SEO対策の基本で上位に出すための7ステップ

Web制作の初心者にとってSEO対策ってどうすれば良いのかわからない人も多いのではないでしょうか。SEOの基本的なことが書いてあるページを見ても専門用語、横文字がばかりでわからない。それをまた検索してなんかしていると果てしない検索ループに陥ってしまいますよね。しかもSEOって事情がころころ変わっているし、何を信じてよいのかわからないという部分があると思います。

今回はわたくしスキルハブの吉田がそこらへんをできるだけ解りやすくステップ・バイ・ステップで説明したいと思います。Webサイトにどうやってユーザーを連れてくるか悩んでいる方、それがそもそもわからない方には必見です。この記事を見ながらじっさいにSEO対策を行ってみてください。それでは行きましょう!

目次

1. SEO対策の基礎を知る

2. SEO内部対策:Webサイトの構造を見直す

3. SEO内部対策:HTMLを改善する

4. 検索の上位に来るようなコンテンツを知る

5. SEO対策を考慮したコンテンツを作成する

6. 継続してコンテンツを量産する

7. リンクを張ってもらう努力をする

1. SEO対策の基礎を知る

まずここではSEOの基礎をおさえましょう。

そもそもSEOとは何か?

SEOとは、「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」という意味です。 つまり、GoogleやYahooなどの検索エンジン(検索サイト)で、特定のキーワードで検索した際に上位に表示されるための対策のことです。

参照:SEO対策のブラックボックスをあける!(基礎編)~初心者でもわかるSEOの考え方

昔のSEOというと検索の上位に表示させるためにアレヤコレヤとやること。なんというか裏技を使ってGoogleを騙して上位に持ってくるというものが多く見受けられました。

しかし今のSEOはどちらかというとGoogleと仲良くして検索の上位に持ってくるというやり方に変わりました。なので、SEOというと「Googleに好かれるようにWebサイトをきちんと作ること」という風になってきたと言えるでしょう。

SEOは今でもものすごく大事です

ホントウに心底思いますが、Google検索結果で上位を取るというのは重要なことです。今ではソーシャルメディアから、スマホアプリからなどからの流入も多数あります。が、やっぱりGoogle検索が一番ですね。ユーザーを連れてきてくれる数が違いますし、その効果もわりと永続的なのですね。

スキルハブでもやはりGoogleにはお世話になっています。ひとつ良いキーワードで当てると、ずっとユーザーを運んできてくれるのです。我々スキルハブの例で言えば「グロースハック」というキーワードで上位を取れているということは大きいです。

検索ボリュームとしてはそんなにないのですが、ユーザーになってくれる可能性が高いのですよね。そういうキーワードで上位を取れると、すごく助かります。

SEO対策とはずばり「Googleに気に入られること」

SEO対策の具体案は後にまわすとして、SEO対策を一言で言うとGoogle様に気に入られること。それだけなのですね。Googleから気に入られる方法はかんたんで 「人々の役に立つページ」を提供すること です。それ以外にはありません。

理由はかんたんGoogleはいつまでも 無料のGoogle検索 を使ってもらわなければ困るからです。そうすることでGoogle最大の収入源であるGoogleAdwords(キーワード広告)で儲かるわけですから。

なのでGoogleは高度な技術でインチキなページを排除し、本当に価値のあるページを上位に持ってきます。彼らは世界最高の頭脳集団なので、それに成功しているのです。

したがってSEO対策としては「人々の役に立つ価値のあるページ」を作ること。これに尽きるわけですね。

Googleはどうやって良いページを判断している?

現在、重要と考える判断基準は以下の3つだと言うことがGoogleの公式見解になっています

1.リンクをもらっているか

2.ページにボリュームがあり、適切な言葉が使われているか

3.RankBrain(自然な文書になっているか)

【Google公式】検索ランキング要素TOP3が明らかに!
http://seolaboratory.jp/google_algorithm/2016032530066.php

今も昔も「リンクがもらえているかどうか」が最大の評価ポイントになります。良いサイトはリンクがもらえるはずだという創業者であるラリー・ペイジの考えはまだ生きています。下の図のようにたくさんのサイトからリンクがもらえていれば信頼されている証拠。良いサイトという証拠というわけですね。

昔はインチキがかんたんに出来て、嘘っぱちのサイトをたくさん作って、そこからリンクをもらうことで評価を上げることができました(あやしいSEO業者がたくさんいました)。しかし、それは今ではできなくなっています。Googleがそういうインチキをみやぶるようになってのですね。そこはさすが世界最高の頭脳集団というところですかね。

