ネタからコンテンツ企画書を作る | SkillhubAI(スキルハブエーアイ)

ネタからコンテンツ企画書を作る

吉田先生(通常)
吉田先生

これから作成するコンテンツもしくは記事の情報をまとめてた計画書(企画書)を作成しましょう。タイトルなども決めておくと執筆に集中でき、効率よくラィティングを行えます。

コンテンツの企画書とは

今までのレッスンでは、誰に向けて、どのようなコンテンツを作るかを順に考えてきました。

1.ペルソナ 2.ペルソナが検索しそうなキーワード 3.ペルソナが求めているであろう情報(ネタ)

コンテンツ企画書(記事企画書)は、これまでの情報を元に作成する記事についてを一目で確認できるようにしたものです。記事タイトルやキーワード、記事で伝えたいことを一覧化します。

これから行うライティングのガイドにもなりますし、タイトルの統一性も保てます。 企画書作成の段階でキーワードの最終決定も行っておけば、ライティング時にどのキーワードを意識して文を書くべきかも明確になります。

記事企画シート見本

下図は、前回までのレッスンで決めたことを元に作成した記事企画シートです。 記事計画の作り方・各項目を決めるコツは後ほど紹介します。

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クライアントに決められたテンプレートで企画の提出を求められる場合は、規定に従いましょう。

そうでない場合は自由に、自分が分かりやすい形で作成して良いです。 例えば、上記のシートであれば * 補足欄を作って、競合ページや参考に出来そうなページのURLを載せる * 企画した記事の公開予定日(締切)欄を作る などしても、使いやすいでしょう。

企画書作成のポイント

対象者

対象者はペルソナではありません。 ペルソナ(1人)のみではピンポイント過ぎるので、もう少し広く捉えます。

ペルソナも参考にしつつ、キーワードで検索をかけそうな層を考えてみましょう。 ペルソナのように人物像を作りこまず、「〇〇な状況にある人」くらいの範囲で捉えると良いです。

プロブレム・ソリューション

プロブレムには決めた対象者に起こっている問題・悩みを書きます。

ソリューションは、対象者に提示する解決策や提案です。読んだ対象者が問題を解決できた(役立った)と感じる部分を中心に、記事のメインは何になるのかを書いておきます。

カテゴリ

上の記事企画シートのカテゴリは、投稿記事を整理するためのカテゴライズです。WordPressやブログで設定する「カテゴリー」に該当します。

既存のサイトから記事依頼を受けた場合は規定のカテゴリーを使用することが多いです。 自サイトの場合はユーザーに分かりやすいように分類しておきましょう。最初にカテゴリーを決めておくことで、記事が増えても目的の記事が選びやすい状態を保持できます。

キーワード

キーワードは検索エンジンでの上位表示を狙う単語です。 ピックアップしたキーワードを中心に考えましょう。

前回はキーワードのリストを見ながらネタを出しました。 今回の計画書に記載するキーワードは本決定、今後はこのキーワードを使ってSEO対策を行っていきます。各記事でSEOライティングをする際などにも使用しますので、今一度キーワードプランナーで検索しておくと良いです。

合わせて、Googleの検索窓に設定したキーワードを入れて検索してみましょう。

file   ↓ file

競合となるページが分かりますね。

また、現時点で上位表示されているのは、検索ユーザーのニーズに沿ったコンテンツとGoogleに判定されたものです(※広告は除く)。 自分が想定したプロブレム、ソリューションと大幅に異なる内容の記事ばかり表示されている場合は、もう一度キーワードとユーザーニーズを考え直してみましょう。

普段から検索しているような言葉がキーワードになっている場合は、シークレットモードで検索をかけるとより厳密な順位が分かります。

タイトル

タイトルはキーワードを含み、かつソリューションを端的に伝えられるものにします。

タイトルはSEO的にも重要な要素ですし、検索結果として表示されたタイトルの中からユーザーは気になるページを開きますよね。ですので、ページの内容が魅力的に伝わるタイトルを付ける必要があるのです。

検索一覧に表示された時に、クリックしたくなるタイトルかを客観的に考えてみましょう。

加えて、タイトルを考える時は文字数を意識し、キーワードを左に寄せる必要もあります。 文字数が多すぎると、タイトルが省略され先頭部分しか検索結果に表示されません。 下図で「...」となっている部分が、省略されたタイトル表示です。

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真ん中の記事のタイトルは

フリーランスの卵の為の仕事の探し方 「報酬について知りましょう」

です。“しょう”が省略されていてますが、何の記事かは分かるので、別段問題はありません。

しかし、タイトルが下記の場合はどうでしょう。

業界の秘密を教えます②報酬について知りましょう【フリーランスの卵の為の仕事の探し方】

この場合、検索結果画面では、

業界の秘密を教えます②報酬について知りましょう【フ...

のように切れてしまって、何業界に関しての記事なのか分からなくなりますよね。

ですのでタイトルは30〜35文字程度を目安にし、25文字までで内容が分かる(ユーザーの興味をひける)ことを意識する必要があります。

実習

前回出したネタ10本の中から、5本以上を記事計画書としてまとめてください。 カテゴリは白紙状態と考え、独自に設定してください。

まとめ

コンテンツ・記事の企画には2段階の思考が必要です。

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1:ターゲットと主題の決定 * ターゲットユーザーの代表となるペルソナ * ペルソナが抱える問題の仮説立て

2:キーワードと各記事の内容を決定 * ペルソナが検索しそうなキーワード * キーワードの人気度、検索ニーズを知る * ペルソナが知りたい事をキーワードから考える(ネタ出し) * 出したネタを記事企画に落とし込む

各グループ内で考える順番が変わることもあります。 例えば、ペルソナの問題(仮説)からネタ出し→キーワード選定の順で行うこともあります。

このあたりは各サイトのルールや、個人の好みもあります。 柔軟に対応しつつ、自分がやりやすい方法・効果的だと思える方法を探しましょう。