グロースハック実践編 最強のツールABテスト ① ABテストとは何か?

ABテストはグロースハックを実践するために最も重要なツールです。どのようにABテストを導入すれば良いのでしょうか? グロースハック準備編のブログでも書きましたが、ABテストを実践するためには、グロースハック4つの行動様式が必要になります。

ABテスト実勢に必要な4つの行動様式

[*① 何でも数字で計測して定量分析する習慣
② 失敗を許容して学習する文化
③ “アハッ”モーメントを目指す
④ 機能を捨てる勇気を持つ*]

なぜこのような行動様式が必要なのでしょうか?ABテストは単発で終わらせたら意味がありません。あなたの組織の運営に組み込み、継続的な改善施策として行っていき、初めて効果が現れてきます。

クックパッドのグロースハック担当の加藤氏が述べているように、“1日1%改善を重ねれば、1年間で、38倍の成長が望める” つまり、小さな改善を毎日重ねていくことを意識してください

ABテストの前提条件:ある程度のユーザー数が必要

ABテストを実行するには、ある一定のボリュームのユーザー数が必要になります。ある一定の数字がいないと、ABテストの結果が誤差の範囲なのかどうかが分かりません。一般的に、一日あたりのユーザー数が1000ユーザーを集めましょう するとABテストの信ぴょう性が上がってくると言われています。

まだ始まったばかりの事業や、初期段階のスタートアップにおいてABテストを行う必要はありません。まず一定のユーザーが集まる施策(SEO、広告、ソーシャルメディアマーケティング等)を行ってください。

WebにおけるABテストとは何か? 

そもそもABテストとは何でしょうか? ABテストとは、Webサイトページにおけるひとつの主要な要素(トップイメージ、ヘッドラインのキャッチコピー、Call-to-Actionボタンのデザイン、レイアウトなど)を取り上げてより効果的なデザインや文言を複数パターン考えます。検証する要素以外は同じ条件にして一定期間テストを行います。その複数パターンの中でどのパターンがコンバージョン率が高いかを検証します。 そして、コンバージョン率が高いパターンを実際にページのデザインや文言として採用します

ABテストはABという二種類のパターンである必要はなく、ABCDもしくはABCDEという感じで4〜5種類のパターンでテストを実行してもかまいません。ただし、パターンを増やしすぎてしまうと、各テストページあたりのサンプル数(標本数)が少なくなります。つまりテスト結果が誤差なのかどうか判明できなくなります。 やはり一番良いのは、Aページ/Bページと2種類のパターンでテストを行うケースでしょう

200億円の選挙資金をABテストで集めたオバマ 

2008年の大統領選でオバマ陣営は、献金サイトにABテストを導入しました。オバマ陣営は2つのエレメント(トップイメージとCall-to-Actionボタン)でABテストを実行し、40%コンバージョンを向上させことに成功しました。ABテストを実施しなければ、140億円しか集まりませんでした。つまり、ABテストで60億円追加の選挙資金を集めることができたのです

献金キャンペーンを始めた最初のランディングページは下記のようなイメージでした。

[*イメージ: オバマの写真 “Get-involved“(=参加しよう)
Call-to-Action ボタン:Sign-up (サインアップしよう)*]

オバマ陣営は何種類ものパターンを用意してテストしてみた結果、下記のページが一番パフォーマンスが良いことを発見しました。

[*トップイメージが:オバマ一家の写真 “Change, we can believe in”
Call-to-Action ボタン: Learn more (もっと学ぶ)*]

このようにわずか2つの要素(ヘッドラインとイメージ)のみで、サイトのパフォーマンスを劇的に改善することができたのです。

グロースハッカーになるのに必要な3つのスキルとは?

グロースハッカーはお金(予算)を使わずに成長エンジンを構築するスキルが必要になります。そのために必要な三つのスキルを上げてみました。

① お金をかけないで高いユーザーエクスペリエンスを設計する力

ユーザーエクスペリエンスの構築力は、グロースハッカーだけではなく、これから価値のあるサービスや商品を生み出そうとする人には必須の能力でしょう。

UXデザインこちらのブログで詳しく書いていますが、プロダクトを作る前に、ペルソナ像を構築して、カスタマージャーニーマップを作り上げ、常に改善をしていくプロセスを身につける必要があります。

② お金をかけないで分析を行う力

グロースハッカーは、まずユーザーエクスペリエンスデザインを行い仮説を立てます。そして、その結果を分析力を駆使して、検証する必要があります。Google Analyticsなどの無料分析ツールは使いこなせるようになりましょう。

③ お金をかけないでプロダクトを改善力

グロースハッカーは、技術にもある程度精通している必要があります。
何が技術的に実現可能なのか、どういう改修・改善が、ローコストでハイリターンのかをすぐに見積もり、開発者に指示を与える必要があるからです。

Webサービスのグロースハッカーになりたい人は、最低限でも、
HTML, CSS, JavaScript, UX Design, Google Analytics, Illustrator/Photoshop
などの知識を身につけましょう。

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