あとはページに十分なボリュームがあり、内容が自然に処理されているかがポイントになっているようです。

SEOとは一体何かがわかってきたところで次に具体的な対策をしていきましょう。

2. SEO内部対策:Webサイトの構造を見直す

URLの正規化(重複を無くす)を行いましょう

例えば2つのURLがあったとして、それが同じページに行くようなものだったとした場合、Googleの評価が下がってしまいます。以下のようにwww付きと、www無しの場合があり、どちらでで同じページに行くような場合ですね。
www.skillhub.jp
skillhub.jp

これは2つのページが存在しているとみなされて、評価が2つに振り分けられてしまうのですね。高い評価を受けていたとしても2つに分散されてしまっては、効果も半減してしまいます。

これらの直し方にはいくつかありますので調整してみてください。

301リダイレクトを使う

例えば正規のURLをwww無しの「skillhub.jp」に統一したとしましょう。今回の301リダイレクトという手法を使うと「www.skillhub.jp」へのアクセスも自動的にリダイレクトして「skillhub.jp」に移動してくれます。

このリダイレクトには301と302という種類があります。
301…「恒久的なリダイレクト」ページが引っ越した場合などに使います
302…「一時的なリダイレクト」とりあえず一時的な時に使います

SEOで注意すべきところはこの 301 を使うというところです。こうすると評価が引き継がれ、ページとしての価値が保たれたままリダイレクトされます。

このリダイレクトはApacheなどのWebサーバーの設定として書きますので例えば以下のように書きます。

# wwwなしに統一した場合
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.skillhub\.jp
RewriteRule (.*) http://skillhub.jp/$1 [R=301,L]

Google Search Consoleでサイト設定を行う

Google Search ConsoleはSEOには欠かせないツールです。これを使うことで検索に関することを ある程度コントロール することができます。今回の場合のwww有り・無しにかんすることは以下のサイト設定画面から行えるので、適宜設定しましょう。

URL構造をシンプルにする階層は2~3階層までにしましょう

Googleのクローラーが辿りやすいURL構造が好ましいです。例えば以下のように自然でGoogleのクローラーが探索しやすい構造が良いということですね。

# ちょうどよい階層構造
://skillhub.jp
://skillhub.jp/courses
://skillhub.jp/courses/101

それがものすごく階層が深くなってしまうと、クローラーが探しづらくなって評価が落ちるかもしれないとのことです。

# 階層が深すぎる
://skillhub.jp/courses/101/lessons/4/questions/12/answers
://skillhub.jp/schools/11/courses/45/lessons/33/assignments/12/revue/1

これはこちらの記事が詳しいです。
https://www.suzukikenichi.com/blog/length-of-url-doesnt-matter-but-structure-does-matter/

私はRailsでいつも作っていてRestfulなURLを作ろうとすると、どうしても長くなってしまったりするのですよねぇ。いつも悩んでしまいますが、なるべく短くが良さそうですね。

サイトマップ(sitemap.xml)を作ってGoogleに知ってもらう

クローラーが来てくれるまでにちょっと時間がかかったりする場合があります。あとはサイトのサイズが大きくGoogleが認識しきれない場合もあったりします。そういう場合にはsitemap.xmlを作ってGoogle Search Consoleで知らせてあげると良いでしょう。

xmlの中身としてはサイトの情報(URLや更新頻度、サイト内の重要度)が書いてあるようなものになります。これをすべてのページ分記述してGoogle Search Consoleに登録するわけですね。そうするとGoogleが認識してくれてGoogleのデータベースに登録してくれます(インデキシング)。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
   <url>
      <loc>http://www.example.com/</loc>
      <lastmod>2016-01-01</lastmod>
      <changefreq>monthly</changefreq>
      <priority>0.8</priority>
   </url>
</urlset> 

これを手動で記述していっても良いのですが、もっと便利な方法がいろいろあります。人気のある自動sitemap.xml作成ツール「サイトマップを作成-自動生成ツール「sitemap.xml Editor」」を使って行うことが簡単で良いかもしれません。

http://www.sitemapxml.jp/

※WordPressなどはプラグインであったりします。RailsもGemがありますね

今回はその方法を紹介します。

  1. 上記のsitemap.xml Editorにアクセスして該当のURLを入力しサイトマップのxmlを生成します。

  1. それをサーバー上の公開用ディレクトリにアップしてください。

  2. Google Search Consoleのクロール/サイトマップにアクセスしアップしたxmlファイルを知らせましょう

これでGoogleに対してのお知らせをすることができました。あとはクローラーが来てくれるのを待つだけですね。

3. SEO内部対策:HTMLを改善しよう

HTMLをきれいに書くということは非常に重要です。Googleに内容を上手に伝えるためにはHTMLがしっかりとマークアップされている必要があります。ここではいくつか重要なものをピックアップしてみます。

h1, h2タグをしっかり書く

hタグは見出しタグと呼ばれるものです。h1からh6まであり、h1が「大見出し」h2が「中見出し」h3が「小見出し」になります。SEOで重要なのは、ここに 重要なキーワードを入れておく ことです。Googleはhタグに書かれいてる文言をそのページを表している重要な言葉として認識します。

