バイブWeb制作の第五歩へ(最終回)
1-1で「バイブマーケティング」、2-1で「バイブワイヤーフレーミング」、3-1で「バイブデザイン」、5-1で「バイブコーディング」をやりました。今回はその第五歩、そして最終回——「バイブWordPress化」です。
バイブWeb制作の5工程
5-1で完成した
preview-final.html(1枚のLP)を、Edbaseの中の人が更新できるWordPressサイトに変えます。
前回の続き:「自分しか直せないLP」を、「中の人が触れるLP」に変える
前回(5-1)作った preview-final.html
を思い出してください。動きが付いて、見た目もEdbaseらしくなった、ちゃんとした1枚のLPでした。でも、これをそのままEdbaseのサイトとして納品すると、1つ問題が起きます。
「コアメッセージの文言をちょっと直したい」
「無料相談ボタンの誘い文句を季節に合わせて変えたい」
「お知らせバーの内容を差し替えたい」
このたびに、HTMLを開いて編集 → アップロードし直しが必要になります。Edbaseの中の人にはできないので、毎回制作した人に連絡が来ます。これがWebサイトを「作って終わり」にしてしまう一番の原因です。
今日やるのは、preview-final.html
を「WordPress(ワードプレス)」という仕組みに乗せ替える作業です。これをやると、サイトの主要な文言を、WordPressの管理画面から直接更新できるようになります。
ずっと育ててきた
preview-final.html
という1枚のLPを、WordPressで運用できる形に変換するところまでをやります。複数ページ化・お知らせ(投稿)機能・会社情報ページなどは、最後にお話しする「応用編」として位置づけます。
まず「何を作るのか」を見ておきましょう
文字で説明するより、完成形を見たほうが早いです。下が今日のゴール、WordPress管理画面からLPの文言が変えられる状態です。
今日のゴール:管理画面で文言を変えると、LPに反映される
今は preview-final.html
という1枚のファイルでしたが、ゴール後は、「WordPressという仕組みの上で動くLP」になります。Edbaseの中の人が、ブラウザで管理画面にログインして、コアメッセージや誘い文句をちょこちょこ調整できるようになります。
そもそも WordPress って何?
名前は聞いたことがあると思います。WordPress(ワードプレス)は、世界中のWebサイトの4割以上が使っている、サイトを管理・更新する仕組みです。
難しく考えなくて大丈夫。一言で言うとこうです。
静的HTMLサイト と WordPressサイト の違い
同じEdbaseのLPでも、HTMLのまま運用するか、WordPressに乗せるかで、運用の手間が大きく変わります。
「HTMLそのまま運用」と「WordPress運用」のちがい
WordPressの中身は「2階建て」
WordPressのサイトは、ざっくり2階建てになっています。
WordPressサイト = 「中身を管理する仕組み」+「テーマ(見た目)」
1階(WordPress本体)はすでに完成品として配られています。今日あなたが作るのは、2階のテーマ——つまりEdbaseの「見た目の服」の部分だけです。
実は、テーマの中身はHTMLとCSSにちょっとだけPHPが混ざったものです。5-1までで作ってきた
preview-final.html
を、WordPressに合うように少し書き換える——それが今日の作業です。
バイブWordPress化の本質:「PHPは覚えない」
WordPressのテーマ作りでよく出てくる単語があります。
PHP(ピーエイチピー)、テンプレート階層、ループ、WP関数、フック、フィルター……
普通に勉強しようとすると、これらを全部覚えてから作業を始めることになります。でもこの講座では、それを全部おまかせします。
WordPress化の向き合い方:従来 vs バイブWordPress化
バイブWordPress化では、PHPもWP関数も覚えません。3-1でCSSを、5-1でJavaScriptを書かなかったのと同じです。
あなたがやるのは、「このHTMLをWordPressテーマに」「画像が出ない、直して」と話すこと。Claude Codeが残り全部やります。
あなたがやること / Claude Codeがやること
あなたがやること
- WordPressをローカルで動かしておく(準備)
- テーマフォルダをVSCodeで開く
- 「これをWordPressテーマに」と話しかける
- ブラウザでサイトを開いて、おかしい所を見つけて伝える
- 管理画面で文言を変えて、LPに反映されるのを確認する
Claude Codeがやること
- 必要なPHPファイルを新規作成する
- HTMLをPHPに書き換える
- WordPressの関数を呼び出す書き方を入れる
- 画像パスをWordPress用に修正する
- 「文言を管理画面から編集できる」仕組みを入れる
準備①:ローカルでWordPressを動かす
WordPress化の作業をするには、自分のパソコンの中で動くWordPressが必要です。「ローカル環境」と呼びます。これがないと、作ったテーマを試せません。
本番のサーバーにアップロードしなくても、自分のパソコンの中だけでWordPressサイトを動かせる仕組みです。練習中はこれで十分。失敗しても本番には影響しません。
