動画の上に文字を表示させてみましょう。
Youtubeなどでよく見かけるテロップや字幕も、同じような方法で作ることができます。
テロップ追加時は、ワークスペースを「エフェクト」に切り替えると便利です。
まずは動画デモで、操作を確認してください。
エッセンシャルグラフィックスの設定については、後記します。
動画デモ
Premiere Proのエッセンシャルグラフィックスは、動画にテキストやモーションを追加・編集出来る機能です。
デモ動画のように文字を打ち込むだけではなく、簡単な図形(シェイプ)も追加できます。また、「参照」の方からはPremiere ProやAfter Effectで作られたテンプレートを適用することもできます。
エッセンシャルグラフィックスは、かなり色々なことが出来るパネルです。
今回はテロップ入れで使う基本的な部分に絞って見ていきましょう。
整列と変形では選択したテキストや図形の位置・角度を設定できます。
整列と変形は、以下のように分かれています。
1.配置と整列
2.オブジェクトの位置
3.アンカーポイントの位置
4.スケール(拡大縮小率)
5.回転
6.不透明度
今回使用したのは一番上の行、配置と整列のアイコン部分です。
エッセンシャルグラフィックスパネルの「テキスト」ではフォントや文字サイズなどの設定が出来ます。
1.フォントの種類・太さ
2.フォントサイズ
3.揃え位置
4.その他(カーニングや行間、斜体など)
フォント選択のプルダウン、右端にあるリンクマークをクリックするとAdobe Fontsに移動できます。イメージに合うフォントがないときは探してみましょう。
エッセンシャルグラフィックスパネルの「アピアランス」では、線や塗りなどの設定が出来ます。
アピアランスでは上に表示されている設定ほど前面、下に表示されている設定は背面になっていきます。境界線(ストローク)とシャドウは追加ができるので、どちらかを使って縁取り文字や立体風の装飾をすることが多いです。
1.有効/無効
2.アピアランスの色と種類
3.追加・削除
4.境界線のサイズ
5.スポイト
背景とシャドウは、チェックを入れて有効化すると詳細設定ができるようになります。とは言え、Illustratorのアピアランスパネルほど複雑な設定は難しいです。
こちらも「エフェクト」ワークスペースのままで行います。
動画編集での「トランジション」とは、クリップとクリップの繋ぎ目に適用される効果(エフェクト)のことを言います。
繋ぎ目を滑らかにしてスムーズに見せるもの、場面が変わりますよと転換を強調するものと、トランジションには様々なタイプがあります。
Premiere Proではドラッグ・アンド・ドロップするだけで簡単に使えるトランジションも用意されています。使ってみましょう。
トランジションはエフェクトパネルから設定できます。
今回は汎用性の高い「クロスディゾルブ」というトランジションを使ってみましょう。
【動画デモ】
プレビューを確認しながら、各クリップの長さや文字装飾を調整してみてください。
エフェクトパネルには、Adobe社が「よく使うであろうエフェクト」をプリセットとして登録してくれています。今回使った“ビデオトランジション”には、動画と動画の繋ぎ目(切り替わるタイミング)で使われるエフェクトが色々ありますね。
エフェクトはどれもタイムラインのクリップにドラッグ・アンド・ドロップすると適用されます。適用したエフェクトは、タイムライン上にあるエフェクト部分を右クリック > 削除 で無くすことも出来ます。
また、右クリックメニューにある「トランジションのデュレーションを設定...」では、トランジションの持続時間を変更できます。
クロスディゾルブやフェードなどは、ゆっくりすぎると、格好悪かったり、視聴者がイライラしてしまう危険もあります。プレビューを見ならがら、調整してみると良いでしょう。
ビデオトランジションには、他にも様々な効果が用意されています。
例えば、CrossZoomを使うと、以下のような切り替わりになります。
※このアニメーションでは、画質を下げています。
デモで使用しているクロスディゾルブ以外を使ってみても楽しいですよ。
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