
【AI機能も無料?!】Webデザインに役立つ画像編集ツール(Webブラウザ版)を紹介
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Webデザイン制作を行うなら「画像編集の基礎スキル」が必要です。これは、クライアントの要望に応えるために、デザインの細かな調整ができる・Webページの構成パーツとして使える状態で作ることができる必要があるためです。
そこで今回は、Webデザインで使用するパーツ作りに役立つ画像編集ソフトを一挙紹介。どれもインストール不要で無料で使えるブラウザ版で、ワンクリックの背景削除・合成など生成AIの技術を活用した便利機能を使用できるものもありますよ。制作のコスト削減、品質アップに役立つかぜひお試し下さい。
今でもWebデザイン制作には画像編集ツール・編集スキルはマスト
生成AIがどんどんレベルアップしているので「生成AIに作ってもらえばいいじゃん」と言われがちですが、きちんとしたデザイン/Webデザインを作るなら今でも画像編集ツールはある程度使える必要があります。
なぜなら、前回、前々回の記事でご紹介したように、ChatGPTやGoogle Geminiを使って画像を作ったとしても以下のような問題があるためです。
- 出力される画像の解像度では足りない(ファーストビューや表示領域全面に敷く画像など)
- 画像のアスペクト比が合わない(出力できるアスペクト比が決まっている生成AIが多いため)
- 画像を透過する必要がある(組み合わせて画像を作る・Webデザインのパーツとして個別に切り出す)
- 文字はクライアントに「明朝系にして」とか「色・サイズを変えて」と言われる可能性がある
Webページのとしてのデザインや配置以前にも、こうした問題があります。
ですので、本格的なWebデザインをする場合には、以下のようなことができる必要があります。
- 画像の解像度が足りない→
- 生成拡張で画像を広げる(AIが使いたいサイズの解像度に対応している場合)
- アップスケール(高解像度化)する
- 自分で画像を加工してサイズを合わせる
- アスペクト比が合わない→
- 自分でリサイズ・トリミングをする
- 画像を透過し、組み合わせる→
- 画像を透過する
- 透過した画像を組み合わせデザインする
- 文字の変更依頼が来る→
- テキストはソフトで調整可能な構成でデザインする
自分のWebサイトやSNS用画像を作るのではなく「クライアントの要望に応える」ためには、デザインの細かな調整ができる・Webページの構成パーツとして使える状態で作る必要があるわけです。
フルスペックはPhotoshop、だけど…
背景の透過や差し替え、画像の拡大(アップスケールもしくは生成拡張)など便利なAI機能があり、文字入れやリサイズなどの基本機能も充実しているソフトの代表格はAdobe Photoshop。高機能で便利ですよね。
…ですが、お値段はお高め。
更に2025年からは、Adobe製アプリほぼすべてを使える「Creative Cloud Complete」も生成クレジットに応じて2タイプに分かれました。
- Photoshop単体プラン(3,280 円/月):毎月25 の生成クレジットを利用可能
- Creative Cloud Standard(6,480 円/月):毎月25 の生成クレジットを利用可能
- Creative Cloud Pro(9,080 円/月):毎月4000の生成クレジットを利用可能
一発でうまくいかなくて生成しのやり直しもあるし「一か月25じゃちょっと足りない!」という月も出てきそうですよね。でも毎月9,080 円はお高いし、4000クレジットも要らないかなと悩んでいます…

あやのさん

吉田先生
PhotoshopなどのAdobe製品以外でも、今はAIの技術を生かした画像編集ツールがたくさんありますよ。
少しなら無料で使えるものもありますので、そうしたツールと組み合わせてみても良いかもしれませんね。
紹介する画像編集ツールはWebブラウザ版なので、インストール不要、PCの容量も圧迫しにくいです。
Adobeの生成クレジット節約にはもちろん「まだグラフィックソフトを決めかねている」 「自分のSNS更新用の画像を手っ取り早く作りたい」なんて方にもおススメですよ。
AI機能も! 無料から使えて多機能なブラウザ型画像編集ツール 12選
Freepik(フリーピック)
概要
Freepikは、写真・イラスト・ベクター素材を数多くそろえた人気サイトです。特に注目すべきは、無料でも利用できるAI編集機能で、テキストから画像を生成できるツールや、ワンクリックで背景を削除できる機能があります。複雑な操作は不要で、初心者でも直感的に試せる点が魅力です。
さらに、生成した画像や編集した素材は、そのままWeb制作やSNS投稿に活用できます。とくに背景除去機能は、商品写真や人物画像を簡単に加工したいときに便利です。無料プランでは使える点数に制限がありますが、ちょっとした作業なら十分実用的で、学習中のデザイン練習にも役立つサービスです。
機能とプラン
無料利用 |
可能 ※背景除去は1画像/day、レタッチは3画像/day など無料使用での回数制限があります。詳しくは料金プラン | Freepik をご確認ください。 |