初心者には、Local(旧 Local by Flywheel) という無料アプリが圧倒的におすすめです。インストールするだけで、ボタンひとつでローカルWordPressサイトが立ち上がります。
準備すること
- localwp.com から Local をダウンロード・インストール
- Localを起動して、新規サイトを1つ作成(名前は任意。例:
edbase-local) - サイトを「Start site」で起動し、「WP Admin」から管理画面にログインできることを確認
この3ステップで、自分のパソコンの中にWordPressサイトが1つ立ち上がります。
Localで最初に見る場所:起動・管理画面・公開ページ・テーマフォルダ
WordPress管理画面で見る場所を先に確認しよう
Localの「WP Admin」を押すと、WordPressの管理画面に入ります。最初はメニューが多く見えますが、今回のWordPress化で使う場所は限られています。まずは、外観 → テーマ → カスタマイズ の流れだけ押さえましょう。
見込み客が見るのは公開ページ。Edbaseの中の人が文言や見た目を調整するのが管理画面です。今回はブログ投稿を増やすレッスンではないので、投稿・固定ページ・コメントはほぼ触りません。見る場所を絞ると迷いにくくなります。
まず表示される画面:WordPressログイン
ログイン直後:ダッシュボードから「外観」へ進む
左メニューは「どの機能へ行くか」を選ぶ場所
今回の主役は 外観
です。投稿や固定ページは、後の応用編で使う場所だと考えてください。
テーマ画面は「今どの服を着ているか」を見る場所Edbase Renewal
が有効なら、今のサイトはこのテーマで表示されています。
カスタマイズは「運用者が触る画面」
コードを書かずに、お知らせバーやFVの文言を変えられるようにします。
管理画面で迷わないための見方
左の黒いメニューを見る
どの機能に入るかを選ぶ場所です。今回は 外観 だけ覚えれば進められます。
中央の大きなエリアを見る
選んだ機能の中身が表示されます。テーマ画面なら、インストール済みテーマが並びます。
「有効」という表示を探す
今サイトで使われているテーマには、有効 と表示されます。ここが確認ポイントです。
青いボタンは次の操作
カスタマイズ を押すと、文言を編集しながら右側でプレビューできる画面に進みます。
このレッスンで行き来する画面
Local
WordPressサイトを起動し、WP Adminを開く
外観 → テーマ
作ったテーマが認識されたか確認する
外観 → カスタマイズ
LPの主要文言をブラウザから編集する
Local自体の使い方は、Skillhubの無料講座でも紹介しています。手順を画像つきで見たい方はこちらを参考にしてください。
無料記事WordPress制作入門|LOCAL BY FLYWHEELで開発環境の準備
準備②:5-1で作ったフォルダを「テーマ」として置く
Localで立ち上げたWordPressサイトには、テーマを置く専用フォルダがあります。そこに、5-1までで育ててきた edbase-renewal
フォルダを丸ごとコピーします。
フォルダの引っ越し先
Localの画面で、対象サイトを開いた状態にして、「Go to site folder」(フォルダアイコン)をクリックします。そこから
app →
public → wp-content → themes と進んだ場所に、edbase-renewal
フォルダを丸ごとコピーしてください。
VSCodeで開きなおす
コピーしたら、その新しい場所(themes/edbase-renewal/)をVSCodeで開きなおします。これで、Claude
Codeが扱う作業フォルダが「テーマフォルダ」になりました。
元の
edbase-renewal フォルダはそのまま残しておきます。今日は「テーマフォルダ側のコピー」を育てるので、元はバックアップとして温存しておく形です。
準備③:WordPress化計画.md を書く
1-1〜5-1で毎回、作業の前に「指示書」を作ってきました。今日も同じ。WordPress化計画.md という小さな指示書を、テーマフォルダの中に作ります。
1-1
📄 要件定義.md
2-1
📝 ワイヤー原稿.md
3-1
🎨 デザイン要件定義.md
5-1
⚡ 動き要件定義.md
今回
🚀 WordPress化計画.md
中身はシンプルです。「preview-final.html
のどの部分を、どんなファイルに変えるか」と「管理画面から触れるようにする箇所」のマッピングだけ。下のテンプレをコピーして、WordPress化計画.md
として保存してください。
WordPress化計画.md(貼り付け直後の状態)
