
ペルソナとピックアップしたキーワードを元に、ブログのネタを考えてみましょう。ネタはペルソナに解決策を提示するなど、何らかのメリットを与えられるものにします。
ネタ出し(アイディア出し)について
記事作成をしていると、度々起こるのが「ネタ切れ」です。 1ページをライティングするだけであればよいのですが、週3でブログ更新・〇〇に関する記事を30本納品せよ、なんて話になってくると後半辛くなってきます。
納期も迫る中、何を書くか全く思いつかない… という状況に陥らないために、事前にどんな内容の記事を作るのか決めておきましょう。
今回はその元となるネタ出しの仕方、コツを紹介します。
慣れてくると、次回以降のレッスン行うキーワード選定等とネタ出しを同時進行で行い、一気にコンテンツ企画/記事計画書などにまとめる場合もあります。
ですが、最初のうちは全て一気にやろうとすると行き詰まってしまいます。 まずはシンプルに、ペルソナが喜んでくれそうな“ネタ”を書き出してみましょう。
記事のアイディアを書き出す
ペルソナ・ペルソナに関する仮説、前回ピックアップしたキーワードを参考にしながら、記事に出来そうなアイディア(ネタ)を書き出してみましょう。
ペルソナが検索しそうな情報を、1つの記事もしくはページとしてどうまとめるかを中心に考えます。この時点で、自分が書けるかは気にしなくて良いです。
最低10本、それ以上思いつくのならば可能なだけ書き出します。
ここまでに決まっていること
【ペルソナ】
【仮説(ペルソナの問題)】 Webデザイナーに興味があるが、何が出来ればよいのか分からずモチベーションが下がりがち。HTMLやCSSは辞書的な解説だけでは習得が難しい。
【仮説に対しての解決策・提案】 * Webデザイナーのマストスキル一覧 * 基本的なHTML,CSSを図解や動画でわかりやすく教える * 困った時に調べられるHTML,CSSリファレンスサイト紹介 * Webデザイナーが使うツール紹介 * Webデザイナーの仕事紹介
【キーワードリスト】
ペルソナに沿った記事アイディアを
今回のペルソナは、WEBについて調べている・ちょっと学んでみたという方です。
「どうすればWEBデザイナーになれるのか」 「WEBデザインの勉強は何をすれば良いのか」 「WEBデザインにはどんなソフト・ツールを使うのか」 など、WEB制作のスタートラインにいる人が知りたい内容を検索しそうですよね。 なので基礎知識、下調べのような検索キーワードを中心に考えてみることにします。検索ボリュームも比較的多めのところです。
上図のようにキーワードピックアップの時に、レベル別に分類しておいても良いかもしれませんね。WEBなど教育系コンテンツだけではなく、趣味関係であってもレベル(興味の深さやマニアックさ)は分かれます。
【記事アイディア例】
- 未経験からwebデザイナーになる方法
- 未経験からwebデザイナーになるための勉強法
- WEBデザイナーとは? 必要なスキルや収入を教えます
- WEBデザインにコーディングは含まれる? WEBデザイナーの仕事紹介
- 独学でWEBデザインを勉強するなら見ておきたい無料サイト紹介
- 未経験からでも取れるWEBデザイン関係の資格
- WEBデザイン初心者がまず覚えるべき基礎知識
- WEBデザインの基本、HTMLの仕組みと基礎を紹介
- WEBデザインの王道ソフト、便利ツールまとめ
- WEBデザインソフトはphotohop? XD? 特徴と違いを解説
ネタが見つからないときは...
アイディアが出ない、自分が思いつくものの多くは既に記事になっている…なんて時は下記の方法を使うとネタを発見しやすいです。試してみて下さい。
1.考えた解決策・ネタを分解する
ネタとして思いついたものを、更に掘り下げて分化させます。 例えば、上記では「未経験からwebデザイナーになる方法」を1アイディアとして挙げました。これは1つの記事にまとめる事もできますが、下記のように項目ごとに記事を作ることも出来ます。
- 未経験でもWebデザイナーになれる最短の方法
- 未経験からWebデザイナーになるための習慣付けとは
- 未経感者がWebデザイナーになれた3つの成功パターン
- 未経験からWebデザイナーになるには何時間勉強が必要?
