Ruby on Railsの事例まとめ(海外有名サイト編)
だれかに「Webサービスで起業したいのだけど何を使ったらいいかな?」みたいな質問を受けたら「Railsだね」とぜったいに答えます。「ふーん」という感じなのですが、その時に「だってこんなサービスも使ってんだよ」と言うと「ああ、だったらすごいかも」ってな具合に納得してくれるんですよね。やっぱり事例っていうのは物凄い破壊力を持っているなと感じています。
そこで今回はRailsで作られたサイト。その中でも有名サイトをいくつかご紹介しようと思います。
今回はRuby on Rails事例の海外編
海外のスタートアップでRailsの需要はものすごくあります。私は去年サンフランシスコに行ってきて、Instacartというスタートアップにお伺いしてお話しを聞く機会があったのですが、その時に「いやぁ、このサンフランシスコではRailsエンジニアは本当に不足しているんだ。年収は日本円で1300万円くらい。でも集まらないんで、ほんと奪い合いさ」ってなことを言っていました。
そんな感じでアメリカの特にシリコンバレー、サンフランシスコではRailsはひっぱりだこ。裏を返せばRailsを使ってサービスを作っている企業が数多くあるということですね。そんなRailsを使って作られたサービスを主にアメリカ発のものをご紹介しようと思います。
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Hulu
http://www.hulu.com/
日本でもテレビCMがけっこう流れていますので、知名度は高いかもしれませんね。2012年のRailsConfではスポンサーにもなっています。創業当初からRailsと歩んできたとのことです。
http://tech.hulu.com/blog/2012/05/14/347/
Airbnb
http://www.airbnb.com/
今や日本でもかなり有名になりましたよね。「世界的な民宿サービス」という感じでしょうか。私の友人はこれを使ってシリコンバレーに出張しましたが、いつものホテルよりよっぽど良い宿に泊まれたとのことです。素晴らしいですね。
みんなRailsでこんなサービスを創りたいと思うんじゃないでしょうか。で、企業の文化としてもエンジニアが楽しんでいるような感じがします。以下を見るとそれが伝わってきます。
Airbnbでなんかつくろうぜ
Kickstarter
http://www.kickstarter.com/
ちょっと前になってしまいますが、クラウドファンディングブームってありましたよね。それの火付け役というか主役のサービスです。彼らもRailsで試行錯誤してサービスを創り上げていったようです。
参考:Kickstarterのエンジニアがそんなことを語ってくれています(英語)
http://jobs.rubynow.com/blog/11-1-behind-the-scenes-story-of-the-team-and-rails-platform-behind-kickstarter
Github
https://github.com/
コードを共有し開発を進められるという素晴らしいサービスです。このサービスの出現によってコーディングの仕方、仕事の仕方まで変わってしまったという企業は多いと思います。世界中のハッカーが利用するサイトといって良いでしょうね。注意)ハッカーは最高の褒め言葉です。
中でもちょっと苦労もありそう。Railsのバージョンを移行した時のお話しです。
http://shayfrendt.com/posts/upgrading-github-to-rails-3-with-zero-downtime/
Scribd
http://www.scribd.com/
Railsで作られた最大アクセスを有するサイトだと言うことです。8000万人のアクティブユーザーをさばいています。すごい!
参考:https://boards.greenhouse.io/scribd/jobs/76768#.Vt-QW5OLTMU
サービスもどんどん伸びているらしいですね。インタビューが日本語で読めます。
フィードバックは対話のチャンス:まったく新しい電子書籍購読サービス「Scribd」ができるまで
Shopify
http://www.shopify.com/
誰もがかんたんにeコマースのショップを持てるサービスです。HTML/CSSやサーバーの知識は全く要らず、ショップを作成し物を売ることができます。Shopifyは現在約150カ国、165万人のユーザーに利用されていて、累計の流通額は$8B(8,000億円)に登るとのこと。凄いですね。
ビジネスに関しては以下が詳しいです。
参考:http://plus.airintern.com/?p=270
Square
http://squareup.com/
FinTechと呼ばれる分野の急先鋒。スマホで決済できるサービスです。日本のユニクロでも導入されていて注目されています。これもバックエンドはRailsなのですねぇ。
SquareはTwitter創業で有名なあのジャック・ドーシーが始めたサービスです。もともとTwitterもRailsで作られたサービスですし、慣れているのかもしれないですね。
単なるスマホ決済では終わらない、FinTech企業「Square」本当の狙い
求人:http://jobs.jobvite.com/careers/square/job/oN5lXfwU
Instacart
https://www.instacart.com/
冒頭に紹介したサービスです。あまり日本じゃあ知られていないサービスかもしれませんが、もっとも成功を約束されたサービスと言われています。直接お話しを聞く機会があったのですが、とにかく今まで出来なかったようなこと、例えば「生鮮食品を1時間以内に届ける」なんてことをやってくれます。すでに時価総額が20億ドルだそうです。で、Railsで作られていてエンジニア足りないらしいですよ。
この記事を見るとその詳細がわかります。
InstacartとDoorDashにみるオンデマンドデリバリーの現状と今後の展開
最後に
今回の記事を書くためにいろいろと調べたのですが、そこで思ったのはやはり「アイデアをすぐ形にできるツール、それがRails」ということです。まぁ、今回挙げたもの以外のサービスに関する創業者のインタビューなどを見ていると、アイデアを試しては方向転換をする。で、今のサービスになった。というのが多いんですね。
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