# Edbase WordPressテーマ化 計画 ## 入力(5-1の成果) - preview-final.html(LP1枚、動きつき) ## 作るテーマファイル(マッピング) - style.css … テーマ情報(WordPressに「これがテーマ」と教える) - index.php … フォールバック用の最低限ファイル - functions.php … テーマの基本設定 + 編集できる項目の登録 - header.php … 全ページ共通のヘッダー - footer.php … 全ページ共通のフッター - parts/cta-bottom.php … 下部CTA - front-page.php … トップページ(preview-final.html を変換) ## 管理画面から編集できるようにする箇所 - お知らせバー文言(FV直上) - FV キャッチコピー(H1) - FV サブテキスト - CTAボタン文言(無料相談・資料DL) ## やらないこと(応用編で扱う) - 複数ページ化(会社情報など) - お知らせ(投稿)機能・ブログ機能 - カスタムメニュー化(管理画面でナビ編集)
これがあると、Claude Codeに作業を頼んだとき、毎回ゼロから説明する必要がなくなります。「WordPress化計画.md を見て進めて」と言うだけで通じます。
今日の進め方:4ラリーでテーマが育つ
毎回パターンは同じ。Claude Codeとの会話のラリーでテーマを少しずつ育てていきます。
①テーマとして認識させる
style.css / index.php / functions.php
②共通パーツを分割
header.php / footer.php / parts
③LPをWP化
front-page.php を作る
④文言を編集可能に
管理画面で触れる項目を登録
まとめて全部やらせない。1ラリーずつ、ブラウザで動きを確認してから次へ進みます。これがバイブWordPress化の鉄則です。途中で崩れても、どこで崩れたかすぐ分かります。
ラリー① テーマとして認識させる
最初のラリーは、Edbaseフォルダを「これはWordPressテーマです」とWordPressに教える作業です。実は、テーマとして認識されるには、フォルダの中に3つのファイルがあるだけでOKです。
テーマと認識されるための最低限3ファイル
3ファイルとも、Claude Codeに頼めば数秒で出来ます。中身を覚える必要はありません。
このラリーで完成すること
ラリー①の成果
style.cssの先頭に「テーマヘッダー」が追加されるindex.phpが新規作成されるfunctions.phpが新規作成される- WordPress管理画面の「外観 → テーマ」に Edbase Renewal が並ぶ
Claude Codeへの一言
「WordPress化計画.md を見て、まずラリー①をやって。style.css
にテーマヘッダー、index.php と functions.php を新規作成して」
あなた
このフォルダをWordPressのテーマとして使える状態にしたい。WordPress化計画.md
に書いた手順のラリー①をやって。style.css の先頭にテーマヘッダー、index.php と functions.php
を新規作成して、最低限の中身を入れて。
Claude Code
3つやりました:
・style.css の先頭にテーマ情報(Theme Name: Edbase Renewal など)を追加
・index.php を新規作成(フォールバック用に最低限のコード)
・functions.php を新規作成(CSSとJSを読み込む設定を入れた)
WordPress管理画面の「外観 → テーマ」を確認してみてください。Edbase Renewal が並んでいるはずです。
あなた
確認した、表示されてる。有効化したよ。
Claude Code
OK、テーマとして認識されました。これで土台ができたので、次のラリー②(共通パーツの分割)に進めます。
ファイル状態スナップショット(ラリー①完了時点)
テーマフォルダの中身は、こうなっています。新しく増えた3ファイルにフォーカスしてください。
themes/edbase-renewal/(ラリー①完了)
📁 edbase-renewal/ ├── 📄 preview-final.html ├── 📄 style.css ← テーマヘッダーが追加された ├── 📄 main.js ├── 📁 images/ ├── 📄 WordPress化計画.md ├── 📄 index.php ← 🆕 新規作成 └── 📄 functions.php ← 🆕 新規作成
WordPress管理画面の「外観 → テーマ」を開くと、こんな風に Edbase Renewal がテーマとして並んでいます。
ラリー①の確認画面:WordPressがテーマとして認識している
ここで確認することedbase-renewal フォルダを正しい場所へ置けていると、テーマ一覧に
Edbase Renewal が出ます。
「有効」が付いているか見る
一覧に出ただけではまだ使われていない場合があります。有効
と表示されているかを見ます。
次の確認へ進む
テーマが有効になったら、ブラウザで公開ページを見ます。ラリー④ではこのボタンから文言編集に進みます。
ほとんどの場合、フォルダの置き場所が1階層ずれています。
wp-content/themes/edbase-renewal/style.css という場所に style.css
があるか確認してください。edbase-renewal/edbase-renewal/style.css のように二重フォルダになっていると、WordPressはテーマとして見つけられません。
ラリー② 共通パーツを分割する
次のラリーは、preview-final.html の中にあるヘッダー・フッター・下部CTAを別ファイルに切り出す作業です。
なぜ分割するの?
