Rubyでは変数を使います。このチャプターでは変数とは何かを知り、変数の扱い方をマスターすることを目指します。
Rubyについて調べるとほとんどどのページでも目にする「変数」について解説しています。
変数とは「箱」のようなものだと考えてください。
この箱に何かを入れることを「代入する」と言います。
上の図でいうと、aという変数(箱)には3という数字が代入されています。
また、同様にbという箱には5という数字が代入されています。
この図をRubyで書いてみると下記のようになります。
a = 3
aの部分には変数(箱)の名前が入り、3の部分は値と呼ばれます。
またRubyにおいて=(イコール)は等しいという意味ではなく、左側の変数(箱)に右側の値を代入するよという意味になります。
また、数字以外の文字を代入する場合は必ず値をシングルもしくはダブルコーテーションで囲みます。
例えばmojiという変数(箱)に文字という値を代入する場合
moji = "文字"
となります。
変数の足し算
変数を使って足し算をしてみましょう。「なんで足し算?」と感じるかもしれませんが、今後アプリ開発でRubyを使っていくうちに変数と変数を組み合わせるという機会もでてきます。簡単な足し算で変数の扱いになれていきましょう。
図のようにname1とname2という変数(箱)があります。
Rubyで書いてみると
name1 = 3
name2 = 2
となります。
ではこの2つの変数を足し算をRubyで表すとどうなるでしょうか。
Cloud9を使って実際に操作してみましょう。
Cloud9のターミナルでirbと打ち込むと、変数の処理ができる状態になります。newsableなど他のフォルダには影響せず変数の処理を確認することができます*
では変数に値を代入してみましょう。
name1 = 3 #name1という変数に3という値を代入
これで、name1という変数に3という値を代入することができました。
同様の操作で、name2という変数に2という値を代入してみてください。
name1、name2にそれぞれの値が代入できたらこのような画面になります。
ではname1とname2を足し算しましょう。
puts name1+name2
このputsは、指定したもの(今回の場合name1+nema2の答え)を出力する場合に使います。このputsもよく使用しますが、後述のメソッドの章で詳しく解説しますので、今は深く考えずに「変数同士の足し算の答え(値)を返してくれるもの」と考えておいてください。
5という値が返されています。変数同士の足し算は成功しているようです。5の下の
=>nil
というのはputsを使用した際に必ず表示される戻り値と呼ばれるものです。putsや戻り値については別のチャプターで解説します。
本レッスンのポイントとしては変数とは値が代入された箱のようなものであるということ、また「=(イコール)」は等しいという意味ではなく代入を意味するという2点です。またターミナルのirbの操作は次のレッスン以降でも登場するので覚えておいてくださいね。
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