⑤ 直す:ミスを見つけて直してもらう | SkillhubAI(スキルハブエーアイ)

⑤ 直す:ミスを見つけて直してもらう

このレッスンでできること

Codex が作った数字を元の書類と見比べてまちがいを見つけ、直してもらえるようになります。同じまちがいが起きないように、手順書にルールを足すこともできます。

受講生

前のレッスンの
「気になるところ」って?

先生

10月の合計が379,000円でした。
本当は 259,000円 です。
どこがおかしいか、一緒に見ていきましょう。

まちがいを見つける

前のレッスンで、1行で10月分を頼んだときの報告をよく読みます。

Codex は「同じ内容の2行」に気づいていました。でも、手順書(AGENTS.md)に「同じ内容の行を勝手に消さない」とあったので、2行とも数えました。

練習用フォルダの「見積書_こもれび_ホームページ.txt」には、10月に請求するのは前金の 120,000円とあります。報告の 240,000円は、ちょうど2倍。請求の一覧の H-1008 を、人がまちがえて2回貼り付けていたのが原因です。

ここがポイント

Codex は、渡された一覧のとおりに正しく計算しました。まちがっていたのは元のデータです。数字を元の書類と見比べるのは、人の仕事です。

見本:直してもらう

同じ会話に続けて、何がまちがいかと、どう直してほしいかを書いて送りました。次から同じことが起きたときのルールも一緒に頼みます。

エージェントに渡した文(コピーして使えます)
10月の報告で、カフェ こもれびが240,000円になっています。見積書では前金は120,000円です。請求一覧のH-1008が2行あるのは、貼り付けたときのまちがいです。1件として数え直して、10月の集計と報告書を直してください。元のCSVは変えないでください。次から同じ請求番号が2回出てきたら、集計する前にわたしに確かめるように、AGENTS.md にも書き足してください。
録画(早送り)頼んでから、直り終わるまで(早送り)

このiMacでの実測(2026年10月19日・ターミナルの Codex CLI 0.163.0)

作業時間:37秒(画面に「Worked for 37s」と出た)

直したあとの10月の合計:259,000円(請求一覧の10行から、二重の1行を除いて手で足した数と同じ)

元のCSV:変わっていない(撮影のあと、作る前のファイルと見比べて確かめた)

AIが作った実物直したあとの「月次報告_2026-10.md」(表示したところ)

直す前のファイルは、名前に日時を付けて同じフォルダに残してくれました(手順書の「上書きする前にバックアップ」を守った)。

次の月は、先に聞いてくる

足したルールが効くかを確かめるため、Codex を開き直して、もう一度1行だけ送りました。

録画(早送り)開き直して1行を送ってから、質問が出るまで(早送り)

このiMacでの実測(2026年10月19日・ターミナルの Codex CLI 0.163.0)

質問が出るまで:15秒

集計の前に止まり、「この2行は、1行分だけ集計する扱いでよいでしょうか?」とたずねた

ここがポイント

まちがいを1回直すだけでなく、手順書にルールを足す。こうして手順書を育てると、Codex は毎月少しずつ、あなたの事務所のやり方に近づきます。

あなたの番:自分で直してもらおう

1前のレッスンで作った 報告書/月次報告_2026-10.md を開き、カフェ こもれびの金額を見ます。
2テキスト文書/見積書_こもれび_ホームページ.txt を開き、10月の前金の金額と見比べます。
3Codex の › に、下の文を貼って Enter を押します。
4直ったら、/quit で閉じて codex で開き直し、「10月分の月次報告をお願いします。」と送ります。先に質問が出れば成功です。

お願いカード

こもれびは見積書では120,000円H-1008の2行は貼り付けのまちがい1件として直す元のCSVは変えない次から同じ番号は先に確かめる

貼る文(全文)

10月の報告で、カフェ こもれびが240,000円になっています。見積書では前金は120,000円です。請求一覧のH-1008が2行あるのは、貼り付けたときのまちがいです。1件として数え直して、10月の集計と報告書を直してください。元のCSVは変えないでください。次から同じ請求番号が2回出てきたら、集計する前にわたしに確かめるように、AGENTS.md にも書き足してください。

こうなっていればOK

つまずきやすいところ

こうなったら:前のレッスンで、すでに259,000円になっていた
こうする:Codex がそのとき二重の行に気づいて、先にたずねたのかもしれません(毎回同じ動きとは限りません)。その場合は「H-1008 は1件として数えて」と答え、AGENTS.md へのルールの追加だけ頼みます。
こうなったら:直したのに、合計が259,000円にならない
こうする:「請求一覧の10行を1行ずつ、どれを数えたか表で見せて」と頼むと、どこがちがうかが分かります。
こうなったら:元の請求一覧(CSV)そのものを直したい
こうする:練習ではそのままにしました。実際の仕事では、請求ソフトの側で直してから CSV を書き出し直すのが安全です。

最初の疑問に戻ります

「ターミナルで Codex を使うと、何が変わるの?(レッスン1)」

自分のフォルダで codex と打つだけで始められ、整理・集計・報告書を合わせて1分22秒で終わりました。手順を AGENTS.md に書いておけば、次の月は1行。まちがいを直したら、そのルールも手順書に足して、次からは先に聞いてくるようになりました。最後に数字を元の書類と見比べるのは、人の仕事です。

※「実際の画面」は、2026年10月19日に吉田のiMac(Mac)で、Codex CLI(バージョン 0.163.0)をターミナルで動かして撮ったものです。新しく入れたときの設定のまま(画面の表示は「GPT-6.1-Sol default」、許可の設定は「Ask for approval」)で撮りました。撮影用の作業フォルダは別の場所に置いたので、画面のフォルダの場所は「~/Desktop/ひなた制作室」に置きかえています。パソコンの名前は「user@Mac」に置きかえ、アカウントなど個人の情報と、プランの説明の行は消してあります。どのプランで同じことができるか、Windows でどう見えるかは、この講座では確かめていません。

まとめ
  • Codex は一覧のとおりに計算した。まちがいは元のデータ(二重の貼り付け)にあった
  • 元の書類と見比べて気づき、日本語で直してもらった(37秒・259,000円)
  • ルールを AGENTS.md に足すと、次の月は集計の前に聞いてきた
おつかれさまでした! 散らかったフォルダから、毎月の報告を1行で頼めるところまで育てました。
次は、あなたの仕事のフォルダで、毎月くり返している作業を1つ選んで、同じように頼んでみましょう。最初は、大事なファイルをコピーした練習用のフォルダで始めるのがおすすめです。

確認クイズ

Q1. 10月の合計が379,000円になった原因は?

こたえ

請求一覧に H-1008 が2回貼り付けられていて、Codex が手順書どおり両方を数えたからです。

Q2. 同じまちがいが次の月に起きないように、何をした?

こたえ

AGENTS.md に「同じ請求番号が2回出たら、集計する前にたずねる」というルールを足してもらいました。