バイブ・ワイヤーフレーミング | SkillhubAI(スキルハブエーアイ)

バイブ・ワイヤーフレーミング

バイブWeb制作の第二歩へ

前回(1-1)で「バイブ」の世界観と、第一歩の 「バイブマーケティング」 をやりました。今回はその第二歩、「バイブワイヤーフレーミング」 です。

バイブWeb制作の4工程

🎯バイブマーケティング 誰に・何を・どう刺すかLesson 1-1 📐バイブワイヤーフレーミング 構成と原稿をAIに作らせるLesson 2-1 今日ここ 🎨バイブデザイン 感覚で指示して見た目を育てるLesson 3-1 💻バイブコーディング 動かしながらAIに実装させるLesson 4-1〜
今日のレッスンは、その第二歩。「バイブワイヤーフレーミング」をやります。
構成と原稿をAIに作らせて、ワイヤー原稿と preview.html を仕上げます。

前回の続き:1枚の要件定義を、Webページの形に変える

前回 要件定義.md に書いた「誰の・何を・どのように」の3点。今回はこれを土台にして、Webページ(LP)の形を作っていきます。

📄 要件定義.md → 🖥️ LPのワイヤーフレーム

「Webページ作る」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、今回は絵を描かずコードも書かず、すべてClaude Codeとの会話だけで進めます。最後にブラウザで実際の見た目を確認できる状態まで行きます。

まず「何を作るのか」を見ておきましょう

文字で説明するより、完成形を先に見たほうが早いです。下が今日作るLPのワイヤーフレーム(設計図)です。

今日のゴール:1ページLPのワイヤーフレーム

無料相談 ① ファーストビュー(FV) 無料相談する 資料ダウンロード 自社プロダクト Edbase Qbase Skillhub AIチューター ② 課題提起 ! ? ? ③ 解決策 ④ 選ばれる理由 ⑤ 実績 ⑥ 相談から開発までの流れ ⑦ FAQ / CTA

これがゴール。今は「ふーん、こういう全体の流れか」と眺める程度で大丈夫です。各部分が何なのかは、これから1つずつ見ていきます。

ワイヤーフレームって何?

ワイヤーフレームは、Webページのデザインに入る前に作る「設計図」です。家を建てる前の間取り図に似ています。

📐

ワイヤーフレーム

何を、どの順番で、どこに置くかを決める

🎨

デザイン

配色、フォント、写真で見た目を整える

💻

コーディング

HTML/CSSで実装してブラウザで動く形に

なぜ最初にワイヤーを作るのか
「見た目」から作り始めると、後で「やっぱりこの順番じゃない」と全部やり直しになります。先に骨組みを決めておくと、デザインで迷子になりません。

知っておきたい3つの言葉

ワイヤーを見るうえで、これだけ覚えておけばOKです。

① ファーストビュー(FV)

ページを開いた瞬間に見える「画面の一番上の領域」です。LPの中で一番大事な場所。ここで「自分向けだ」と感じてもらえないと、訪問者は下にスクロールしません。

ファーストビューは「画面を開いた瞬間に見える範囲」

ファーストビュー(最初に見える範囲) 無料相談する ↓ ここから下はスクロールしないと見えない

② セクション

LPは縦に長い1枚のページ。それを意味のかたまりで区切ったのが「セクション」です。先ほどのワイヤーには ①FV → ②課題提起 → ③解決策 → … というラベルが付いていましたが、あれが各セクションです。

③ CTA(シーティーエー)

Call To Actionの略。訪問者に取ってほしい行動を促すボタンや誘導のことです。今回のLPなら「無料相談する」「資料をダウンロード」がCTA。これが弱いと、見てくれた人が何もしないまま帰ってしまいます。

用語まとめ
FV=ファーストビュー。画面を開いた瞬間に見える最上部の領域
セクション=LPを意味で区切ったかたまり
CTA=行動を促すボタン(無料相談・資料DLなど)

なぜ「要件定義 → LP」が一気通貫でつながるのか

ここが今日の一番のコツ。前回作った3点が、そのままLPの物語になっています。

前回の3点 → 今回のLPセクション

📄 要件定義.md

誰の

中堅企業のDX・AI推進担当

何を

AI業務活用の目利きが社内にいない

どのように

無料相談からPoC・本開発へ進む支援 / コアメッセージ

🖥️ LPの物語

  1. FV:コアメッセージで掴む
  2. 課題提起:「あ、自分のことだ」
  3. 解決策:無料相談から開発までの支援内容
  4. 選ばれる理由:自社AI運営の強み
  5. 実績:自社プロダクト
  6. 流れ/FAQ/CTA:不安をつぶしてCTA

