このレッスンでは、コンテンツマーケにおいて有効な発信形式とされているブログについて説明していきます。ブログが有効な理由・効果をあげるブログの書き方や特徴を学びましょう。
「ユーザーを引き寄せる」という考えのコンテンツマーケにおいて、ブログはとても有効な発信形式だとされています。
ブログが有効な理由は、検索エンジンからの評価を上げることができる為です。
検索エンジンは主に以下点などを見て、サイトへの評価を決定します。
SNSなども拡散という特徴があり有効ではありますが、そのコンテンツが存在している場所はあくまでも外部サイト内です。そのため、SNSだけで発信を続けても自社サイト内のコンテンツは増えず、更新頻度も低いと判断されてしまいます。
しかし、ブログであればこの問題をクリアすることが可能です。自社サイト内にブログ機能を設置すれば良いのです。
*アメブロなどの外部サービスではなく、自社サイト内にブログを設置します。
これでサイト内コンテンツはどんどん増えていき、サイト自体の更新頻度も高いと判断され評価があがります。
サイトの評価があがれば、googleなどの検索結果一覧の中で上位に表示される可能性もあがるなど、アクセス数の向上に繋がるのです。つまり、ユーザーを引き寄せることが出来るというわけです。
ただし、思いつくままに書いていけばよいわけではありません。質の低いコンテンツが沢山あっても評価は上がらないので、検索エンジン・ユーザーの両方に認められる記事を書く必要があります。
では、次のセクションでブログの書き方について学んでいきましょう。
コンテンツマーケの一環としてブログを書くときに一番重要なのは、ユーザーの疑問を解決できる「答え」を書くことです。
ユーザーがネット検索を行うのは、疑問を解決する為だと言えます。つまり、ユーザーは「答え」を求めて検索をおこなうのです。
では次に、具体的な工程を見てみましょう。
テーマを決めるときは、前回学んだように具体的に決めることが重要です。具体的なテーマは、コンバージョンにより近いユーザーを引き寄せる効果があります。
ユーザーはタイトルを見て記事の概要を判断します。ですので、分かりやすさと疑問解決に有効な記事であることのアピールが必要です。たとえば以下の例のように、数字などを入れた具体的なタイトルで記事の内容を表しましょう。
また、検索結果ページには32文字前後しか表示されません。あまり長いタイトルだと途中で切れてしまうので気を付けましょう。
タイトルは検索エンジンからも重要な要素としてチェックされます。ネット検索を行うとき、ユーザーはキーワードを入力して検索をおこないますよね。
検索エンジンはそのキーワードに合致しているサイトを表示するのですが、このときキーワードとサイトの関連度合いを判断するための材料として重視されるのがタイトルです。
タイトルと記事の内容がずれていないか、タイトルにユーザーが検索しそうなキーワードが含まれているかチェックしましょう。
ユーザーが入力するであろうキーワードを予測して、自然な形でタイトルに含めるようにしましょう。
本文は内容も大事ですが「読みやすさ」も重要です。疑問の答えとして価値がある内容でも、読みづらい文章であれば最後まで読んでもらうことは出来ません。
では、読みやすく分かりやすい文章を書くためにはどうしたらよいのか、注意すべきポイントをひとつづつみていきましょう。
本文を書くときは、文章を余白で区切ることが大切です。以下イメージの2つの例を見てみましょう。この2つの違いは「余白の有無」です。
文章の間や周りに適度な余白がある右の方が、読みやすく感じますね。
画像は文字よりも素早く情報を伝える事が出来ます。文字のみだと読みつかれてしまうので、画像を所々に差し込みましょう。
また、以下のように文章だけだとイメージしずらいという場合は、画像は必要不可欠です。
長い文章は流し読みをされることが予想されます。ですので、流し読みでも概要が伝わるように、重要なポイントは太字などで強調するなどの工夫をしましょう。
箇条書きで書けるものは、文章ではなくリストなどを使用して書いた方が読みやすくなる場合があります。
たとえば、〇〇でお困りの方は〇〇するといいですよ!という記事を書いたとします。この記事の内容に納得したユーザーであれば、解決策を実行するかもしれません。
ですので、記事の内容と関連性の高いコンバージョンがある場合は、リンクなどコンバージョンへの誘導となるものをいれておきましょう。
