Codex が作った数字を元の書類と見比べてまちがいを見つけ、直してもらえるようになります。同じまちがいが起きないように、手順書にルールを足すこともできます。

受講生
前のレッスンの
「気になるところ」って?
先生
10月の合計が379,000円でした。
本当は 259,000円 です。
どこがおかしいか、一緒に見ていきましょう。

まちがいを見つける
前のレッスンで、1行で10月分を頼んだときの報告をよく読みます。

Codex は「同じ内容の2行」に気づいていました。でも、手順書(AGENTS.md)に「同じ内容の行を勝手に消さない」とあったので、2行とも数えました。

練習用フォルダの「見積書_こもれび_ホームページ.txt」には、10月に請求するのは前金の 120,000円とあります。報告の 240,000円は、ちょうど2倍。請求の一覧の H-1008 を、人がまちがえて2回貼り付けていたのが原因です。
ここがポイント
Codex は、渡された一覧のとおりに正しく計算しました。まちがっていたのは元のデータです。数字を元の書類と見比べるのは、人の仕事です。
見本:直してもらう
同じ会話に続けて、何がまちがいかと、どう直してほしいかを書いて送りました。次から同じことが起きたときのルールも一緒に頼みます。
10月の報告で、カフェ こもれびが240,000円になっています。見積書では前金は120,000円です。請求一覧のH-1008が2行あるのは、貼り付けたときのまちがいです。1件として数え直して、10月の集計と報告書を直してください。元のCSVは変えないでください。次から同じ請求番号が2回出てきたら、集計する前にわたしに確かめるように、AGENTS.md にも書き足してください。


このiMacでの実測(2026年10月19日・ターミナルの Codex CLI 0.163.0)
作業時間:37秒(画面に「Worked for 37s」と出た)
直したあとの10月の合計:259,000円(請求一覧の10行から、二重の1行を除いて手で足した数と同じ)
元のCSV:変わっていない(撮影のあと、作る前のファイルと見比べて確かめた)

直す前のファイルは、名前に日時を付けて同じフォルダに残してくれました(手順書の「上書きする前にバックアップ」を守った)。
次の月は、先に聞いてくる
足したルールが効くかを確かめるため、Codex を開き直して、もう一度1行だけ送りました。


このiMacでの実測(2026年10月19日・ターミナルの Codex CLI 0.163.0)
質問が出るまで:15秒
集計の前に止まり、「この2行は、1行分だけ集計する扱いでよいでしょうか?」とたずねた
ここがポイント
まちがいを1回直すだけでなく、手順書にルールを足す。こうして手順書を育てると、Codex は毎月少しずつ、あなたの事務所のやり方に近づきます。
あなたの番:自分で直してもらおう
お願いカード
こもれびは見積書では120,000円H-1008の2行は貼り付けのまちがい1件として直す元のCSVは変えない次から同じ番号は先に確かめる貼る文(全文)
10月の報告で、カフェ こもれびが240,000円になっています。見積書では前金は120,000円です。請求一覧のH-1008が2行あるのは、貼り付けたときのまちがいです。1件として数え直して、10月の集計と報告書を直してください。元のCSVは変えないでください。次から同じ請求番号が2回出てきたら、集計する前にわたしに確かめるように、AGENTS.md にも書き足してください。

こうなっていればOK

つまずきやすいところ
最初の疑問に戻ります
「ターミナルで Codex を使うと、何が変わるの?(レッスン1)」
自分のフォルダで codex と打つだけで始められ、整理・集計・報告書を合わせて1分22秒で終わりました。手順を AGENTS.md に書いておけば、次の月は1行。まちがいを直したら、そのルールも手順書に足して、次からは先に聞いてくるようになりました。最後に数字を元の書類と見比べるのは、人の仕事です。
※「実際の画面」は、2026年10月19日に吉田のiMac(Mac)で、Codex CLI(バージョン 0.163.0)をターミナルで動かして撮ったものです。新しく入れたときの設定のまま(画面の表示は「GPT-6.1-Sol default」、許可の設定は「Ask for approval」)で撮りました。撮影用の作業フォルダは別の場所に置いたので、画面のフォルダの場所は「~/Desktop/ひなた制作室」に置きかえています。パソコンの名前は「user@Mac」に置きかえ、アカウントなど個人の情報と、プランの説明の行は消してあります。どのプランで同じことができるか、Windows でどう見えるかは、この講座では確かめていません。
- Codex は一覧のとおりに計算した。まちがいは元のデータ(二重の貼り付け)にあった
- 元の書類と見比べて気づき、日本語で直してもらった(37秒・259,000円)
- ルールを AGENTS.md に足すと、次の月は集計の前に聞いてきた
次は、あなたの仕事のフォルダで、毎月くり返している作業を1つ選んで、同じように頼んでみましょう。最初は、大事なファイルをコピーした練習用のフォルダで始めるのがおすすめです。
確認クイズ
Q1. 10月の合計が379,000円になった原因は?
こたえ
請求一覧に H-1008 が2回貼り付けられていて、Codex が手順書どおり両方を数えたからです。
Q2. 同じまちがいが次の月に起きないように、何をした?
こたえ
AGENTS.md に「同じ請求番号が2回出たら、集計する前にたずねる」というルールを足してもらいました。