つまり、Claude Codeに「この要件定義からLP作りたい」と話しかけるだけで、セクション構成は自然に出てきます。ゼロから考える必要はありません。

今日の進め方:4ラリーでワイヤーが育つ(=バイブの中身)

ワイヤーは一気には完成しません。前回と同じく、Claude Codeとの会話のラリーで少しずつ育てていきます。

🧱

セクション順

並び順を出す

🎯

FVを作り込む

ここだけ深く

残りを書く+直す

一気に出させて、セクションごとに微調整

🖥️

通しで整える

最後にページ全体を眺めて整える

今日の作戦:FV深く、残りは「出させて、直す」
FVだけは丁寧に作り込みます(一番大事な場所だから)。残りは「同じ要領で全部」とAIに一気に出させてから、HTMLで開いてセクションごとに直していきます。この「直す」のところもそれなりに時間がかかります。

成果物は、最終的にこの2つになります。

ワイヤー原稿.md

全セクションの見出し・本文・CTA・画像案がまとまったMarkdownファイル

preview.html

ブラウザで開いて、訪問者目線で確認できる簡易プレビュー


ラリー① セクションの順番を出す

Claude Codeに「この要件定義からLPを作りたい。セクションの順番どうする?」と話しかけるだけ。前回の `要件定義.md` を読んでくれているので、すぐに並びを提案してくれます。

このラリーで出てくる結論はこんな並びです。

ラリー①の成果

  1. ファーストビュー
  2. 課題提起
  3. 解決策
  4. 選ばれる理由
  5. 実績
  6. 相談から開発までの流れ
  7. FAQ
  8. CTA

あなた

前回作った `要件定義.md` を見て、これをLPにしたい。Webページのセクションってどんな順番にするのがいい?

Claude Code

要件定義の3点を見ると、LPの並びは自然に決まります。
1. ファーストビュー(コアメッセージ+CTA)
2. 課題提起(「AIを入れたのに使われない」に共感)
3. 解決策(無料相談からPoC、本開発までの支援内容)
4. 選ばれる理由(自社AI運営の強み)
5. 実績(Edbase / Qbase / Skillhub)
6. PoCの進め方
7. FAQ
8. CTA
こんな並びでどうでしょう?

あなた

いい感じ。「PoCの進め方」は「相談から開発までの流れ」って名前にして。
あとCTAはFVと実績の後にも置きたい。
じゃあ新しく `ワイヤー原稿.md` を作って、このセクション順を書いておいて。

Claude Code

`ワイヤー原稿.md` を作成しました。


ラリー② ファーストビュー(FV)を作り込む

LPで訪問者の8割はFVで離脱すると言われています。だからここだけは丁寧に作ります。FVに入れるべきものは3つ。

何のLPか

3秒で「自分向け」と分かるコアメッセージ

なぜ信頼できるか

自社AIプロダクトを運営しているという証拠

次に何をするか

無料相談 / 資料DLのCTA

ラリーを経て決まったFVが、こちらです。

ラリー②の成果:ファーストビューのワイヤー

無料相談 AIアプリ開発の無料相談机上のAI開発で終わらせない。自社AI運営会社が、運用まで見据えてご一緒します。ChatGPTを入れたのに、思ったように使われない——その「あと一歩」を、自社でAI運営してきた目線でご一緒に埋めます。 無料相談する(30分・オンライン) 資料をダウンロード 自社プロダクト Edbase Qbase Skillhub AIチューター

このFVには、先ほどの3つが全部入っています。

① 何のLPか→ 見出し「机上のAI開発で終わらせない。自社AI運営会社が…」
② なぜ信頼できるか→ 右側に自社プロダクト4枚
③ 次に何をするか→ 「無料相談する」「資料をダウンロード」の2ボタン

あなた

じゃあFVから埋めよう。要件定義のコアメッセージを下敷きに、見出し3案、本文、CTAの文言、横に置く画像のアイデアを出して。

Claude Code

見出し案:
案1:机上のAI開発で終わらせない。自社AI運営会社が、運用まで見据えてご一緒します。
案2:ChatGPTを入れたのに、現場で使われない——その理由、自社AI運営の経験から一緒に解きます。
案3:AI活用の「目利き」を、外から借りる4〜8週間。