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有料プラン | Essential:813 JPY/月~ |
主な機能 | アップスケール、レタッチ、背景除去、画像拡張、背景置換、ピンボケ補正、写真フィルター、AI 画像生成、AIアイコン 生成、AI 動画生成、AI 音声合成など |
日本語 | ◎ |
公式サイト | https://jp.freepik.com/ |
MyEdit
概要
MyEditは、写真の自動補正からAIによる高画質化まで一通りそろうオンライン編集ツールです。画像編集に関しても、手ぶれ・ノイズの軽減、背景透過、不要物の消去、イラスト風変換、着せ替えなどとにかく機能が豊富。加えて、AIによるデザイン制作や動画、音声のノイズ除去などのオーディオ編集まで、メディア制作に幅広く対応しているのも特徴。
どれも簡単なボタン操作中心で、直感的かつ素早く効果を得られます。無料プランの場合は、毎日ログイン時に3クレジットが付与され、それを使ってAIツールを試す形。有料プランでも年払いならお手頃なので、画像加工を沢山する・プライベートでもSNSなどに画像を投稿している…という方はかなり活用できるでしょう。
機能とプラン
無料利用 |
可能 使用するツールによっては一日の生成回数上限があったり、クレジット消費が必要です。詳しくはプランと価格をご確認ください。 |
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有料プラン | 画像編集プラン:1か月あたり580円(年間6960円)~ |
主な機能 | 自動補正、アップスケール、背景透過、不要物消去、イラスト化、バッチ処理、(一部)音声編集 |
日本語 | ◎ |
公式サイト | https://myedit.online/jp |
PicWish(ピックウィッシュ)
概要
PicWishは、人物や商品などの切り抜きに強いオンライン型の画像編集ツールです。ワンクリック背景透過に加え、不要物の除去や写真の鮮明化、白黒写真のカラー化など“後処理系”を中心にAIが支援します。無料版でも、透かしなしの画像をダウンロードできるのも嬉しいポイント。有料版は月額料金ではなく、都度払い(生成クレジットの購入)も可能です。
細かな設定を覚えなくても仕上がりを指定できるUIで、画像編集に不慣れでも活用しやすいです。アップスケーリングや背景透過・背景置換など、Webデザインでよく使う写真加工ツールが揃っています。ツールの一覧は下記のページから確認できますよ。
機能とプラン
無料利用 |
可能 無料保存10回/日まで、画像サイズの制限等があります。詳しくは価格プラン|PicWish をご確認ください。 |
---|---|
有料プラン | Proプラン:1350円/月 都度課金:300クレジット=2040円~ |
主な機能 | 背景除去、不要物消去、画質向上(アップスケール/ノイズ除去)、白黒→カラー化、バッチ処理 など |
日本語 | ◎ |
公式サイト | https://picwish.com/jp/ |
AI Ease
概要
AI Easeは、背景削除や画像の拡大・鮮明化に加え、顔入れ替え・髪型変更など“人物写真の手直し”に強い多機能プラットフォームです。一時期SNSで話題になっていた❝ジブリフィルター❞など、写真→イラストへの返還も得意。テキスト指示で画像を生成したり、写真の一部を差し替えるような“生成×編集”もワンストップで行えます。
画像編集・加工を行うワークスペースは英語UIですが、操作はボタン中心で、専門知識がなくても使用しやすいです。作品作りだけでなく、サムネや商品カットなど日常の制作でも役立つでしょう。ただし、下記の機能一覧を見ていただくとわかるように、Webデザイナーが業務で使う…と考えると、使わなさそうな機能が多い気もします。
機能とプラン
無料利用 |
可能 1日の使用回数、DL時に透かしが入る等の制限があります。詳しくはPricing | AI Ease - AI Photo Editor をご確認ください。 |
可能 |
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料金プラン | Pro - Monthly:$9.99/月 都度払い:200クレジット=$6.99~ |
|
主な機能 | 背景除去、背景合成、アップスケール、ぼかし解除、不要物消去、AI画像生成、顔入れ替え・髪型変更 など | |
日本語 | △ | |
公式サイト | https://www.aiease.ai/ja/ |
EaseUS - Fixo
概要
EaseUSはデータ復元、バックアップ、パーティション管理などのデータ管理・保護ソフトウェアを提供する企業です。破損画像・動画の修復を中心としたオンラインツールを提供されており、こちらで修復以外にも、背景除去や画像の外側を自然に広げる拡張(アウトペイント)、写真のカラー化などの機能が提供されています。
そのほかアップスケールやノイズ除去、背景の差し替えなど一般的な補正にも対応。足りない余白の生成やアスペクト比の変更に向き、ポスターやサムネの再レイアウトに応用できます。画像自体をがっつり加工するというよりは、写真素材の「土台」を整える部分に役立つサービスです。
