Premiere Proのプロジェクト形式(.prproj)で作られたテンプレート素材の使い方を解説します。
プロジェクト形式(.prproj)のテンプレートを使ってみよう
使用するテンプレート素材
下記の素材は、プロジェクト形式(.prproj)のテンプレートです。
https://mixkit.co/free-premiere-pro-templates/bright-bokeh-transition-469/
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1.テンプレートをDL&素材整理
ダウンロードしたフォルダを展開し、制作中のプロジェクトフォルダに必要ファイルを移動させます。 上記素材の場合は「assetsフォルダ」と「mixkit-469.prproj」を移動します。
2.Premiere Proで読み込む
Premiere Proで制作中のプロジェクトを開いてください。 トップメニューのファイルから、読み込みをクリック。
先程移動した、テンプレートのプロジェクトファイル(mixkit-469.prproj)を選択します。
何を読み込みたいのか聞かれます。 シーケンスを読み込みにチェックを入れ、シーケンスを選択しましょう。
プロジェクトパネルに、選択したシーケンスと必要な素材(assets)が表示されていれば読み込み完了です。
3.動画を差し替える
読み込んだシーケンスを開いてみましょう。
シーケンス(タイムライン)で下図のように表示されています。
黄色で表示されているクリップは、トランジション(映像切り替え時の効果)の役割を担っている部分です。 V1トラックに挿入されている、薄紫色の2クリップがメインの動画です。
2つの薄紫色のクリップを、自分が使いたい映像に置き換えます。 クリップの置き換えは、以下どちらかの方法で行うことが出来ます。 * プログラムモニターの編集オーバーレイから“置換”を選択 * Altキー(Windows)/ Option キー(Mac OS)を押しながらドラッグ
【例】
後半のクリップも、自分が使用したいクリップに置き換えれば編集完了です。 プレビューを確認してみましょう。
【プレビュー】
(※ファイル容量の関係で画質を下げています)
テンプレート使用箇所を動画の一部にするには?
ここまででテンプレートを使ったトランジションは出来ました。 しかし、作成したのは「Bokeh Transition 01」というシーケンスです。
例えば、別のシーケンスで動画全体を作っているとき。 このシーケンス内のアイテムを全て複製して、制作中のシーケンスに貼り付けたりするのは面倒ですよね。
Premiere Proではシーケンスの中にシーケンスを配置することも出来ます。 これをシーケンスの入れ子、といいます。
方法は、動画などのクリップと同じく、シーケンスを別シーケンスのタイムラインの中に配置するだけ。 Ctrlキー(Windows)/ Command キー(Mac OS)を押しながらドラッグで、インサート(差し込み)ができます。
同じトランジションやエフェクトを複数回使用したい場合は、テンプレートのシーケンスを複製すると良いでしょう。 それぞれ何のシーンかわかるシーケンス名にしておくと、分かりやすいです。
シーケンスの入れ子は、テンプレートを使うときだけではなく、数十分~数時間の長い動画を作成する際にも使います。 シーンごとに編集できるようシーケンスを作り、そのシーケンスをまとめる動画全体用のシーケンスがある…というイメージです。
実習
テンプレート素材(.prproj)を使ってみましょう。 変更したテンプレートから、シーケンスの入れ子を作ってみてください。
映像素材、テンプレート素材はお好きなものを使っていただいても構いません。
上で解説と一緒に作成された方は、この実習で作成したシーケンスを2つ目の入れ子として配置してください。