今は1ページだけですが、将来お知らせや会社情報を増やしたくなったときに、ヘッダー・フッターが全ページにベタ書きされていると、修正のたびに全ファイル開く必要が出てきます。最初から「共通部分は1ファイルにまとめる」癖をつけておく方が、後がラクです。
「ベタ書き」と「共通パーツに分割」のちがい
分割するのはこの3つ
preview-final.html を眺めて、複数ページで同じ見た目になりそうな部分を切り出します。Edbase LPだと、自然にこの3つです。
header.php
ナビと「無料相談」ボタンがあるヘッダー全体
footer.php
コピーライト・サイトマップなど一番下
parts/cta-bottom.php
下部の「無料相談しませんか」CTAブロック
parts/ という別フォルダに?ヘッダー・フッターのようにほぼ全ページで使うパーツは、テーマ直下に置くのが慣習。一方、CTAのように「いくつかのページで使うパーツ」は、テーマ直下に置くとファイルが散らかります。
parts/
という入れ物にまとめておくのが現場での定番です。
このラリーで完成すること
ラリー②の成果
header.phpが新規作成されるfooter.phpが新規作成されるparts/cta-bottom.phpが新規作成される- preview-final.html からヘッダー/フッター/CTAが「切り出された」状態に
Claude Codeへの一言
「preview-final.html の中から、ヘッダーを header.php、フッターを
footer.php、下部CTAを parts/cta-bottom.php として切り出して」
あなた
次、ラリー②。preview-final.html の中で、全ページ共通になりそうなヘッダーを header.php に、フッターを
footer.php に切り出して。WordPressのテンプレートとして使える形にして。
Claude Code
header.php と footer.php を新規作成しました。
・header.php:preview-final.html の <!DOCTYPE> から
<header> 終わりまで。WordPressに必要な wp_head() も入れています
・footer.php:<footer> から閉じタグまで。wp_footer() も入れています
あなた
いいね。あと、下部の「無料相談しませんか」CTAブロック、将来お知らせとか会社情報ページを足したくなったときに使いまわしたい。parts/cta-bottom.php として別ファイルに切り出して。
Claude Code
parts/ フォルダを作成し、その中に cta-bottom.php を作成しました。今後は
get_template_part('parts/cta-bottom') という1行でどのページからも呼び出せます。
ファイル状態スナップショット(ラリー②完了時点)
themes/edbase-renewal/(ラリー②完了)
📁 edbase-renewal/
├── 📄 preview-final.html
├── 📄 style.css
├── 📄 main.js
├── 📁 images/
├── 📄 WordPress化計画.md
├── 📄 index.php
├── 📄 functions.php
├── 📄 header.php ← 🆕 新規作成
├── 📄 footer.php ← 🆕 新規作成
└── 📁 parts/ ← 🆕 新規フォルダ
└── 📄 cta-bottom.php ← 🆕 新規作成
ラリー③ LPをWordPressのトップページにする
ここが今日の本丸。preview-final.html を front-page.php
というWordPressのトップページ用テンプレートに書き換えます。
WordPressのお約束で、
front-page.php という名前のファイルがテーマの中にあると、サイトのトップURLを開いたときに自動でそれが表示されます。
preview-final.html と front-page.php の対応
イメージはこんな感じ。HTMLの中身はほぼそのまま。違うのは「ヘッダー・フッター・CTAを別ファイルから呼び出す」「画像パスをWP用に書き換える」の2点だけです。
preview-final.html → front-page.php への変換
このラリーで完成すること
ラリー③の成果
front-page.phpが新規作成される- ローカルWordPressのトップURLを開くと、5-1のLPと同じ見た目で表示される
- 画像も表示される(ここがちょっとつまずきやすい)
Claude Codeへの一言
「preview-final.html のメイン部分を front-page.php に変換して。ヘッダー・フッターは
get_header() / get_footer() で呼び出し、下部CTAは parts/cta-bottom を読み込む形に」
表示確認したら、画像が出ないはず
ここで初めて、ブラウザでローカルWordPressサイトのトップを開いてみます。Localの「Open site」ボタンが速いです。
ラリー③直後によく起きる状態:レイアウトは近いが、画像だけ表示されない
たぶん、こんな状態になります。見た目はほぼ合っているけど、画像が全部表示されていない——これ、WordPress化でみんなが1度はハマる定番の落とし穴です。
preview-final.html のままだと、画像のパスが images/...
