【MCPとは】AI時代の規格?基礎を把握して、ClaudeCodeとChromeを連携してみよう
「このままコーダーで、3年後も食べていけるだろうか?」
AIが進化するほど、手を動かすだけの作業者の単価は下がり続けます。これからのWeb制作で生き残るのは、AIに指示を出す「司令塔」側に回った人だけです。
14日間で「作業者」から「AI Webディレクター」へ転身する集中プラン『10倍速 AIワークフロー マスタープラン』を公開中です。プロの個別メンタリング&8日間の全額返金保証付き。
(先着限定、5月31日まで)
» 「司令塔」側に回る14日間プランを見る
前回の記事では、Claude CodeのCLI版をインストールして、ターミナルからも使えるようになりました。「なぜわざわざターミナルが必要なの?」と思っていた方も多かったかもしれません。
その答えがこの記事にあります。
ターミナルからClaude Codeを使えるようにしておくと、VSCode拡張機能のチャット画面だけでは実現できなかった「外部アプリとの連携」が可能になります。この仕組みが「MCP」です。今回はMCPの概念を理解したうえで、Chrome連携を実際に体験してみましょう。
MCPとは
MCPとは何か? 規格としての意味
MCPとは「Model Context Protocol(モデル・コンテキスト・プロトコル)」の略で、AIと外部のアプリやサービスをつなぐための共通規格です。
「プロトコル」とは、複数のシステムが通信するための決まりごとのこと。
たとえばインターネットには「https」というプロトコルがあり、メーカーや機種を問わず世界中のコンピューターが同じルールで情報を送り合えるようになっています。
MCPもこれと同じ発想です。
外部ツール側が「こういう操作ができます」とMCPのルールに沿って情報を公開し、Claude CodeなどのAIはそのルールに従って接続・操作します。MCPは双方が同じ言語で話せるようにするための規格です。

また、MCPはAnthropicだけの独自仕様ではなく、OpenAI・Google・Microsoftなど主要なAI企業も採用する業界共通の標準規格です。一度仕組みを理解しておくと、Claude Code以外のAIツールにも広く応用できる知識になります。
MCPのイメージ・できること
MPCの定義を簡単に説明しましたが、これだけではピンとこないですよね。
パソコンをイメージしてみてください。
パソコン単体でも文章を書いたり、計算したりできますが、プリンターをつなげば印刷ができ、Webカメラをつなげばビデオ通話ができるようになりますよね。MCPは、この機器をつなぐためのUSBケーブルのような役割を果たす、と考えるとイメージしやすいと思います。
Claude CodeもMCP経由でさまざまな外部ツールを接続することで、できることが広がります。たとえばこんなことが可能になります。
-
Chromeと接続
→ ブラウザの画面を見ながらデバッグ -
Google ドライブと接続
→ ドキュメントやスプレッドシートの内容を参照しながら作業 -
Slackと接続
→ 作業の進捗や完了をチャンネルに自動で通知 -
Obsidianと接続
→ ノートの内容を参照しながら作業 -
Notionと接続
→ 仕様書やメモを読み取りながらコードを生成 -
Figmaと接続
→ デザインデータを読み取ってコードに変換

MCPの接続方法は2種類ある
パソコンを外部機器とつなぐときは、USBケーブルを差し込む、ドライバをインストールする、など手順が必要ですよね。 MCPを使用する場合も同様に、Claude Codeと外部ツールの用意が必要です。
- Claude Code側:MCPサーバーを登録するコマンドを実行
- 外部ツール側:拡張機能のインストールやMCP許可設定
こうしたMCPの接続・設定方法は、使うサービスによって異なります。
ClaudeCode側で必要な操作な、大きく以下2パターンです。
1. Anthropic公式の組み込み機能(コマンド不要)
Anthropicが公式に対応しているサービスでは、専用の拡張機能をインストールするだけで使えるものがあります。
代表例がChrome連携です。
「Claude in Chrome」拡張機能を入れてログインするだけで、MCPサーバー登録なしに接続できます。
2. サードパーティのMCPサーバー(コマンドで登録)
Notion・Slack・Figmaなど、外部サービスのMCPを追加するときは、CLIのコマンドでMCPサーバーを登録する必要があります。
claude mcp add サービス名等
サービス名部分は連動したいアプリ・サービスによって変わります。
接続済みMCPの確認
チャット画面で以下を入力すると、現在接続されているMCPの一覧を確認できます。
/mcp
ChromeをClaudeCodeにつないでみよう
MCPの仕組みがイメージできたら、まずコマンド不要で試せるChrome連携から体験してみましょう。
以前、こちらの記事では Chrome 拡張機能のClaude(Claude in Chrome)を使ってデバッグする方法を紹介しました。今回は MCP で接続することで、ブラウザの表示確認からファイルの修正まで、Claude Code が一貫して行えるようになります。
Claude用拡張機能をChromeに追加
まず Chrome 側の準備を確認します。
拡張機能がClaude(Claude in Chrome)インストールされ、Claudeの有料プラン(Pro以上)のアカウントでログインされているかを確認してください。

拡張機能のインストール・ログイン方法はClaudとGoogle Chromeを連携して「原因がわからない」「修正できない」を無くそうで詳しく紹介しています。まだインスト―スされていない方は、こちらの記事を参考に拡張機能インストールとClaudeアカウントでのログインを行ってください。
CLIを起動して、Chromeに接続する
Chrome 拡張機能の準備ができたら、VSCode のターミナルから接続を行います。
前回の記事でインストールした CLI 版 Claude Code を使います。
1. ClaudeCode CLIを起動する
VSCode の上部メニューから、もしくはショートカットキーでターミナルを開いてください。

