい場合、フリーランスとして仕事を探したほうがチャンスは多いです。企業からの求人は数が限られますが、フリーランス向けの案件は数が多く、常時新しい依頼も出てきます。

フリーランスとしてお仕事を受ける場合、就転職(雇用)とは異なり生年月日から始まる履歴書は使いません。年齢を公開していない方も結構いらっしゃいます。
経験者が優遇される傾向はありますが、年齢はさほど気にされないのです。

また、未経験でも受けられるお仕事もあります。
クラウドソーシングサイトをみていると「LP制作1ページ(※継続あり)」という記述もよく見られます。これは、最初にお試しで1ページ制作してもらって、求めるスキルがあれば今後もWebデザインやコーディングをお願いしたいということ。

雇用し続けるわけではないからこそ、採用試験を兼ねたような形のお仕事依頼もあるわけです。未経験でも仕事をするスキルが十分にあると判断されれば、その次も仕事は来るでしょう。そうすれば実績も出来るので、受けられるお仕事も増えていきます。

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40代からでもOK! Web制作スキルがあれば稼げる7つ方法

Webデザイン以外にも、Webデザイナーに必要な制作スキルを使ってお金を稼ぐ方法は沢山あります。これらの方法は副収入を得られるだけではなく、WebデザイナーやWeb制作者としてのキャリアにもなりますよ。

1.Webライティング

Webライティングは、Webページに掲載する文章を書くお仕事です。案件数が非常に多く、未経験でも仕事を獲得しやすいことが最大の魅力。Web知識がなく受託されている方もいらっしゃいます。

加えて、SEOライティングやセールスライティングを学び「売れる」文を書けるようになると報酬単価も上がります。自身のサイトで稼いだり、Webデザイン+コンサルでクライアントの目標実現をサポートすることも可能。

Webライティングの報酬目安

  • 1案件 :1文字につき1円~50円
  • 時給換算:800円~5,000円
    ※売れるライターの場合は時給5,000円以上もあり

2.バナー制作

デザインを中心に行いたい、という方に人気なのがバナー制作。Web広告で表示されものであれば、同じテイストでサイズ違いを数パターン作ることが多いです。

バナーは瞬時に目を引くデザイン、かつ限られたサイズの中で商品の魅力を伝える必要があります。真摯に仕事と向き合えば、自然とデザインスキルも向上するでしょう。キャッチコピーも得意であれば、広告作成で起業できるくらい需要があります。

バナー制作の報酬目安

  • 1案件 :5,000円~50,000円
  • 時給換算:1,000円~3,000円

3.動画編集

近年、お仕事案件数が急激に増えているのが動画編集。
YouTubeで見かけるようなテロップや効果音を入れる、グラフィカルなプロモーション動画の制作など、求められる内容は様々です。

動画編集単体でのお仕事もありますし、Webデザインの時に「こういう動画をサイトに載せたいんだけど……」というご依頼もあります。出来るようになると仕事の幅が広がりますね。

動画編集の報酬目安

  • 1案件 :3,000円~1500円
  • 時給換算:800円~3,000円

4.Webコーディング

Webコーディングは、主に渡されたデザイン画をもとにWebページを作るお仕事。そのほかWebライターが書いた文章をhtmlでマークアップする、HTMLメールの作成などのご依頼もあります。

Webコーダーはデザインを見て、再現するのが仕事。つまり、多くのデザインカンプを見ることができます。実際に使われているデザインに触れることは、Webデザイナーとして活躍したい方にとっても、貴重な経験となります。

Webコーディング

  • 1案件 :10,000円~50,000円
  • 時給換算:800円~3,000円

5.Webデザイン

在宅ワークとして人気のWebデザイナー。
呼び名から「デザインだけを作る」と思われがちですが、フリーランスの場合は、企画、コーディング、運用コンサルティングなど幅広く手掛ける場合が多いです。当然、必要なスキルも多くなりますね。

1~4までのお仕事はすべて単体でも受けることが出来ますが、Webデザイナーとしての「強み」にもなります。デザインが出来るだけではなく、総合的にWebサイトを作るスキルがあれば、需要も報酬単価も上がります。

Webデザイン

  • 1案件 :10,000円~50,000円
  • 時給換算:1200円~3,500円

6.オリジナルサイト運営

1~5までは「仕事を依頼する人・会社」ありきのお仕事でした。ご希望・ご要望を叶えることで報酬をもらうスタイルです。
それとは別に、オリジナルサイトを運営して収入を得ることも出来ます。

