Premiere Proで編集した動画を書き出す

書き出しとは

Premiere Proで編集した動画は、まだ編集データの状態です。
「.prproj」というPremiereを持っている人しか見ることの出来ない形式ですね。

この編集データを、.mp4などパソコンやスマートフォンなどで再生できる形式にエンコード(出力)することをPremiere Proでは「書き出し」と言います。
書き出した動画はYou TubeやTwitterなどのSNSにも投稿できますよ。

Premiere Proでの動画書き出し方法

Premiere Proで編集した動画を書き出す際には、ワークスペース内で、以下3つのどれかを選択状態にします。

  • プログラムモニターのパネル
  • シーケンス(タイムライン)のパネル
  • プロジェクトパネルのシーケンス

このとき、タイムライン内に選択しているクリップがないことを確認してください。クリップが選択されていると、選択箇所のみが書き出しの対象になります。

【全ての選択を解除】

  • Windows:Ctrl + Shift + A
  • Mac:Shift + Command + A

書き出し設定ウィンドウを開く

メニューバーのファイルから書き出し > メディアを選択します。

書き出し設定のウィンドウが表示されます。
書き出し画面もバージョン 22.3.1から大きく変更されていますので、書き出し画面にあった解説に進んでください。

【A】画面全体が書き出しモードになる場合

左画の宛先はメディアファイルを選択します。
画面中央、赤線で囲った部分で書き出し設定を行っていきます。

【B】書き出しウィンドウが表示される場合

ウィンドウ右側で、ファイルの書き出しを設定していきます。

書き出しの設定

書き出しの設定は、基本的には以下3つを設定すればOKです。

形式を選ぶ

プルダウンの中から「H.264」を探して、選択してください。

「H.264」とは“H.264/MPEG-4 AVC”という、動画圧縮フォーマット(コーデック)の1つ。MP4の一種で、少ない量の動画データで高画質の動画を再現できます。

「H.264」は最もオーソドックスな動画圧縮フォーマットでもあります。どのフォーマットが良いかわからない、特に指定はないという場合は「H.264」を選択しておくのが無難です。

プリセットを選ぶ

プルダウンの中から書き出しのプリセットを選びます。
ここでのプリセットは、書き出しの設定をまとめてパッケージ化したようなもの。
ワンクリックで選ぶだけで、最適な書き出し設定をしてくれます。

【A】のタイプであれば「高品質 1080p HD」
【B】のタイプの方は「You Tube 1080p フルHD」
あたりを選択すると、汎用性が高いです。

4K画質にしたい、など目的や投稿先の規格がはっきりしている場合は、それに合わせてプリセットを選んでください。

出力名(出力場所)を決める

書き出す動画のファイル名、書き出し場所を確認・変更します。

青色の文字をクリックすると、ファイルを保存する場所を設定を設定できます。
【A】のタイプの画面であれば、場所をクリック。

【B】のタイプであれば、出力名「〇〇.mp4」をクリックで、ファイル名と保存場所が設定できます。

動画の書き出し実行する

設定した箇所を確認し、パネル右下の「書き出し」ボタンをクリック。
エンコード中になります。

しばらく待つと、書き出しが終わります。

書き出した動画を確認する

保存先に設定したフォルダを確認してみましょう。
mp4ファイルが出来ていたら成功です。

【完成見本】

これでAdobe Premiere Proの使い方入門、終了です。
お疲れ様でした。

思っていたよりも簡単で、驚かれたのではないでしょうか?
今回の操作だけでも様々な動画を作ることができます。

もちろん、もっと様々な効果や演出を行うこともできます。
使いながらいろいろな操作を学んでいくと、ザ・勉強!という感じではなく、楽しく動画編集を覚えていくことができます。楽しい方が学習効率も良いので、スマホで撮影した動画などお好きな動画を編集してみてください。

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