機能とプラン
無料利用 | 可能 |
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料金プラン | Web版は完全無料 デスクトップ版は1年間10,769円(税込)~ |
主な機能 | 画像拡張、アップスケール、ノイズ・ブレ補正、背景削除、古写真修復 など |
公式サイト | https://repair.easeus.com/jp/image-extender/ |
Recraft AI
概要
Recraft AIは、ベクター変換(ラスタ画像をSVG化)やロゴ・アイコン生成に強い“デザイン寄り”のAIツールです。生成した画像をそのままパス編集でき、色や形を後から柔軟に整えられます。解像度に依存しない(拡大しても粗くならない)素材づくりに向いており、Web用アイコンや図解の簡易ベクタライズなど、デザイナーの下地作りに重宝します。
また、一般的な写真補正、背景除去や高解像度化ツールも搭載。無料プランの場合は一日一回ログイン時に30クレジットが付与され、そのクレジットを使ってツールを使用する形になります(基本的な画像生成は1-2クレジット消費)。使用できる画像変換・編集ツールはトップメニューの Product > Edit and refine から。
機能とプラン
無料利用 |
可能 無料クレジットを消費、生成された画像が公開されるなどの条件有り。詳しくはPricing and plans - Recraft をご確認ください。 |
---|---|
料金プラン | $12.0/月~(年額一括払いで20%割引) |
主な機能 | ベクター変換(SVG化)、AI画像生成、アップスケール、背景除去、内蔵ベクターエディタ |
日本語 | × |
公式サイト | https://www.recraft.ai/ai-image-vectorizer |
VanceAI
概要
VanceAIは、写真やイラストの高画質化(アップスケール/シャープ化)に強いAI編集サービスです。拡大時の粗さや文字のにじみを抑え、明瞭さを引き上げるのが得意。背景透過や古写真の修復など、仕上げの一発改善に向くツールがそろいます。
ただし、無料無料ユーザーの場合は「月に画像ポイント3点付与」となっており、AIツールに関しては無料で使用できる回数がわずか。
機能とプラン
無料利用 |
可能 無料クレジットを消費、生成された画像にウォーターマークが入るなどの制限有。詳しくは無料でもVanceAIを利用できますか? をご確認ください。 |
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料金プラン | オンライン版従量制:100 ポイント=¥650~ (テスクトップ版は1年¥14750など) |
主な機能 | アップスケール、シャープ化、ノイズ除去、背景除去、古写真修復、(簡易)生成系 |
日本語 | ◎ |
公式サイト | https://vanceai.com/ja/ |
Pixlr X
概要
Pixlr Xは、インストール不要・無料で利用できるオンライン画像編集ツール。ブラウザで開いてすぐ編集できるため、端末を選ばずに作業を始められます。
レイヤー編集に対応しつつ、AIの背景削除や生成フィルを備え、Photoshopほど複雑でなく“ちょうどよい”編集範囲をカバー。トリミング、色調補正、AIカットアウト機能(背景透過)などの基本機能が充実。背景透過が無料で使えるのも嬉しいポイントです。
機能とプラン
無料利用 |
可能 無料版では広告表示、テンプレートの制限などがあります。詳しくは写真編集ツールの価格とプラン - Pixlr Editor をご確認ください。 |
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有料プラン | Plus:$2.49/月(年額一括払いだと一か月あたり$1.49)~ |
主な機能 | レイヤー編集、背景除去、オブジェクト消去、AI生成フィル、AI画像生成、テンプレート |
日本語 | ◎ |
公式サイト | https://pixlr.com/jp/ |
Fotor(フォター)
概要
Fotorは150カ国以上でサービスが提供され、ユーザー数は2億人以上とも言われるポピュラーはAI写真編集サービス。画像生成・写真編集・コラージュ・デザイン作成まで様々な機能が利用できます。露出や色の調整、テキスト入れ、テンプレート活用に加え、AIによる高画質化や背景除去、表情チェンジ、イラスト生成などもあり。
編集画面は直感的で、フィルターやスタイルの適用もクリック中心。SNS用の比率・サイズ調整や、チラシ・バナーの作成もスムーズです。基本機能は無料、AI系のツールにはクレジットが必要となり、無料で試せるのは数回程度。無料で基本編集を試しつつ、AI機能を沢山使いたい・素材を使いたい場合は有料プランへの移行を検討する形になるでしょう。
機能とプラン
無料利用 |
可能 AI編集機能やテンプレートなどに制限があります。詳しくは価格| Fotor-写真編集&コラージュ&デザイン をご確認ください。 |