のような相対パスになっています。WordPressは「テーマフォルダの中の画像」という前提を別の書き方(get_template_directory_uri() という関数)で表現する必要があります。——と、これだけ知っておけば十分。書き方はClaude Codeにお任せします。
画像パスを直してもらう(追加ラリー)
気になったことをそのままClaude Codeに伝えるだけ。これがバイブの真骨頂です。
あなた
ラリー③やって。preview-final.html のメイン部分を front-page.php に変換。ヘッダーとフッターは
get_header() と get_footer() で読み込み、下部CTAは parts/cta-bottom を
get_template_part で呼び出す形にして。動的に出すところはまだ無くていい、見た目だけ揃えば十分。
Claude Code
front-page.php を新規作成しました。
・冒頭で get_header()
・FV〜FAQまでのメインHTML(preview-final.html から抜粋・そのまま)
・下部CTAの位置で get_template_part('parts/cta-bottom')
・末尾で get_footer()
ローカルのトップを開いて確認してみてください。
あなた
見たよ。レイアウトはOKなんだけど、画像が全部表示されてない。たぶん画像パスがHTMLのままになってると思う。WordPress用に直して。
Claude Code
原因はその通りで、src="images/..." のままになっていました。get_template_directory_uri()
を使って、テーマフォルダから画像を読む形に書き換えました。
front-page.php、header.php、footer.php、parts/cta-bottom.php
の中の画像パスを一括で修正しています。
あなた
再読み込みした、画像出た!5-1のときと同じ見た目になってる。OK。
表示確認:5-1の見た目がそのままWordPressサイトに
画像パス修正後:ローカルWordPress上でLPの見た目が戻る
ログインした状態でサイトを見ると、画面の一番上に黒い帯(WordPress管理バー)が出ます。これは管理者専用の表示で、一般訪問者には見えません。確認したい時はシークレットウィンドウで開くと、本当の見た目が分かります。
ファイル状態スナップショット(ラリー③完了時点)
themes/edbase-renewal/(ラリー③完了)
📁 edbase-renewal/ ├── 📄 preview-final.html ├── 📄 style.css ├── 📄 main.js ├── 📁 images/ ├── 📄 WordPress化計画.md ├── 📄 index.php ├── 📄 functions.php ├── 📄 header.php ├── 📄 footer.php ├── 📁 parts/ │ └── 📄 cta-bottom.php └── 📄 front-page.php ← 🆕 新規作成(画像パスもWP対応)
ここまでで、見た目は 5-1の preview-final.html と完全に同じ。でも今のままだと、文言を変えるにはまだPHPファイルを開いて直接書き換える必要があります。最後のラリーで、ここを「管理画面から触れる」形に変えます。
ラリー④ LPの主要文言を、管理画面から編集できるようにする
ここが今日の本当の山場。WordPress化の意味が、ここでようやく出てきます。
「テーマカスタマイザー」を使います
WordPressには、「外観 → カスタマイズ」という機能が最初から入っています。これを使うと、テーマ側で「ここの文言は管理画面から変えられるよ」と宣言した部分が、管理画面でフォームになって表示されます。
テーマカスタマイザーの仕組み
編集できるようにする箇所
Edbase LPのうち、「実際に運用で変えたくなりそうな箇所」を選びます。全部を編集可能にする必要はありません。変える可能性が高い4つに絞ります。
① お知らせバー文言
FV直上に出る「4月までの相談枠 残り3社」のような時期もの
② FV キャッチコピー(H1)
「机上のAI開発で、終わらせない。」のメインメッセージ
③ FV サブテキスト
キャッチコピーの下の説明文
④ CTAボタン文言
「無料相談する(30分)」「資料をダウンロード」
全部の文章をカスタマイザーに出すと、管理画面がフォームだらけになって、中の人がどこを触ればいいか分からなくなります。「実際に変えそうな所」だけ絞るのが、運用しやすいテーマの作り方です。