本文:ChatGPTやCopilotを導入したのに業務で使われない。その壁を、自社でAIプロダクトを運営する立場からご一緒に乗り越えます。

CTA:主「無料相談する(30分・オンライン)」/副「AI開発サービス資料をダウンロード」

画像案:自社AIプロダクト(Edbase/Qbase/Skillhub)のロゴ+画面キャプチャをコラージュ。

あなた

案1がいい。「机上のAI開発で終わらせない」が一番、他社で言えないニュアンスがある。
本文ちょっと固いから、もう少しふっと読める感じに直して。

Claude Code

こう直しました:「ChatGPTを入れたのに、思ったように使われない——その『あと一歩』を、自社でAI運営してきた目線でご一緒に埋めます。」

あなた

いいね。この内容で `ワイヤー原稿.md` のFVを埋めて。


ラリー③ 残りを一気に書いて、セクションごとに直す

FVの呼吸が分かれば、あとは「同じ要領で全部」とAIに一気に出してもらえます。ただし、出てきた叩き台はそのままでは使えません。HTMLで書き出してブラウザで開き、セクションごとに見て直していきます。ここはFVと同じくらい時間を食うと思っておいてください。

Step 1:「同じ要領で全部」と頼んで、まず md に書く

残り全部、FVと同じ要領でまとめて ワイヤー原稿.md に書いて」と頼むだけ。AIが各セクションの見出し・本文・CTA・画像案を一気に書きます。ここは速いです。

1セクションずつラリーする必要はありません
細かく聞くと時間がかかります。「同じ要領で全部」と任せて、出てきたものをまとめて直すのが速いです。

Step 2:preview.html に書き出して、ブラウザで開く

文字(Markdown)だけ見ても訪問者の体感は分かりません。「これブラウザで見たい、preview.html 作って」と頼んで、Bootstrapベースの簡単なHTMLに書き出してもらいます。

preview.htmlをブラウザで開いた画面。ファーストビュー、CTA、自社プロダクトのカード、下部に続く課題提起セクションが見える。
preview.htmlをブラウザで開いた状態。色味は地味でOK。ここでは情報の順番と原稿の長さを確認します。

ブラウザで開いて初めて、「ふーん、こう見えるのか」が分かります。

Step 3:セクションを上から順に、見て直す

ここからが実作業です。画面を上から1セクションずつ見ていって、気になったところを直す。FVほど深く詰めなくていいけど、セクションの数だけ確認と修正があります。今日のレッスンで一番手を動かす時間が長いのはここです。

この回で実際に出てきた直し例

セクション 気づき → 直し
課題提起 カードが縦並びになっていた → 横3列に
解決策 本文が短すぎ → 1〜2行足す
選ばれる理由 左右の対比が弱い → before/afterの2カラムに
実績 Edbaseの説明が無い → 「教育機関で稼働中のAIチューター」を一言足す
相談から開発までの流れ 矢印だけで分かりづらい → ステップ番号を付ける
FAQ 「社内に開発者がいなくても大丈夫?」を追加

直すときは「ダメ出し」で終わらせない

「これは違う」「ここ長い」だけでは、AIはどう違うのか・どうしたいのかが分からず、直しても的を外します。一度で思いどおりにならないのは、たいてい伝える言葉が足りていないからです。直すときは、次の2つをセットにして渡します。

1何が気になったか

どこが・どう気になったか。「本文が短い」「カードが縦並びで間延びして見える」など、見たままの言葉で構いません。

2どうなってほしいか

読んだ人にどう感じてほしいか。「もっと安心できる感じ」「ぱっと頼めそうに見える」など、ゴールの気持ちを一言そえます。

✕ これだと的を外しやすい

「解決策のところ、なんか違う。直して」

○ 気になったこと+どうなってほしいか

「解決策の本文、機能の説明みたいで固い。読んだ人が『これなら自分でも頼めそう』と安心できる感じに直して」

💡 一度で決まらなくてOK
この2つを伝えても、出てきたものがまだしっくり来ないことはよくあります。そのときは「ここがまだ◯◯」とまた返すだけ。FVと同じで、直しも何往復かするラリーです。完璧な代案を自分で考える必要はありません。

