たくさんのウィンドウで分割された、Premiere Proの編集画面全体ををワークスペースといいます。
ワークスペースに表示されているウィンドウ一つ一つは、それぞれウィンドウやパネルと呼びます。例えば、画面下側、黄色い線で囲った部分は「プロジェクトパネル」です。
各パネルの表示・非表示は、上部メニューの“ウィンドウ”から切り替えられます。
ドラッグすることで、パネルの場所を変更することも出来ます。
ウィンドウメニューから表示/非表示を切り替えて、ドラッグで移動させて……と自分でワークスペースをカスタムすることもできます。
ただし、Premiere Proでは「こういう作業するなら、この配置が使いやすいよ」という画面構成(ワークスペースのプリセット)が用意されています。最初はこのオススメ配置で作業するのが良いでしょう。
右側のアイコン(ワークスペース)から、プリセットを選択することが出来ます。
ワークスペースプリセットを変更することを「ワークスペースを切り替える」と表現することもあります。
ワークスペースを“編集”に切り替えてみましょう。
編集のワークスペースになり、画面構成が変わりました。
Point
Premiereの操作を調べていたりすると
「こんなパネル無い!」
「私の画面と全く違う!」
と思うことが、たまにあります。ワークスペースプリセットを切り替えてみるか、ウィンドウメニューからパネルの表示を確認してみましょう。
Premiere ProにもPhotoshopやIllustratorのような、ツールが用意されています。
編集のワークスペースだと、画面下側の真ん中あたりにツールパネルあります。
選択ツールなどAdobe製品でおなじみのツールもあれば、リップルツールなど動画編集ならではのツールもあります。
Premiere Pro入門編では、下記3つのツールを使用します。
①選択ツール
クリップを選択、プロジェクトモニターでアイテムの配置などに使います。
shiftキーを押しながらクリックで、複数クリップの選択、縦横比を保持したまま拡大縮小が可能です。
レッスン最初の方は、ほぼ選択ツールを使用した操作となります。
ツールバーでは、選択ツールを選択(有効)状態にしておいてください。
②手のひらツール
タイムラインやプロジェクトモニターで表示位置を調整する時に使います。
スライダーを使って位置調整する場合は、使わなくても進められます。
③横書きテキストツール
テロップなど、動画に文字を挿入する時に使います。
Premiere Proでは「プロジェクト」というパネルで、動画編集に使用する素材を管理することができます。
プロジェクトパネルは、編集ワークスペースでは左下にあります。
同じウィンドウ内に、いくつかのパネルがまとめて表示されています。
「プロジェクト」が見つからないときは、右端の アイコンをクリックしてみて下さい。
動画編集で使用したい素材は、プロジェクトパネルの空白部分をダブルクリックすると選択・読み込みが可能です。
動画デモを見ながら、素材を読み込んでみてください。
動画デモ
などからも、Premiereに素材を読み込むことができます。
【素材の読み込み:ショートカットキー】
Premiere Proなどの動画編集ソフトでは、動画・静止画・音声などの素材をクリップと呼びます。クリップ=素材です。
プロジェクトパネルには、読み込んだクリップが全て表示されます。
今回のように数が少ない場合は良いのですが、素材の数が増えると、見にくく、探すのも大変になってしまいます。
シーン別に使う素材をまとめたい、などクリップを整理をしたいときは「ビン」という機能を使うと便利です。
ビンとは、Premiereのプロジェクトだけで使えるフォルダのこと。
ビンを使うと、素材が保存されているパソコンのフォルダには与えず、プロジェクトパネル内でクリップを整理できます。
プロジェクトパネルの下、フォルダのアイコンをクリックするとビンが作成できます。「mp4」というビンを作って、動画クリップをまとめてみましょう。
動画デモ
メニューバーのファイルや、プロジェクトパネル右クリックからも、新規ビンの作成が行えます。メニューバーからの新規ビン作成は、プロジェクトパネルが選択されている状態でないと選択できません。
どこから作るのが正解、どうビンで分けるのが正解、というものはありません。
使いやすい方法で素材を整理してください。
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