このラリーで完成すること
ラリー④の成果
functions.phpに4項目のカスタマイザー登録コードが追加されるfront-page.phpとheader.phpの該当箇所が、登録した値を呼び出す書き方に置き換わる- WP管理画面の「外観 → カスタマイズ → Edbase LP 設定」から4項目を変更できる
- 変更を「公開」すると、LPに即座に反映される
Claude Codeへの一言
「WordPress化計画.md
の『管理画面から編集できるようにする箇所』の4項目を、テーマカスタマイザーで触れるようにして。functions.php に登録し、front-page.php と
header.php の該当箇所もカスタマイザーの値を呼び出す形に書き換えて」
あなた
最後のラリー④。LPの主要文言を、管理画面から触れる形にしたい。WordPress化計画.md
の「管理画面から編集できるようにする箇所」に書いた4項目を、テーマカスタマイザーで触れるようにして。
・functions.php
にカスタマイザー登録のコードを追加
・front-page.php と header.php
の該当箇所を、登録した値を呼び出す形に書き換え
・初期値は今のpreview-final.htmlの文言で
Claude Code
対応しました。
・functions.php に「Edbase LP 設定」セクションを追加し、4つの項目(お知らせバー文言、FVキャッチコピー、FVサブテキスト、CTAボタン文言)を登録
・front-page.php のキャッチコピー・サブテキスト・CTAボタン部分、header.php
のお知らせバー部分を、get_theme_mod() を使ってカスタマイザーの値を呼び出す形に書き換え
・初期値は現在のpreview-final.htmlの文言を入れています
WP管理画面の「外観 → カスタマイズ」を開くと、左サイドバーに Edbase LP 設定 が出ているはずです。
あなた
見た、出てる!キャッチコピーをちょっと変えてみる……「机上のAI開発で、終わらせない。」を「現場で動くAIを、一緒に作ります。」に変えて、保存。
……LPに反映された!すごい。
Claude Code
これで WordPress化計画.md
の4ラリーが全部終わりました。Edbaseの中の人が、HTMLを触らずに主要文言を更新できる「運用できるサイト」になっています。
表示確認:管理画面で文言を変えると、LPに反映される
ラリー④の確認は、コードではなく管理画面とプレビューで見ます。カスタマイザーは、左側で入力し、右側で公開ページの見え方を確認する画面です。ここまで来ると、Edbaseの中の人がHTMLを開かずにLPの主要文言を更新できます。
外観 → カスタマイズ → Edbase LP 設定:左で編集し、右で反映を見る
左側は入力欄
お知らせバー、FVキャッチコピー、FVサブテキスト、CTAボタン文言を編集します。HTMLやPHPは開きません。
右側は確認画面
入力した文言が、実際のLPでは大きすぎないか、改行が変ではないかを見ます。
公開ボタンで確定
プレビューで問題なければ、左上の 公開 を押します。ここで初めてサイトに保存されます。
カスタマイザーで確認する4項目
お知らせバー文言
FVの上部に出る短い告知です。キャンペーンや相談枠の案内に使います。
FV キャッチコピー
ファーストビューの一番大きな見出しです。改行位置も右側で確認します。
FV サブテキスト
見出しの下にある補足文です。長くしすぎるとFVが重く見えるので注意します。
CTAボタン文言
無料相談ボタンの文言です。押したくなる言葉になっているかを確認します。
カスタマイザーの右上にある「公開」ボタンを押すまでは、変更はあなたのプレビューにしか反映されません。本当に公開していい状態になったら、最後に「公開」を押す——これがWordPressの安全な編集の仕方です。
まず、左上のボタンが「公開済み」になっているか確認します。次に、公開ページを別タブで開き直してください。それでも変わらない場合は、
front-page.php や header.php
の該当箇所が get_theme_mod() を呼び出す形になっているか、Claude Codeに確認してもらいます。
ファイル状態スナップショット(ラリー④完了時点 / 最終形)
themes/edbase-renewal/(最終形)