あなた

じゃあ残りの全セクション、FVと同じ粒度で `ワイヤー原稿.md` に書き込んで。見出し・短い本文・CTA・画像案を入れて、長くしすぎないで。

Claude Code

書き込みました。要件定義の「本当の課題」と「強み材料」を各セクションに対応させています。

あなた

これブラウザで見たい。Bootstrap使った簡単なプレビューを `preview.html` として作って。構造が分かれば十分。

Claude Code

`preview.html` を作成しました。VSCodeで右クリック →「Open with Live Server」で開けます。

あなた

見たよ。セクションごとに気になったのまとめて言うね:
・課題提起のカード、縦並びになってる → 横3列にして
・解決策の本文短い → 1〜2行足して
・選ばれる理由、左右の対比が弱い → before/afterの2カラムにして
・実績のEdbaseに「教育機関で稼働中のAIチューター」って一言入れて
・流れ、矢印だけで分かりづらい → ステップ番号を付けて
・FAQに「社内に開発者がいなくても大丈夫?」追加

Claude Code

6点とも反映しました。`ワイヤー原稿.md` と `preview.html` 両方を更新したので再読込してください。

あなた

再読込した。ほぼいい。ただ解決策に足した本文、機能の説明っぽくて固い。読んだ人が「これなら自分でも頼めそう」と安心できる感じに直して。

Claude Code

解決策の本文を、できることの列挙から「相談しながら一緒に進められる」という安心感が伝わる書き方に直しました。

ここまでで、ワイヤー原稿.md の全セクションと preview.html が一通り揃いました。

ラリー③の成果:8セクションが全部埋まったワイヤー

無料相談 ① FV 無料相談する ② 課題提起 ③ 解決策 ④ 選ばれる理由 ⑤ 実績 ⑥ 流れ ⑦ FAQ / CTA

ラリー④ 通しで眺めて、全体感を整える

セクションごとの直しが終わったら、最後はページを上から下まで通しで眺めるだけ。細かい文言ではなく、訪問者として一度通読したときの違和感を取りに行きます。

通し読みでよく出る違和感の例

  • FV → 課題 → 解決策の温度差が急(→ 課題と解決の間に一言ブリッジを足す)
  • CTAが最初と最後にしかなく、中盤で離脱しそう(→ 中盤に「無料相談」をもう1個)
  • セクションの切れ目が見えにくく、ずっと同じトーン(→ 背景色を交互に)
preview.htmlを上から下まで縦長で表示した画面。FV、課題提起、解決策、選ばれる理由、実績、流れ、FAQ、最終CTAが縦に連なっている。
preview.htmlを上から下まで通しで見た状態。ここでは個別の文言ではなく、ページ全体の流れだけを確認します。

気になった違和感は、また「ここに〇〇足して」「ここの間に一言ブリッジ入れて」と頼めば直ります。出尽くしたらワイヤーは完成です。

あなた

通しで見た感想。FV → 課題 → 解決策の温度差が急に感じる。あと中盤にCTAがなくて、長いから途中で離脱しそう。
・課題と解決の間に一言ブリッジを足して
・解決策の手前に「無料相談」CTAをもう1個入れて
・セクションの切れ目が分かりづらいから背景色を交互にして

Claude Code

3点とも反映しました。`ワイヤー原稿.md` と `preview.html` 両方を更新したので再読込してください。

あなた

いいね、これでワイヤーは完成。


完成:手元にある2つのファイル

4ラリーを経て、ファイルツリーには次の2つが揃いました。

ワイヤー原稿.md

全セクションの見出し・本文・CTA・画像案

次回のデザイン制作で「原稿」として使う

preview.html

ブラウザで実物大の動きを確認できる

次回のデザイン制作で「下敷き」として使う

💡 実務ではここまでやる
本格的な案件では、ここからFigmaでワイヤーを清書し、クライアントと合意を取ってからデザインに進みます。今回の `preview.html` + `ワイヤー原稿.md` はクライアント前のたたき台として十分使える品質です。

まとめ

今日の学び

要件定義 → LPは1往復

前回の3点が、そのままLPの物語になる。AIに任せれば構成は1往復で出る。

FV深く、残りは「出させて直す」

FVはラリーで作り込む。残りは「同じ要領で」と一気に出させて、HTMLで開いてセクションごとに直す。ここもFVと同じく時間を食う。

最後は通しで眺める

セクションを直したあとは、ページ全体を上から下まで読んで、流れの違和感を最後に整える。

ワイヤーフレームとは、新しい企画を考える工程ではなく、前回の要件定義を「訪問者が読む順番」に並べて、原稿をつける作業です。

次回予告

次回は、この preview.htmlワイヤー原稿.md を土台にして、いよいよ実際のWebデザインを作ります。色・フォント・写真トーンを「AIプロダクトを実運用している会社らしさ」で固めていきます。

「センスがないから無理」と感じる工程ですが、ここもAIにデザインの方針を言語化してもらえば、判断軸を持って進められます。