AIに下書きを書いてもらい、自分の体験と言葉を足して、見出し1つ分の本文を仕上げられます。
骨組み(見出し)ができたら、いよいよ本文です。ここでは、AIに下書きを書いてもらい、あなたが体験と言葉を足すという分担で進めます。
AIにまかせることと、自分でやること
AIにまかせきりにしない、3つの理由
AIに「この見出しで記事を全部書いて」とお願いすれば、それらしい文章はすぐにできます。それでも、まかせきりにしないのには理由があります。
Google も、AIを使って作ったかどうかではなく、内容が読む人の役に立つかどうかを見る、と公式に説明しています(2023年2月の発表)。一方で、検索順位を上げることだけを目的に、中身のうすいページを大量に作ることは、ルール違反(スパム)として扱うとしています。
手順:下書き → 体験メモ → 書き直し
次の見出しの本文を、400字くらいで書いてください。 記事のキーワード:【食パン 冷凍 焼き方】 読む人:【30代の共働きの人。冷凍した食パンを焼くと、パサパサになるのが悩み】 見出し:【こむぎ堂の店長がすすめる焼き方】 条件: ・です・ます調で、やさしい言葉で ・分からないことや、確かめが必要な数字は、書かずに【確認】と書いておく
体験メモ(例)
・お店では、冷凍した食パンは解凍せずにそのまま焼くようにお客さんにすすめている
・焼く前に、表面に霧吹きで水を少しかけると、外はカリッと中はふんわりになった(スタッフみんなで試した)
・お客さんから「冷凍すると味が落ちる?」とよく聞かれる
さっきの下書きに、次の体験メモの内容を入れて、書き直してください。 ・体験メモの言葉は、できるだけそのまま使う ・体験メモにないことを、体験として書き足さない ・長さは500字くらいまで 体験メモ: 【(ここに、自分の体験メモを貼りつける)】
「体験メモにないことを、体験として書き足さない」の1行が大事です。これがないと、AIが本当はしていない体験を、それらしく作ってしまうことがあります。
下書きに、自分の言葉が足されていく
AIの下書きに、体験メモの言葉が入っていく(緑の部分が、自分で足したところ)
ビフォーアフター:AIの下書きだけのときと、体験を足したあと
左の下書きも、まちがってはいません。でも、どこのお店のブログにも書ける文章です。右は、こむぎ堂のスタッフが試して分かったことが入っているので、読む人にとって「このお店の人が言うなら、やってみよう」と思える文章になっています。
見出し1つ分の本文が仕上がったらできました!残りの見出しも、同じ手順で1つずつ進めます。
つまずきやすいところ
AIの文章が、かたくて自分らしくないとき
「友だちに話すような、やわらかい言い方にしてください」「です・ます調で、短い文にしてください」とお願いしてみましょう。それでも合わなければ、最後は自分で書きかえるのがいちばんです。
体験メモに書くことが思いつかないとき
「お客さん(読む人)によく聞かれる質問」と、「それに自分がいつも何と答えているか」を書いてみてください。それが、そのまま体験になります。
記事全体を、一度にAIに書かせたくなったら
一度に書かせると、直すところが多すぎて、結局たいへんになりがちです。見出し1つずつ進めるほうが、自分の言葉を入れやすくなります。
- AIは下書きと言い回しの担当、体験と最後の判断はあなたの担当。
- 体験メモは「いつ・何をした・どうだった」を短く書けばよい。
- AIには「体験メモにないことを、体験として書き足さない」と伝える。
次のレッスン:書き上げた記事の事実を確かめ、読みやすく整え、タイトルと説明文を仕上げます。
確認クイズ
Q1.AIに記事をまかせきりにしない理由を、1つ言えますか?
こたえ
次のどれかが言えれば正解です。①もっともらしい間違いを書くことがある ②どこにでもある文章になりやすい ③あなたの体験をAIは知らない。
Q2.体験を入れて書き直してもらうとき、AIに必ず伝えたい1行は?
こたえ
「体験メモにないことを、体験として書き足さない」です。AIが、していない体験を作ってしまうのを防ぎます。