ターミナルに以下を入力して Claude Code を起動します。
claude

補足
claude --chromeでChrome接続付きとClaude起動を同時にできるという記述もありますが、Claude in Chrome自体がβ版のせいか、本記事執筆時はこちらのコマンドでは上手くいきませんでした。
claude --chromeコマンドを試してみても上手く動かない方は、claudeで起動して、以下のようにチャットでブラウザ起動を頼むと良いです。
2. ブラウザの起動をお願いする
起動したら、プロンプトの入力欄に「ブラウザの表示を確認しながら、デバックのサポートをしてほしい」という旨をそのまま打ち込みます。
お願いしたいことのみ入力しもClaudeが自動的にブラウザ接続を試みてくれる場合もありますが、以下のように指定すると確実です。
GoogleChromeでブラウザの表示を見ながら、デバックのサポートをしてほしいです。
MCPタブグループを作成して、http://edbase.local/company/ を参照してくれますか?
※参照してほしいURLは、ご自身のローカルWordPressや、live serverのものに置き換えてください。
GoogleChromeでClaude(MCP)というタブが開かれた、新しいウィンドウが起動します。
同時に、指定したサイトでClaudeが操作を行って良いか、確認のウィンドウが表示されます。
ローカル環境のWordPress(Local等のアドレス)であれば、「常にアクションを許可する」を選択しても問題ありません。

アクションが許可されると、プロンプトで指定したページが開きます。
今回のデモの場合だとhttp://edbase.local/company/ です。

少し待つと、ClaudeCodeCLI(ターミナル側)に概要を把握したというような旨が表示されます。

これで、VSCode側から、ページの確認・修正の依頼ができるようになりました。
実際にファイルの修正・変更を行う
ターミナル側でページの確認が出来たという表示が出たら、そのままチャットで進めていけばOKです。
今回は大きなエラーが無いので、スマホ幅でのナビゲーション修正を依頼してみます。
入力欄に以下の内容を入力して、Enterキーで送信しました。
スマホ幅でのヘッダーメニューを開いた際に、通常コンテンツとの境界がわかりにくいと考えています。
メニュー展開時には通常コンテンツに黒い半透明のオーバーレイを追加するなど、メニューとコンテンツの境界をユーザーの視覚的にわかりやすく表現できますか?
VScode拡張機能のチャットとは少し見た目が違いますが、ファイルを変更しても良いか確認が出ます。
変更箇所を確認してYesを選ぶと、ファイルを修正してくれます。

Chromeと連携したことで、実際にChromeを操作して動作確認までしてくれるようになります。

ただ、見た目のチェックに関しては…人間、Webデザイナー/コーダーのOKラインとは差があります。デモで試した場合は、以下のようにメニュー部分だけが浮き上がった表示にされてしまいました。
こういう場合は、追加で指示を送って調整してもらいましょう。
もちろん「原因は分かる。Claude(AI)にどう指示するか考える方が面倒」という場合は、自分で直しても良いです。
開く・閉じるのボタンなどもオーバレイの後ろに入ってしまっていてわかりにくいです。
ヘッダー部分全体をオーバーレイよりも前面に表示させ、展開したメニューと一体化して見えるようにしてください。
スクリーンショットを取って、見え方を確認しながら進めてください。

↓

Chrome拡張機能Claude単体との違い
以前ご紹介したChrome拡張機能Claudeのみの場合は「Chromeのサイドパネルでチャットして修正箇所発見、コードは自分でを直す」という流れでした。
今回行ったClaudeCodeからの起動(MCP 経由)では、原因の特定から修正の実行まで Claude Code が一貫して担ってくれます。「どこを直せばいいか教えてもらう」から、一段階パワーアップした使い方と言えます。
| Chrome拡張機能のみ | ClaudeCode経由 | |
|---|---|---|
| 問題の特定 | ◎ | ◎ |
| ファイルの修正 | △ 自分で手動修正が必要 | ◎ Claude Codeが自動で修正 |
| 操作する画面 | Chromeのサイドパネル | VSCodeのチャット |
補足:/mcpコマンドについて
冒頭で「現在接続されているMCPの一覧は/mcpコマンドで確認できる」とご紹介しました。
しかし、Chrome連携時に、VSCode拡張機能のチャット画面から /mcp を確認すると、接続されているMCPが表示されず「No MCP servers configured.」となります。
これはバグではなく、Chrome連携がCLI専用の仕組みを使っているためです。
今回のChrome連携は、CLIがChromeと直接やりとりする専用ルートを通っています。VSCode拡張機能のチャットはこのルートを参照できないので、「接続なし」と見えてしまいます。
| Chrome連携(Claude in Chrome) | 通常のMCPサーバー(Notion・Slackなど) | |
|---|---|---|
| CLIから使える | 〇 | 〇 |
| VSCode拡張機能のチャットから使える | × | 〇 |
| `/mcp`で表示される | × | × |
少しイレギュラーですが、今のところChrome連携はCLI(ターミナル)から使うものと割り切っておいてください(拡張機能の更新等により、変わる場合もあります)。
次回紹介する多機能アプリNotionを使って、MCPサーバーを登録して接続する方法をご紹介します。
こちらの場合はVSCode拡張機能のチャットからも確認・利用ができます。Slackなど主要アプリの大半もこちらの仕組みで設定しますので、ぜひMCPサーバー設定編もご確認ください。



まずは無料で7講座から始めましょう!
募集人数には制限があります。サインアップはお早めに。
5月31日まで