ですので、そのキーワードで検索されたい文言を必ず入れるようにしましょう。例えば「都内マンション 買い時」で1位に検索されるページでは以下のような構成になっています。h1には必ず入れて、それ以外は関連するキーワードを入れるだけで良いみたいですね。一昔前のSEOくさい感じ(すべてのhタグに「都内マンション 買い時」が入っているみたいなもの)はかえって順位を下げるのかもしれませんね。

<h1>都内マンションの相場買い時?待つ?買う前に知りたい実情</h1>
<h1>都内マンションの相場買い時?待つ?買う前に知りたい実情</h1>
 ~ 文字 ~

<h2>都内マンションって増えてる?</h2>
~ 文字 ~

<h2>知っておきたい相場のこと</h2>
~ 文字 ~

<h3>今の価格、買うには適正?</h3>
~ 文字 ~

やはりGoogleが力を入れいているGoogleBrain(自然に表現されているかを判断する)が大切なのでしょう。

title、descriptionタグ

title、descriptionタグは検索結果に表示される部分になります。HTMLでの書き方はheadタグの中に記述します。

<code>
<head>
  <title><都内マンションの相場>買い時?待つ?買う前に知りたい実情|UpIn[アップイン]</title>
  <meta name="description" content="平成32年のオリンピック開催が決まり「これから不動産が上がる!」という話を耳にすることも多い今日この頃。「今は安い?」「これから上がるの?」「頭金はいくら払えばいい?」など、マンション購入を考えている人必見の情報が満載です!">
</head>
</code>

そして検索結果が以下のように表示されます。

重要なことしては

1.キーワードを必ず入れる
2.クリックされやすい文言にする
3.簡潔なディスクリプションにする

ということでしょう。このタイトルの付け方が一番大切で、これが上手につけられるかどうかがアクセス数やクリック数に大きく影響しますので、力を入れて取り組みましょう。

タイトルの付け方の具体的方法としては30 ~ 40文字くらいまでで、キーワードはなるべく前に持ってくると良いです。あと、キーワードは絞ることです、複数に分散するものにしてはいけません。

4. 検索の上位に来るようなコンテンツを知る

検索の上位に来るコンテンツとはいったどのようなものでしょうか。要件から考えると以下のようなことがわかります。

1.内容が絞られていて、かつ役立つ内容であること

2.文字数が多いこと(ボリュームがあること)

これを実践できているコンテンツが検索の上位に入っているようです。例えば

「都内マンション 買い時」

と調べてみて現時点で一位に表示されるページを見てみましょう。

内容が絞られているか

都内マンションの買い時について内容が絞られているかですね。まずタイトルとディスクリプションを見ると、都内にマンションを買いたい人が見たくなるようなものになっているのがわかります。

本文を読んでみても非常に丁寧かつ濃い内容でマンションの買い時についての判断材料が多く掲載されていました。

文字数が多いか

かなりのボリュームになっています。文字数カウントサイトで数えてみたら約4800文字、原稿用紙で13枚分もありました。書くのはけっこうな手間だったと思います。時間がかなりかかったのではないでしょうか。

http://www1.odn.ne.jp/megukuma/count.htm

こういうページに多いのは「目次」が用意されていることですね。内部リンクにSEO的な意味はないかもしれませんが、ボリュームを処理する上で目次は有効だと思います。目次があるくらいボリューミーなページであればGoogleは評価するのですね。

5. SEO対策を考慮したコンテンツを作成する

では、いよいよコンテンツを作ってみましょう。いくつかのステップにわけて進めたいと思います。

  • Step1. どのようなユーザーを獲得したいかを決める
  • Step2. そのユーザーが検索しそうなキーワードを選定する
  • Step3. 目次を決める
  • Step4. 一気に書き上げる!

