
長かった制作業務も終了間近!クライアントに制作物の検査をお願いし、問題なければ報酬を頂きましょう。
ご請求までの流れ
デザイン、コーディング等、請け負ったものが完成しセルフチェックを終えたら、クライアントに最終確認を行っていただきます。 契約書のテンプレート第4条の「検査」の部分ですね。
第 4 条(納品、検査手続等)
- 乙が甲に制作物の納品を行なう前に、甲はインターネット上にてその確認を行なうものとする。
- 甲は、乙からの確認依頼通知を受領後、7日内(以下「検査期間」という。)に、その内容が本件仕様書に合致したものであるか否かの検査を行う。
- 前項の検査の結果、納入物が本件仕様書に合致したものでない場合には、甲は、検査期間内にその旨を乙に通知する
- 乙は、前項の甲の通知に従い、すみやかに納入物を本件仕様書に合致したものとするよう補正、修正または変更を行い、当該補正等を行った制作物を乙に再提出するものとする。
- 前項の手続により再提出された制作物の取扱は、本条 1 項ないし 3 項の定めに準じるも のとする。
- 検査期間を過ぎても、乙宛に通知および承諾がない場合は、検査期間満了日をもって甲により制作物の内容が承認されたものとする。
検査でクライアントが不備を発見した場合は、指摘された箇所を直します。 OKをいただければ、納品・制作料金の請求を行いましょう。
一般的なクライアントとのやり取りは、下記の流れになります。
- クライアントによる検査→OKを頂く
- 納品する
- 請求書を発行する
- クライアントより支払いがおこなわれる
- (領収書を発行する)
納品・請求書について
クライアントから了承の連絡を頂けた、もしくは契約書で定めた一定期間が経過した場合は、事前に決めておいた形式で納品します。
ケース・バイ・ケースですが、納品と合わせて請求書をお送りすることが多いです。 請求日や支払日については事前にクライアントと相談しておくと確実ですね。
請求書は見積書とほぼ同じ内容になります。 制作料金の振込先や、期限を書いているくらいですね。
見積書からの変更がなければ、項目の部分は丸写しで大丈夫です。
※テンプレートでは引き受けていない箇所もゼロで入っていますが、クライアントにお渡し時は削除しても良いです。
領収書について
Web制作の場合はほとんどありませんが、代金を現金で頂いた場合は領収書が必要になります。金額が5万円以上になる場合は、印紙を貼ってお渡ししましょう。
銀行振り込みで代金の支払いをする場合は、振込依頼書・振込明細書等が領収書の代わりとして使用されます。ただし、クライアントからの依頼された場合は、領収書を発行する必要があります。
まとめ
Web制作業務の一連の流れは以上になります。 場合によって納品時に「納品書」をつけることが求められるケースもありますが、その場合も見積書のタイトルなどを変更することで使い回せます。
MISOCA https://www.misoca.jp/index.html など、見積書や請求書の作成・確定申告ソフトと連携させることができるサービスもあります。お仕事を多く受けると事務的な作業にかかる時間も増えますから、ご自身にあったツールを探してみるのもおすすめです。