シーケンス内のクリップ移動・複製方法 | SkillhubAI(スキルハブエーアイ)

シーケンス内のクリップ移動・複製方法

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ここからは、既にシーケンス(タイムライン)に配置しているクリップの操作です。 クリップを複製したり、順番を入れ替える方法を紹介します。

使用素材について

動画ファイルが複数あると操作を試しやすいです。 お好きな動画ファイル、もしくは講座素材やフリー動画を使用してください。

【今回使用している動画(フリー素材)】

シーケンス内のクリップ移動

クリップを選択するときは、選択ツールでクリック。

Shiftキーを押しながらクリックすると複数選択が可能。 クリップを選択している状態でドラッグすると、移動ができます。

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左右キーを使うことでも、クリップの移動が行なえます。

クリップの移動 Windows Mac
1フレーム移動 Alt + or command + or
5フレーム移動 Alt + Shift + or command + Shift + or

クリップをインサートで移動

単にドラッグして移動すると、移動先に既にクリップがあった場合は「上書き」の扱いになります。 上書きしたくない、オーディオと映像がリンクされている間にクリップを入れ込みたい、という時は、インサート効果のあるドラッグを使います。

【インサートで移動】

  • Windows:Ctrl + ドラッグ
  • Mac:Command + ドラッグ

オーディオと映像がリンクされている間にドラッグするとどうなるか、音声付きのファイルを使って試してみましょう。

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シーケンス内のクリップの並び替え(入れ替え)

タイムライン上に並べているクリップの順番を入れ替えたい!という場面も結構出てきます。 下記のキーを押しながらクリップをドラッグすると、入れ替えが可能です。

【クリップの入れ替え】

  • Windows:Ctrl + Alt + ドラッグ
  • Mac:Command + Option + ドラッグ

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編集点(クリップの切れ目)以外で放すと、クリップを分割する形でインサートされます。

ただし、音声とリンクされている映像の途中に配置するとリンクは切れてしまいます。 リンクを保ったままにしたいときは、Alt/Optionなしでドラッグしたほうが良いですね。

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シーケンス内のクリップのコピー・複製

通常のコピー&ペースト

クリップのコピーとペーストは、一般的なアプリケーションと同じショートカットです。

【クリップのコピー】

  • Windows:Ctrl + C
  • Mac:Command + C

【クリップのペースト】

  • Windows:Ctrl + V
  • Mac:Command + V

ペーストは再生ヘッドの位置で実行されます。 既にクリップがあるところでペーストを実行すると、上書きになります。 シーケンスのトータルの長さは変わりません。

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インサートペースト

通常のペーストにShift キーを加えると、インサートペーストができます。

【クリップのインサートペースト】

  • Windows:Ctrl + Shift + V
  • Mac:Command + Shift + V

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移動複製

adobe製品ユーザーにはおなじみの移動複製も使えます。

【移動複製】

  • Windows:Alt + ドラッグ
  • Mac:Option + ドラッグ

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単にペーストを行うよりも、複製したクリップの配置場所(時間・トラック)を柔軟に決められるので便利です。

クリップを動かしてできたリップルの削除

クリップをタイムライン上で色々動かしていると、下図のように小さいリップルが出来てしまうことがあります。

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このリップルを削除するために、タイムライン表示を拡大してクリックしたり、再生ヘッドを左右キーで動かしてリップル位置に合わせると大変。面倒ですし、見落としも出てきそうですね。

リップル(ギャップ)がたくさんあるというときは、メニューバーのシーケンス >「ギャップを詰める」から一括削除ができます。

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また、ギャップを詰めるの下の「ギャップへ移動」では、リップル(ギャップ)まで再生ヘッドを移動させることもできます。 ショートカットでも移動ができますので、見落としがちな小さなギャップ探しにも使えます。

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ただし、ギャップを詰める・ギャップへ移動は、ギャップがある範囲で(他のトラックを含め)つながっているクリップがあると使えません。

以下のように、編集点移動を使ってリップルトリミングをしたほうが早いこともあります。

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◆実習

下記2つの操作を実際に行ってみましょう。

  • クリップの順番を入れ替える
  • 移動複製