ヒアリングシートの書き方(Web制作案件テンプレート付き)

吉田先生

制作のお仕事の依頼があったとき、最初に行うのが見積書の作成です。見積もりを出すために、どのような仕事をするのか・クライアントの希望は何かを掴むためにヒアリングを行いましょう。


ヒアリングシートを作りましょう

お客さんからWebサイトの制作依頼を受けました。
なんとなく曖昧に進めていったら「いやぁ、なんか違うんだよな」なんて言われてしまいました。そこからは手戻りの連続で地獄のような案件になってしまった。。

実際にそういうことは起こり得る話しです。
そういうミスコミュニケーションから生まれる問題は多々あります。

それを防いでくれるのがヒアリングシートです。
みなさんもこのヒアリングシートを使って、このような問題を予め回避しましょう。
今回はこのヒアリングシートの書き方について解説します。

テンプレートも用意しました!

忙しい人のためにテンプレートも用意しました。
GoogleSpreadSheetで作成したので、それを自分用に保存してお使いくださいませ。

>> ヒアリングシートはこちら

ヒアリングについて

見積書を作るためには、仕事内容とボリュームを明確にする必要があります。
プレ請求書になるわけですから、大まかな金額を書くわけにはいかないのです。

そのため、見積書を作る前にクライアントの要望をヒアリングする必要があります。

何ページくらい作るのか
素材や掲載文章はどちらが用意するのか…
など、求められている作業内容が明確になっていないと、見積もりはできません。

見積もりを適当に出してしまうと、契約後に再度お金の話をしなくてはいけなくなったり、提示した金額で(割に合わないくらい)大変な作業量をこなす必要が出てきてしまったりするかもしれません。
最初にクライアントの希望・要望をはっきりさせておきましょう。

ヒアリングすべきこと

Webサイト制作の見積もりを行う際に、ヒアリングしておくと良いことをGoogleスプレッドシートにまとめました。

ヒアリングシートはこちら

ご自身のドライブにコピーして頂いた後は、お好きに編集が可能です。
他にヒアリングしたいこと・うかがうべきことがあれば、項目を増やすなどアレンジしてご利用ください。

【ヒアリングする内容について】

スプレッドシートを見ていただくと分かるように、クライアントにヒアリングしておきたいことは多岐にわたります。

スプレッドシードでは分散されていますが、主要なヒアリング項目は大まかに4つのグループにまとめられます。ご自身でヒアリングシートを作る場合は、4グループのヒアリングが出来るようにしてみて下さい。

システム導入について

Webサイトにシステム(お問合せフォーム・予約フォームなどの機能)を加えたい、というご依頼も多くあります。

問い合わせフォームと一口に言っても、送信確認画面の有無・お客様のメールアドレスに送信内容を送るかなど違いがあります。機能要件(どんな機能をつけたいのか、こんな動作がほしいという見本サイトなど)をヒアリングしておきましょう。

そして、まずは、その機能を自分で実装できるかを考えてみましょう。

フリーCGIの使用、WordPressであればプラグインで対応するなど、自分で実装できそうな場合は、次レッスンの金額を考えるステップにそのまま進めます。

自分で実装が不可能な場合は、機能追加のみ外注に出すかたちになります。
ヒアリングした機能要件を請け負ってくれる方に説明し、見積もりを貰いましょう。

サイト企画も請け負う場合

クライアントによってはサイト企画ができていないケースもあります。
特に個人事業主、中小企業のご依頼の場合に多いでしょう。

例えば「自分のカフェを作ったので、サイトを作って欲しい」という場合。
ターゲット層やペルソナ、SEOキーワードなどがほとんど決まっておらず、目的を聞いても「お客さんを増やしたい」のようなふわっとした回答をされることがあります。

このような場合は、ターゲットや目的を絞ったほうが効率的に集客できることをお伝えすると良いです。

クライアントが企画部分を考えられない、という場合は、別料金を頂いてサイト企画も請け負うことになります。Googleスプレッドシート内の「企画用ヒアリング」シートの内容もヒアリングましょう
(※一部、ヒアリングシートと同じ項目があります)

「企画用ヒアリング」の項目も、クライアントにわからない部分があるかもしれません。そこは話し合いながら、クライアントが求めてるもの・伝えたいことを明確化して行きましょう。

そうして得た情報を元に、目標設定、競合調査、キーワード選定などサイト企画をこちらで行っていきます。

まとめ

見積もりを行うためには「どんな作業を」「どのくらい行うか」を明確化する必要があります。クライアントの希望を的確に把握すし、認識違いを起こさないために、見積もり前にヒアリングを行いましょう。

次のレッスンでは、作業内容から金額を計算し、見積書を作ります。

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