問題・結果のパーツでは、ユーザーが抱えている問題(悩みや課題)と、それが解決した明るい未来を示します。ランディングページで取り扱っている内容に興味や期待を持って、更に先へと読み進めてくれるでしょう。
問題提起・共感
問題提起は、ファーストビューを見て興味を持ったユーザーに、より強く「私にあった商品/サービスだ」と思わせるパーツです。
ユーザーが今現在抱えているであろう問題や課題を記述することが多いです。
こんなことでお悩みでは?という“あるある”を掲載してユーザーを共感させ、②以降のメリットや商品の特徴へと繋げていく構成がよく使われています。
参考1. 文字のみのシンプルデザイン
文字とワンポイントアイコンくらいで書くと、シンプルで少しかたい印象になります。
スッキリして見えますが、ユーザーが見落としてしまう・読み飛ばしてしまう可能性も高いです。
下記サイトはパーツだけ見ると平坦な箇条書きですが、余白やアニメーションを使うことでユーザーにしっかり“見せて”います。デザインの力ですね。
参考2. イメージをつける
文字だけよりも、写真やイラストなどを使って、問題をビジュアルでも表現するとより親近感がわきます。目をひくので、読み飛ばされにくくもなるでしょう。
人間の写真だとオーバーすぎて胡散臭く見えてしまう表現も、イラストを使うと良い意味での強調になります。
イメージ画像は1つでも良い
それぞれに画像をつけるのではなく、一つのイメージ画像をつかって複数のお悩みを表現することも出来ます。ページコンセプトを崩しにくく、ザ・LP感が少しマイルドになりますね。
参考3. ターゲット別で書く
ターゲットの年代やポジションが違う場合は、ターゲット別に感じるであろう問題を挙げる方法も使われています。
ユーザーは自分に近い存在の「困っていること」を見て共感し、解決策を知りたいと思うでしょう。
参考4. チェックリスト形式
いくつ当てはまりますか?
当てはまるものが多いほど要注意!
…というタイプのチェックリストにしても、ユーザーの興味や関心が高まります。
結果(解決策)
結果は商品やサービスを使うことによって得られる結果・ユーザーが得られるメリットを掲載します。ユーザー目線で「利用することで私・私の生活がどう変わるか」という結果が見えるようにすると効果的です。
参考1. ユーザーに起こる変化を提示する
商品やサービスを使うことで、あなた(ユーザー)はどうなれるかを示します。
人によってメリットやベネフィットなど言い方は違いますが、こんなに良いことが起こりますよ!ということを具体的に伝えていきます。
参考2.問題とセットにする
お悩みのすぐ下に結果パーツが配置されてると、ユーザーは「これはいいかも!」と更に興味を持つでしょう。
問題と結果をワンセットで掲載しているランディングページもあります。
ターゲットや問題の種類が離れている場合は、こちらの形式のほうが「どの問題がどう解決したか」がわかりやすいですね。
3.解決方法を提案する
例えば、薬事法との兼ね合いがある健康食品や化粧品のように、「〇〇になれる」と言い切ることが出来ない場合もあります。
そのため結果ではなく、ユーザーの悩みにピッタリな解決策があること、解決には自社の製品が役立つということをアピールしているページもあります。
下記ランディングページは解決策タイプです。
治ります!とは言えないので「応援します」という解決方法の提示、そこから実証データや信頼パーツへと繋げていく構成になっています。
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https://brand.taisho.co.jp/livita/lineup/kaimincare/
快眠ケア|「リビタ」(Livita)
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https://www.shinyakoso.com/yoruoso/healthyonswitch/
夜遅いごはんでも|ヘルシーオンスイッチ
提案型のランディングページは業種を問わず使われています。
特に、結果と実証がセットになっている構成では「こんな方には当社のサービスがオススメ、なぜならば...」という流れを作ることが多いです。
実証パーツについては、次レッスンで紹介いたします。
実習
今回登場したパーツの、デザイン参考をピックアップしてみましょう。
ランディングページ、ランディングページ型トップページ、どちらでも構いません。
- 問題提起のパーツを3つ集める
- 問題提起から結果(解決)がセットになっているパーツ2つ集める
- 結果(ユーザーに起こる変化)がまとめられているパーツ2つ集める
- それぞれURL、業種、良いと思った点のメモを付属する
なお、実習の提出は不要です。
ファーストビューを集めたファイルに追加しても、パーツごとにファイルを分けて頂いても構いません。ご自身が使いやすい形でまとめてください。