📁 edbase-renewal/ ├── 📄 preview-final.html (元データ、参照用に残してOK) ├── 📄 style.css ← テーマヘッダー付き ├── 📄 main.js ├── 📁 images/ ├── 📄 WordPress化計画.md ├── 📄 index.php ├── 📄 functions.php ← 🔄 カスタマイザー登録を追加 ├── 📄 header.php ← 🔄 お知らせバーがカスタマイザー値に ├── 📄 footer.php ├── 📁 parts/ │ └── 📄 cta-bottom.php └── 📄 front-page.php ← 🔄 FVテキスト・CTAがカスタマイザー値に
完成:5回連載で作ってきたもの、全部つながりました
ここで一度、立ち止まって俯瞰してみてください。5回のレッスンで作ってきたものが、すべて連動してこの完成形になっています。
1-1 〜 6-1 の成果物が、最終的に WordPressサイトに集約される
1-1の 要件定義.md
から、2-1、3-1、5-1と1段ずつ積み上げてきたもの。それが、最後の6-1でWordPressサイトという「運用できる形」に集約されました。
応用編:ここから先に進みたくなったら
今日のスコープは「1枚のLPをWordPress化する」までです。実務に出ると、次のような「もう一歩深い」要望が必ず出てきます。
お知らせ(投稿)機能
中の人が記事を書いて公開すると、LPの中に新着が並ぶ。home.php と single.php を追加
複数ページ化
会社情報・採用情報など固定ページを追加。page.php や page-{slug}.php を追加
カスタムメニュー化
管理画面の「外観 → メニュー」でナビ項目を追加・並び替えできるように
「Claude Code、お知らせ機能を足したい」「会社情報ページを追加したい」と話すだけ。今日と同じやり方で、必要なテンプレートをClaude Codeが生成してくれます。テーマの土台が出来た今、追加は1ラリーで終わります。
これらは応用編・別講座でじっくり扱う予定です。
まとめ:今日の学び
PHPもWP関数も覚えない
WordPress化のために技術書を1冊読む必要はありません。「これWordPressにして」「画像が出ない、直して」と話すだけで、Claude Codeが書きます。
「中の人が触れる形」がゴール
テーマ化だけでは半分。変えそうな箇所だけ管理画面から編集できるようにすると、本当の意味で「運用できる」サイトになります。
1ラリーごとにブラウザで確認
まとめて全部やらせず、4ラリーを1つずつ仕上げる。崩れてもどこで崩れたかすぐ分かるし、達成感も小刻みに来ます。
WordPress化とは、HTMLサイトを「中の人が更新できる形」に組み替える作業です。
難しいのはPHPやWP関数の知識ではなく、「どこを動的にして、どこは固定でいいか」を決めること——そしてその判断も、Claude Codeとの会話の中で自然に決まっていきます。
最後に:全5回の講座、お疲れさまでした
1-1〜6-1の全5回を通して、あなたは「曖昧な依頼」から「中の人が運用できるWebサイト」までを、AIと一緒に作り切りました。
この連載で身についた「バイブWeb制作」
- 🎯 バイブマーケティング(1-1)— 曖昧な依頼を、「誰の・何を・どのように」の1枚に変える力
- 📐 バイブワイヤーフレーミング(2-1)— 要件定義をWebページの構成と原稿に展開する力
- 🎨 バイブデザイン(3-1)— 「白ベース脱出」と「演出」で見栄えを作る力
- ⚡ バイブコーディング(5-1)— JavaScriptを書かずに「動きのあるサイト」に仕上げる力
- 🚀 バイブWordPress化(6-1)— PHPを書かずに「中の人が運用できる形」に変える力
全部に共通しているのは、「言葉でAIと話しながら作っていく」こと。整った発注書も、専門用語も要りません。感じたことをそのまま話すだけで、AIが叩き台を出し、それを見て直す——その繰り返しでWebサイトができ上がります。
ここまで通してEdbaseという題材で練習してきましたが、本当の理解は自分の案件に置き換えた時に深まります。クライアントの依頼でも、自分のサービスサイトでも、まずは
要件定義.md から——同じ流れで、もう1サイト作ってみてください。2回目から、見える景色が変わります。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
あなたのこれからの制作が、AIを相棒にした「もっと速く、もっと自由な」ものになりますように。