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有料プラン | Fotor Pro:年額 ¥5,900(1か月あたり¥492) |
主な機能 | 基本補正、フィルター、背景除去、アップスケール、AI画像生成、テンプレート/コラージュ |
日本語 | ◎ |
公式サイト | https://www.fotor.com/jp/photo-editing-tools/ |
Canva
概要
Canvaは、テンプレートを選んで配置するだけでデザインが仕上がる“レイアウト重視”の編集ツールです。Web・SNS用の画像作成だけではなく、プレゼンやチラシなど非画像の用途に強いことも特徴。190カ国2億2,000万人以上が利用しており、日本でもTVCMが放送されていたりとかなりポピュラーな画像編集ツールのため、使い方解説や活用Tipsなども多いです。
デザイン・レイアウトが得意なツールとして紹介されることの多いCanvaですが、生成AIと組み合わせた画像編集領域にも力が注がれています。背景除去や不要物消去、画像の生成拡張、一部分をAIで差し替える編集などが簡単に行えますよ。無料版でもお試し的にクレジットが付与されますが、日や月をまたいでも再付与はない(使い切ったら終わり)な点に注意。
機能とプラン
無料利用 |
可能 素材や、一部AI機能の使用に制限があります。詳しくはCanvaの料金プラン をご確認ください。 |
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有料プラン | Canvaプロ:年額¥8,300(一か月あたり約¥692)~ |
主な機能 | 背景除去、不要物消去(Magic Eraser)、部分生成(Magic Edit)、AI画像生成、豊富なテンプレート |
日本語 | ◎ |
公式サイト | https://www.canva.com/ja_jp/ |
Artguru(アートグル)
概要
Artguruは、画像の“直し”と“生成”を同じ画面でこなせるAI搭載型の画像背編集ツールです。鮮明化やシャープ化、古写真の修復、背景削除にくわえ、テキストからの画像生成やスタイル変換にも対応。あまり多機能ではない分、シンプルで使いやすく、AI結果のプレビューも早めです。
背景削除やアップスケールなどのAIツールを使用するには、クレジットを消費します。無料でも1日に4クレジットが付与され、ログインしなくても実行できるので手軽。なお、最大解像度の向上や、AIの処理速度は有料版の方が上です。
機能とプラン
無料利用 |
可能 透かしが入るなどの制限があります。詳しくはhttps://www.artguru.ai/jp/右上のコインアイコンより、料金表をご確認ください。 |
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料金プラン | $9.99/月~ |
主な機能 | アップスケール、シャープ化、古写真修復、背景除去、不要物消去、AI画像生成/スタイル変換 |
日本語 | ◎ |
公式サイト | https://www.artguru.ai/jp/ |
Picsart(ピクスアート)
概要
Picsartは、スマホでも使いやすい総合編集プラットフォームで、画像・動画の両方に対応してます。素材・フォント・テンプレが豊富で、SNS向けのサイズ合わせや一括編集も軽快。フィルターやスタンプなどの“盛る”機能がメインではありますが、生成AIと組み合わせた画像編集機能も多く搭載されています。
生成AIによる画像作成やアバター化、背景除去や背景ジェネレーターと組み合わせた背景置換、不要物消去など、画像編集にも役立つでしょう。特に自分でもメディアを運営している方と相性が良いツールです。無料で基本は試すことができ、一週間ごとに生成AIツールを使用するためのクレジットが「5」付与されます。
機能とプラン
無料利用 |
可能 素材等に制限があります。詳しくはPicsart Pro - Access Advanced Creative Tools をご確認ください。 |
---|---|
有料プラン | Picsart Plus:年払いで¥8000(一か月あたり約667円)~ |
主な機能 | 基本補正、背景除去、不要物消去、アップスケール、AI画像生成/アバター、テンプレ/素材 |
日本語 | × |
公式サイト | https://picsart.com/ai-tools/ |
最後に
いかがだったでしょうか?
日本だとCanvaが圧倒的な知名度ですが、他にもたくさん画像編集ツール・AIデザインツールはあります。 特にAdobe製品ユーザーにとって「これ一つで全部」となるとちょっと微妙…という印象もあるのですが、完全置き換えではなく、補助的に活用すると作業効率アップ・コスト削減にとても役立ってくれます。
生成AIもソフトやアプリも、使えるものはどんどん取り入れていきましょう! 念のために「個人や企業を特定されるもの、極秘情報はアップロードしない」点に注意してくださいね。
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