手軽にECサイトが作れ、カスタマイズ性も高いことから世界中で使用されているShopify(ショッピファイ)。まずは、どんなサービスかおさえておきましょう。
Shopify(ショッピファイ)とは
Shopifyはカナダ発祥のeコマースプラットフォームです。 175か国数百万のビジネスで使用されている、世界的にメジャーなプラットホームの1つ。
Shopifyを使うと、システムを構築する必要も、自分でサーバーを用意する必要もありません。アカウントを作成するだけで、簡単にネットショップが作成できます。
ECサイト(ネットショップ)に欠かせないショッピングカート・決済機能も、もちろんShopifyにはあらかじめ用意されています。商品登録や在庫管理なども、難しい操作や設定は不要。ブログを書く、もしくは家計簿をつけるくらいの感覚で行うことが出来ます。
ECプラットフォームとは
ECプラットフォーム(eコマースプラットフォーム)は、ECサイトを構築するためのソフトウェアアプリケーションのことです。
ECプラットフォームの中でも、Shopifyは“ショッピングカートASP(ASPカート)”と呼ばれるタイプに属します。「ECサイトを作成、運営していくために必要な機能」がセットアップされており、それをレンタルして使うようなイメージです。
そのほかのECプラットフォームには、ECモール型・オープンソース型など様々な種類があります。Amazonや楽天市場などのECモールも、ecbeingなどのECパッケージも、広義では全てECプラットフォームに含まれています。
Shopifyのメリットとデメリット
Shopifyのメリットはたくさんありますが、大きくまとめると以下の7つ。
【Shopifyの7大メリット】 1.簡単にECサイトをリリース・運営できる 2.機能が豊富(ブログやLPも作れる) 3.カスタマイズ性に優れている 4.利用料・手数料が安い 5.海外向けネットショップも作成可能 6.クラウド型なので、セキュリティも万全 7.POSシステムで実店舗販売にも対応可能
ただし、カスタマイズ性の高さは、使う人によってはデメリットにもなります。 例えば、Shopifyでは完全オリジナルのデザインを作るには、HTMLやCSSの知識が必要です。アプリ(プラグイン)も追加したい機能に合うものを選び、自分で実装する必要があります。日本語非対応のものもあるので“調べる”ことが出来ないと活用は難しでしょう。
Shopifyの料金とアカウントの種類
ECサイトを運営する場合の料金
ShopifyでのECサイトの作成・運営には、3つのプランが用意されています。
ベーシックプラン(年払い)だと、一月あたり3,650円。
上位版のプランは、機能のグレードアップ・クレジットカード手数料が安くなるなどのメリットがあります。
詳細は公式サイトの料金ページをご確認ください。
Shopifyの料金プラン – オンラインストアの設定と開設 https://www.shopify.com/jp/pricing
なお、Shopifyには月額料金750円というShopify Starterプランもあります。 スタータープランはオンラインストア構築機能がなく、Webサイトやブログ、SNSにShopifyの購入ボタンを設置できるのみになっています。
Shopifyパートナーなら無料
Shopifyには月額無料プランはありません。 しかし、ECサイト構築やテーマ開発を請け負う制作者の場合は、Shopifyストア機能を無料で使用できます。
これは「Shopify パートナー」という仕組みがあるためです。 我々も、Shopifyの仕組みや独自言語Liquidの学習をするために、Shopifyパートナー制度を活用させてもらいましょう。
次のレッスンで、Shopifyパートナー登録を行います。