商品ページをカスタマイズするには、プレビュー用の商品を作る必要があります。 Shopifyのストア管理画面から、必要な設定・登録を行いましょう。
税込み表示に設定する
ストアに表示される価格を、税込み価格に変更しましょう。 手順は以下のとおりです。
1.ストアの設定を総額表示にする 2.商品(和菓子)は軽減税率8%を適用 3.送料には標準税率10%を適用する 4.税込価格で商品登録をする
※ 軽減税率対象外の商品であれば2、3の設定は不要です。
※ 軽減税率対象の商品でも、3の設定は不要な場合もあります。
なお、例えば、「送料込み商品」の販売など、別途送料を求めない場合、その商品が「飲+食料品」に該当するのであれば、軽減税率の適用対象となります
Shopifyで総額表示と設定した場合、登録されている価格は「税込み価格」と判定されます。 これは、商品登録で税抜価格を登録した状態で、総額表示の設定を行うと、商品価格をすべて変更する必要があるということ。二度手間、商品数が多いとかなりの労力が要ります。
税込みor税抜き、どちらを基準に構築を進めるか、最初に決めておきたいところです。
1.総額(税込み)表示に設定する
税金や配送関連の設定は、ストア管理画面の“設定”から行います。 左下に表示されている、設定をクリックして開いてください。
左のメニューから関税と税金を開きます。
スクロールダウンしていくと「税金の請求方法を決める」という項目があります。 下記2箇所へチェックを入れてください。 * 税込価格にする * 配送料に課税する
2.軽減税率8%を設定する
そのまま、スクロールアップして最上部まで戻ります。 「物品税の徴収を管理する」項目の、日本をクリック。
一番上の“国の税”を8%に設定します。
3.送料の税率を10%に設定する
物品税の徴収を管理する > 日本 のページをスクロールダウン。 一番下にある「税の優先適用」を使って、送料の税率を10%に適用します。
税の優先適用を追加 をクリック。
優先適用の対象で「送料」を選択します。 税率を10%に設定して、優先適用を追加ボタンをクリック。
右上の保存ボタンで、変更を保存してください。
これで税率の設定は完了です。
メタフィールドを定義する
作成するメタフィールド
以下7つの項目を、商品のメタフィールドとして登録できるようにします。
名前 | ネームスペースとキー | コンテンツタイプ |
---|---|---|
概要 | custom.description | 複数行のテキスト |
原材料名 | custom.ingredients | 複数行のテキスト |
特定原材料名 | custom.allergen | 複数行のテキスト |
保存方法 | custom.preservation | 単一行のテキスト |
発送予定 | custom.shipment-date | 単一行のテキスト (※選択肢で作成) |
賞味期限 | custom.best-by-date | 単一行のテキスト |
そのほか | custom.supplement | 複数行のテキスト |
※ネームスペースとキーは、お好きに設定していただいても構いません。
下記では、「発送目安」の設定方法を解説します。 ここは、予め選択肢を作成し、商品登録画面では選択肢から選ぶだけで設定できるようにしてみましょう。
そのほかの商品メタフィールドは各自作成してください。 メタフィールドの基本的な定義・並び替え方法は、下記レッスンをご確認ください。
【基礎編】ECサイト構築講座
メタフィールドの値を選択肢にする
設定の左側メニューから、メタフィールドを開きます。 フィールドを追加するストアの構成部分で、商品を選択。
右上にある「定義を追加する」ボタンをクリック。 メタフィールドの新規作成(定義)画面を開いてください。
名前、ネームスペースとキーを入力。 コンテンツタイプを選択するから“単一行のテキスト”を選択します。
そのままスクロールダウンしてください。 検証というブロックの、ルール「プリセットの選択肢に制限する」にチェック。 選択肢を作るための入力欄が表示されるので、入力しましょう。
下にある「アイテムを追加」ボタンで、入力欄を増やせます。 3つくらい作って、緑色の保存ボタンで登録してください。
記述内容をパターン化できる場合は、保存方法なども選択肢にすると便利です。 今回は単一業のテキストで入力欄(テキストフィールド)を作るだけでも、選択肢化してもどちらでもOKです。
残りのメタフィールドの作成を進めてください。
終わったら、商品登録に進みましょう。
商品登録をする
商品を1つ登録します。 ストア管理画面 > 商品管理 > 商品を追加する から登録を進めてください。
なお、以下ではテーマ編集に必要な登録箇所のみを掲載しています。 商品登録の基本操作については、基礎編のレッスンをご確認ください。
【基礎編】ECサイト構築講座
見本の素材・テキストについて
見本では“江戸屋の琥珀糖”という商品を登録しています。 このデモ商品用のテキスト/画像は、素材フォルダ内にご用意しています。テキスト部分はテキストファイルから、コピー・アンド・ペーストして頂くと早いです。
ご自身で、お好きな商品を作って登録して頂いても良いです。
確認用商品の登録箇所
- 価格・在庫・配送は必須箇所のみ適当に
- オプションは無し
- メタフィールドは「そのほか」を空にする
- 右サイドバー側はデフォルトのままでOK
保存して、商品登録を終了してください。
2つ目以降の商品登録
今回の商品ページであれば、1つの商品を登録するだけで確認ができます。 ですが、ゆくゆくは一覧ページの表示なども見たいですよね。 今後のカスタマイズのためにも、商品を更に登録しておきましょう。
下記の手順に従って、素材(ec-wagashi_sozai > products
)フォルダにあるwagashi-products_export_1.csv
ファイルをインポートして頂くと、一気に商品登録を完了できます。
もちろん、オリジナルの商品を考えて登録していただいても構いません。
商品データのエクスポート方法
Shopifyストアダッシュボードから、商品管理を開きます。 右上にある「インポート」を選択。
ウィンドウが表示されます。
wagashi-products_export_1.csv
ファイルを追加ください。
ドラッグ・アンド・ドロップで追加できます。
アップロードして続行するを選択します。
下図のように商品のプレビューが表示されたら、右下の「商品をインポートする」ボタンで実行してください。
インポート完了までは少し時間がかかります。
一覧に表示される商品が増えたら、インポート完了です。
【素材CSV利用の注意点】
- メタフィールド、タグの情報は含まれていません
- 商品画像はAdobe Stockのプレビュー版です
- 商品画像は1枚のみ設定しています
金額表示(通貨表示)の調整
Shopifyデフォルトだと、金額の表示が「¥○○○ JPY」。 ちょっと見慣れない表示になっていますよね。
この「¥○○○ JPY」という表記はストア管理画面 > 設定 から変更できます。 ストアの詳細 の中にある“ストア通貨”の項目、日本円の右にある「表示形式を変更する」をクリックしてください。
下に通貨の表示形式という表示が出現します。 “通貨があるHTML”の末尾にあるJPYを削除すると、Shopifyストア上のJPY表記が消えます。
JPYを削除して保存します。
実際の商品ページ、もしくはテーマのカスタマイズ画面で表示を確認してください。
越境ECの場合、JPYは残したほうが良い
中国元の通貨表示も同じく¥マークが使われます。
越境ECで中国にも対応したい場合は、JPY表記を残しておいて、中国元(CNY)表示との区別を明確にしたほうが親切です。