Adobe Premiere Proのツール機能
Premiere Proのツール(パネル)とは
Premiere Proには編集でよく使う、役立つ機能“ツール”が用意されています。
ツールをまとめて表示しているのが、ツールパネルです。 ワークスペースのプリセットによっても異なりますが、ツールパネルはタイムライン横もしくはプログラムモニター横に表示されていることが多いです。
【タイムライン横】
【プログラムモニター横】
ツールのうち、アイコンの右下に三角形が表示されているものは「複数のツールを収納している」ことを意味しています。 アイコンを長押しで、収納されているツールの表示・切り替えが可能です。
ツールは、タイムラインでのクリップ編集に使用するものが大半です。 プログラムモニター上で使用する文字ツール、タイムライン・プログラムなど複数パネル上で使える選択ツールや手のひらツールなどもあります。
ツールパネルが行方不明?! 表示方法は?
ツールパネルが見当たらない、間違えてパネルを閉じてしまった…。 そんなときは、メニューバーの「ウィンドウ」からツールを確認してください。
ツールの項目にチェックが入っていたらワークスペースに表示中。 チェックがない場合は、クリックでチェックを入れると表示出来ます。
Adobe Premiere Pro ツール早見表
Premiere Proのツールパネルには、16個のツールが用意されています。
※ ( ) 内はツール持ち替えのショートカットキー
それぞれ、簡単にまとめると以下のような機能があります。 ツール名をクリックすると、詳しい説明をご確認いただけます。
ツール名 | ショートカットキー | 機能概要 | |
---|---|---|---|
選択 | 1.選択ツール | V | クリップなどを選択する時に使用 |
2.トラックの前方選択ツール | A | 選択したクリップの前方をまとめて選択する | |
3.トラックの後方選択ツール | Shift + A | 選択したクリップの後方をまとめて選択する | |
カット編集 | 4.リップルツール | B | リップル(隙間)を作らずに、クリップの長さを調整する |
5.ローリングツール | N | 2つのクリップの合計の長さを変えずに、片方のクリップの長さを調整する | |
6.レート調整ツール | R | クリップの再生速度を変更することで、クリップの長さを調整する | |
7.レーザーツール | C | クリップをカットして、分割する | |
8.スリップツール | Y | クリップとして使用する映像の開始点・終了点を変更 | |
9.スライドツール | U | 選択したクリップ+前後クリップで、合計の長さを変えずに移動・調整する | |
描画 | 10.ペンツール | P | プログラムモニター上で線や図形を描画する |
11.長方形ツール | - | プログラムモニター上で四角を描画する | |
12.楕円ツール | - | プログラムモニター上で円を描画する | |
13.多角形ツール | - | プログラムモニター上で多角形を描画する | |
編集補助 | 14.手のひらツール | H | ドラッグでタイムラインやプログラムモニターの表示位置を移動する |
15.ズームツール | Z | クリックでタイムラインの表示を拡大する | |
文字入力 | 16.横書き文字ツール | T | 横書きでテキストを入力する |
17.縦書き文字ツール | - | 縦書きでテキストを入力する |
ショートカットキーが効かないときは?
ショートカットキーを押すと、ツールの持ち替えが可能です。 入力モードが全角になっている場合は、下図のようになり、ツールの変更が出来ませんのでご注意ください。 半角英数入力にしておきましょう。
自分のキー割り当てを確認する
Premiere Proで作業をしているパソコン(OS、使用キーボード)によっては、ショートカットキーの割当が異なる場合があります。
半角入力にしているけれどショートカットキーが効かない、別のツールやアクションが起きてしまうという場合は、ご自身のPremiere Proのキーボードショートカット設定を確認してみてください。 上部メニューの編集 > キーボードショートカットから確認できます。