内部リンクでユーザーの離脱を回避しましょう。内部リンクとは、同じサイト内の違うコンテンツへのリンクのことです。たとえば、以下のようなものが考えられます。
これらが表示されていることで、そういえば〇〇も気になっていたんだった!とユーザーを引き寄せる事が出来るかもしれません。
具体的な事例を見ながら、前セクションで解説した効果的なブログを書くためのポイントの取り入れ方を見てみましょう。以下サイトは「ferret(フェレット)」という国内最大級のWebマーケティングメディアです。
https://ferret-plus.com/
今回はフェレットが作成した「コンテンツマーケティングとは何か 〜 歴史・事例などから解説 〜」という記事を例に、効果的なブログがどのようなものか学んでいきます。
https://ferret-plus.com/5379
この記事のタイトルは「コンテンツマーケティングとは何か 〜 歴史・事例などから解説 〜」です。「コンテンツマーケティングとは何か」は、ユーザーが抱えている疑問の部分ですね。
そのあとに「歴史・事例などから解説」と続いています。歴史や事例も交えての解説ということなので、分かりやすく書かれている記事だとイメージできる文章です。
このタイトルに惹かれたユーザーは、次に本文を読み進めます。
上記は本文の書き出し部分です。ブログにおいて書き出しは、その後の文章を読み進めてもらえるかを左右する重要なエリアです。
この記事では最初に「コンテンツマーケティングが何か答えられますか?」と問いかけています。このように直接ユーザーに問いかけるような文章は、共感を生み信頼を得ることが出来るのです。
そして「この記事なら自分の疑問を解決できそうだ」と感じたユーザーが次に目にするのは「コンテンツマーケの魅力」についての部分です。
コンテンツマーケは新しいマーケティング手法であること、多くの人から高く評価されていることが読み取れます。また、ユーザーの関心が高まりそうな「一番熱いマーケティングキーワード」という部分は赤い太文字で強調されています。
次に、書き出し部分の全体をみてみましょう。余白や画像が適切に使用され、長すぎて読みつかれる文章ではなく「分かりやすく・読みやすい」構成になっていることが分かります。
また、文中の語句部分に所々「下線」が引かれています。これは、クリックで語句の解説が書かれた吹き出しが出るようになっているのです。
語句の意味をいちいち検索して調べる煩わしさや、分かりにくいという不満を取り除くことで、ユーザーは安心して読み進める事が出来ます。
書き出しのあとには上記のような目次が用意されています。ユーザーは自分の読みたい項目を選ぶことが出来ますし、記事全体の内容を把握するのにも役立ちます。
続いて内部リンクをみてみます。記事の中に関連記事・右サイドバーにオススメ記事へのリンクが設置されています。
ユーザーの興味関心の対象は1つではありません。そのひとつひとつに応えられるコンテンツを用意しているということをアピールできるので、要所要所に内部リンクを設置しましょう。
記事の最後には2種類のCTAが設置されています。無料会員限定コンテンツへのリンクと、マーケティング対策付きのホームページ制作ツール詳細ページへのリンクです。
前者は「更に理解を深めたい」というユーザーにとって魅力的なコンテンツです。対して後者は「記事を読み納得した結果、実際に行動を起こそうとしている」ユーザーにとって魅力的なコンテンツだと言えるでしょう。
今回のレッスンでは、コンテンツマーケにおけるブログという発信形式について学びました。ブログ記事を自社サイトコンテンツとして発信し続ければ、検索エンジンから高評価を得ることが出来る可能性が高まります。
また、高評価を得れば検索結果の表示順位が上がるなどして「アクセス数アップ」が期待できます。つまり、たくさんのユーザーを引き寄せられるという事です。
その為には、様々な工夫を凝らして良質な記事を書かなければなりません。意識すべき点も多く、自分で行うには大変な作業に感じる方もいるかもしれません。
ですが、ブログは「アクセス数・サイトへの評価・リピーター・コンバージョン」など得られるものがたくさんあります。
また、記事を投稿するたびに自社サイトのコンテンツとして蓄積していくのです。みなさんも、このレッスンを参考にたくさんの良質なコンテンツを発信していきましょう。
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