例えば、Webデザイナーになるまでの学習方法を公開したり、今までの人生で培った知識をシェアしたりするのです。そこにGoogle AdSenseなどの広告を載せると、広告収入をえることが出来ます。
PV数の多い人気サイトになれば「月○万円払うので、うちの広告を載せてくれませんか」という営業が来たりもしますよ。

また、運営に成功しているオリジナルサイトがあれば、Webデザインなどのお仕事獲得にも役立ちます。Webデザインの仕事を請け負うことに関しては未経験でも、自分で企画・デザイン・コーディング・ライティング・運営までこなして成果を出していれば経験者に準じると見てくれる方も多いのです。

オリジナルサイト(AdSense掲載、アフィリエイトを行った場合)

  • 一ヶ月の収入:0円~1,000,000円以上

7.独自コンテンツの販売

Web制作やグラフィックツールのスキルがあれば、自分で作ったものを欲しい人に販売することも出来ます。時間に余裕がある時に好きに作って、あとは置いておけるのが良いですね。

【販売されているものの例】

  • 自分で書いたイラスト
  • 撮影した写真、それを加工したもの
  • 自作したWordPressテーマ
  • Webページのテンプレート
  • 作成した効果音
  • LINEスタンプ

独自コンテンツの販売

  • 一ヶ月の収入:0円~500,000円以上

プログラミングに強い方であれば、アプリを作って販売もできますね。
アプリに広告を掲載する、Webサービスを作ってレンタル料を毎月頂くなどの方法で収入を得ている方もいらっしゃいます。

スキル×年齢・異業種経験=強みになる

人生や経験は全てキャリア

ここまででご紹介したように、Web制作のスキルがあると色々なお仕事が出来るようになります。特にフリーランスの場合は“年齢”はほとんど気にされません。それよりも、その人の技術や知識・経験を重視します。

例えば、女性向けアパレル系案件を多く受け持っている制作会社。
外注でLPの制作を任せられる人を探しているとします。
募集にエントリーしてきた人の中に、服飾関係の職歴がある方がいれば、前向きに検討してくれるでしょう。なぜならその人はクライアントの気持ちや、サイトを訪れるユーザーに詳しい可能性が高いからです。

40代、未経験。
Webデザイナーとしては駆け出しでも、他のところでアドバンテージがあるのです。そこを上手にPRできれば、お仕事を受けることできます。培ってきた知識と経験を生かしさサイトを運営して広告収入を得ることも出来ます。
年齢や異業種での経験は、強みにもなるのです。

もちろん、受けたお仕事を完遂できるスキルがあることは大前提ですよ。

なぜ否定的な意見が多いか

ここまで読んで「いやでも30代40代から未経験でWebデザイナーは無理って、みんな言っているじゃない」と思った方もいらっしゃるでしょう。

ネットで、そう書いているのは誰でしょうか?
社会的な立場から採用担当者では無さそうですよね。もしかすると、Webの勉強をしたけれど挫折された方、仕事が取れずに諦めた方が一定数いるのではないでしょうか。

一般的なスクールでは“技術”を中心に教えることが多いです。
そのため優秀だと自他共に認める成績でも、卒業後に仕事を獲得できない方がいらっしゃることは否定できません。

また、未経験からのフリーランスデビューで、1案件で30万以上欲しい、なんて思っていても、最初から希望通りの案件獲得は難しいです。そうなってくると「40代未経験じゃ、勉強してもWebデザインの仕事はない」「Webデザイナーでは稼げない」なんて言葉が出てくるのではないかと思います。

SKillhubではセルフマーケティング、自分の強みの見せ方、メディアを活用する方法などセールス部分の講座もご用意しています。

我々はWeb制作の“技術習得"を最終目標としていません。
学んだWeb制作技術を使って、Webで収入を得ることをゴールに置いています。

アラフォーどころか還暦を超えてからWebについて学んで、お仕事を獲得されている卒業生もいます。生徒さんの年齢も、上は70代までいらっしゃいますよ。

40代だから、未経験だから、と悲観的になって自分の可能性を潰すのは止めましょう。マイナスのように言われる部分も、見方を変えれば素晴らしい「強み」になることが結構あります。

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