2.自分が悩んでいたことを思い出す
作成する記事ジャンル/ペルソナ像が自分と近い場合は、自分が悩んだ経験のある内容は立派なネタになります。経験したことを書けるのでライティングもしやすいですね。
講座で使っているテーマはWeb制作系ですので、誰もが何らかの経験をしているはずです。 その中から「Webデザイナーになるには何が必要なのか」「HTML,CSSをちょっとだけ学んでみた(でも難しい)」というペルソナと同じくらいの初心者だった時に悩んだこと、どうやって解決したのかを思い出してみて下さい。
~したかった・~出来なかった(どうれば出来たか)も十分ネタになります。
- Web業界未経験者がWebデザイナーになるために行った5つの習慣
- 未経験からWEBデザイナーを目指すなら、知っておきたいソフト・ツール
- 実務未経験のWebデザイナーは仕事がない? 現役Webデザイナーが実態教えます
3.競合サイトを見てみる
需要のあるのジャンル・キーワードには必ず競合があります。 競合サイトを見てみましょう。 すでに第一線、検索上位をとっているサイトがどのようなコンテンツを公開しているのか知ることは、とても勉強になります。自分では考えつかないようなネタを切り取って記事にしていることも珍しくありません。
もちろん、タイトルや本文をコピーするのはNGです。 こうした競合サイトの人気記事を参考に、オリジナリティを持たせたアイディアを考えましょう。
例えば、Web系ならLIGさんも強いですね。
https://liginc.co.jp/web-development/design
初心者向けの「〇〇の使い方」の派生で、最初にマスターしたい~とい内容が人気なことが分かります。ここまでで出したアイディア例は概要部分が多いですが、なにから手を付けるかを知りたい人も多いと仮説が立てられます。
- Webデザインを学ぶなら最初に覚えたいPhotoshopの操作10個
- Webデザイナーを目指すなら知っておくべきIllustratorツール
- 初心者からのWebデザイン、Webページのレイアウトと呼び名を知ろう
4.Yahoo!知恵袋などを見てみる
ジャンルにもよりますが、ユーザー投稿型サイトにもネタは落ちています。
Yahoo!知恵袋などQ&A系サイトは自分で解決できない事がある、みんなはどうしているのか知りたい、という人が投稿しています。
ピックアップしたキーワードで検索してみると、ペルソナが具体的にどんな悩みを持っていそうか、どういうネタがウケそうかのヒントがあることもありますよ。
https://chiebukuro.yahoo.co.jp/
競合調査を行う
ネタ(記事アイディア)を書き出したら、そのネタが当てはまるキーワードをGoogleで検索してみましょう。
Chromeであれば、シークレットモードを使うと良いです。
【シークレットモードショートカット】 * Windows: Ctrl+Shift+n キー * Mac : ⌘+shift+n キー
自分が考えたネタと同じ内容を扱う、上位ページを3~5個くらい見てみてください。
検索上位を狙うには、現在上位表示されている記事を超える必要があります。そのためには、下記のような工夫が必要です。
- 上位表示の記事に足りない情報を補足する
- ペルソナに合うように、もっと噛み砕いて説明し図解を入れる
見た記事よりももっと良いコンテンツが作れそうか、そのためには何が必要かを考えましょう。どうしても思いつかないものは、ネタから外します。
実習
前回のペルソナを対象としたネタを、最低10本出して下さい。
暫定タイトル(記事内容のメモ)にはメインで使うキーワードを入れておいてください。 競合サイトとそれを上回る工夫も、メモ書きしておくと企画書作りに役立ちます。