Step1. どのようなユーザーを獲得したいかを決める

まずは今回どのようなユーザーを獲得したいのかを決定します。例えば、「プログラミングを始めてみたい30代の男性」などでしょうか。アバウトに決めるのであれば、それくらいで良いのですがペルソナをしっかり作ってやることもオススメです。ペルソナとはその人物を詳しく定義してあたかも実在の人物のようなモデルをつくることです。名前、年齢、職業、住所、趣味、1週間の過ごし方などを詳しく定義します。

例えばこんな感じですね。これだけ具体的な画像があったりプロフィールがあったりすると作っていくコンテンツも絞りやすいですよね。

Step2. そのユーザーが検索しそうなキーワードを選定する

ペルソナがどのようなキーワードで検索するかを考案します。思いつく限り挙げてみると良いでしょう。この中から5〜10個にしぼりましょう。

次にキーワードアドバイスツールやその他のツールで検索ボリュームを調べましょう。そのキーワードが検索されているかどうかが分かります。検索ボリュームが1000にも満たないものはやめておいた方が良いでしょう。そこから一つ選定しましょう。

次にそのキーワードを実際に検索してみましょう。そして、ひとつひとつ見てみてください。だいたいの傾向がつかめますかね?コンテンツを書き出してみたりすると、よくわかりますよ。コンテンツ目標としては、それら以上のものを作るという事ですね。自分の強みを活かしてそれらを上回るものを企画しましょう。

Step3. 目次を決める

何を書くべきかを企画したらそれを目次として書き出します。4〜9くらいの大項目、そして小項目がそれぞれ3〜5くらいが良いでしょう。

Step4. 一気に書く!

ここまで決まったらあとは一気に書くのみです!最低でも2000文字以上、5000文字くらいあれば完璧でしょう。まー大変ですが、、、。

6. 継続してコンテンツを量産する

継続は力なり。
SEPの王道はこの継続性にあります。できれば毎日コンテンツをリリースし続ける事で必ず順位が上がります。

最近ではコンテンツマーケティングなどと言われ、この活動が主流になっています。継続すると順位が上がる事は、様々なサイトで報告されていますし、Skillhubでもやはり同じような結果になりました。

苦しくても騙されたと思って3ヶ月間は続けてみてください。途中、まったく結果が出なくて、落ち込むとは思いますが、一喜一憂してはいけません。とにかく続けることです!

7. リンクを張ってもらう努力をする

Googleは検索結果を上位にする理由として「PageRank」という考え方があります。現在は公開されていないのですが、ページにはそれぞれランクが与えられているのです。そのランクはどうすれば上がるかと言うと「リンクを貰っている数」になります。もらっているリンクのことを被リンクと言ったりバックリンクと言ったりします。

今まで説明してきたものは「良いコンテンツを作って、自然と被リンクを集めよう」ということでした。今回のステップ7では自分でリンクを稼ぐ努力を説明したいと思います。

被リンクを増やす方法

ちょっと知っている人は「お!じゃあリンクを売ってくれる人から買おう」って思うかもしれませんが、Googleはそれを厳しく取り締まっていて、見つかった場合はただじゃ済まされません。なので、ここは地道にリンクを創る努力をする必要があります。

どうすれば良いか?それは

リンクを張ってくれそうな人に話しを持ちかけることです。

「あなたのサイトには感動しました!~ 中略 ~ ところで私のサイトもリンクしてもらえないですか?」というようなお願いが良いですね。ちょっとわざとらしく感じますが、本当にそう思ったサイトなら心から言えますよね。

被リンクを増やす具体的な方法

ただ、そんなリンクを張ってくれそうな人ってどこで探せば良いの?って思いますよね。
これも典型的な調べ方があります。例えばそうですね、簡単に言うと「目的のキーワードで上位にいるサイトのバックリンクを調べて、その人達にお願いする」ということになります。

例えば「東京 マンション買い時」などで調べた時に上位に表示されるサイトを調べますね。そして、その上位に表示されているサイトはいったいどこからリンクを貰っているんだろう?って調べます(hanasaligani.jpなどのツールを用いて探せば見つけれます)。

そして、そのリンク元のメールやTwitteなどを調べてコンタクトを取って、お願いする。という流れです。以下に手順を書いておきます。

  • 1. 検索して上位に表示されるサイトのURLをコピーする。
  • 2. リンクチェックツールにコピーしたURLをペーストし、被リンク元を調べる
  • 3. その中から良さそうなものをピックアップする
  • 4. メールアドレスやSNSのアカウントを調べる(メールの場合はhunterが便利)
  • 5. メールを送ったり、SNSでコンタクトを取る

地道に活動してたくさんのリンクを集めることはとてもとても重要です。千里の道も一歩から気の遠くなる作業ですが、かならず結果がでます。しかもお金がかかりません。根性でなんとかなるので、なんとかがんばりましょう。

以上長くなりましたが、これがSEO対策になります。お金をかけずに出来ることばかりなので、継続して粛々と作業しましょう。

私も頑張ります、皆様も一緒にがんばりましょう!

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