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編集した動画を書き出す

動画の書き出し方法

書き出しの準備

動画の書き出しは、シーケンス単位、ワークエリアの範囲が基本になります。

ワークエリアは、タイムラインの上部に表示されているバーのような部分です。

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そんな表示ない、という方はシーケンス名横のをクリック。 ワークエリアバーにチェックを入れてください。

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このバーが表示されている範囲を、動画として書き出します。

クリップよりも短い・長い場合は、最初と最後を合わせておきましょう。 端をタブルクリックすると、クリップの末尾に合います。

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書き出し画面に進む

プロジェクトパネルで、書き出したいシーケンスを選択。

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ワークスペース上部の「書き出し」タブを開きます。 もしくは、メニューバーのファイル > 書き出し > メディアでもOKです。

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Premiere Proの、動画書き出しの画面が開きます。

書き出しの設定をする

書き出しの設定を行っていきましょう。

画面左側は動画の書き出し用途を選びます。 今回は動画ファイル(mp4)で書き出せれば良いので、メディアだけをONの状態にしてください。

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真ん中の設定が操作可能な状態で、右上にプレビューが表示されていればOK。

次に、中央部分で書き出しの詳細設定を行っていきます。 上部の4項目だけ確認すれば大丈夫です。

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  • ファイル名:そのまま(もしくはお好きな名前に変更)
  • 場所:作成した動画制作フォルダの、書き出し用フォルダを選択
  • プリセット:高品質 1080p HD
  • 形式:H.264

プリセットの部分では、書き出す動画の解像度を決めています。 「4Kだよ」とか「1280×720で良い」という場合は、変更してください。

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設定ができたら、右下の「書き出し」をクリック。

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書き出しが終わるまで待ちましょう。 終わったら、保存先に指定したフォルダを確認し、動画を再生してみてください。

書き出した動画に違和感があるときは…

書き出しが完了した動画を再生してみると「色味や明るさが違う」と感じることがあります。 Mac(QuickTime Player)で再生する方は、特に違和感が強いはずです。

これはガンマシフト、ガンマバクと呼ばれている現象です。 書き出しによって、映像が劣化したわけではないのでご安心ください。

ガンマシフトは、簡単に言えば「再生環境の違いによって、同じ映像でも鮮やかに見えたり、褪せて見える」というもの。

ここで言う再生環境とは、アプリケーションが各自で設定している“ガンマ”という設定です。 Premiere Proではデフォルトで2.4と高い数値になっているのですが、QuickTimeなどは1.96で再生する仕様。これによって「書き出した映像が、なんか違う」状態になっているわけです。

Premiere Proの編集画面で採用するガンマは、Lumetriカラーの「設定」タブから変更できます。

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Lumetriカラーの設定で、以下2つの設定をしてください。

  • 環境設定 > ディスプレイのカラー > カラーマネジメントを表示(有効)
  • プロジェクト > ビューアガンマのプルダウンで、2.2もしくは1.96に変更

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ビューアガンマを変更すると、プロジェクトモニターの見え方が変わると思います。

2.2にするか1.96にするかは、動画の公開先・再生環境に合わせると良いでしょう。 Web公開がメインの場合は、1.96の設定が無難です。

ガンマシフトについて詳しく知りたい、という方は以下の参考リンクをご確認ください。 主要アプリケーションのガンマについても紹介されています。

実習

Lesson1シーケンスを書き出し、できた動画を確認してください。

他のシーケンスも書き出し方は同じです。 時間が長いMasterシーケンスは書き出しに時間がかかりますので、試す場合は注意してください。 (Premiere Proの操作ができないだけではなく、パソコン全体の動作が重くなる場合があります)

ここまでで、Premiere Pro実践講座Ⅰは終了です。 お疲れ様でした!